Hacobu人事の moonです。ウォンテッドリーへの投稿は、かなり久しぶりで緊張しています笑
今回は、Hacobu Strategyのコンサルタントを紹介します!
Hacobuは、MOVOを中心としたSaaSだけではなく、MOVOから得られたデータの活用やそもそもの物流DX戦略を描くコンサルティングサービスも提供しています。
大手コンサルティングファームとは一味違った、Hacobu Strategyならではのコンサルティングの醍醐味や、Hacobu Strategyだからこそ得られるコンサルタントとしての成長について、活躍中のシニアコンサルタント・いわしょーに語ってもらいました。
Hacobu Strategy シニアコンサルタント・いわしょー
<プロフィール>
大学卒業後、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社に入社。海外拠点を巻き込むERP導入支援や、物流企業含む約30社の外部監査(IT全般統制)等のプロジェクトに従事。 様々なプレイヤーの利害関係が絡み合い複雑化する物流業界を全体最適で解決したいと考えて、2022年にHacobuに入社。
コンサルティングファームでの経験を経て、個社最適に留まらない物流の全体最適を目指してHacobuへ
—Hacobuに入社される前は、どのようなことをされていましたか?
大学卒業して、新卒入社でEYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EY S&C)に入社しました。就職前から物流やSCMには興味を持っていて、色々な会社のプロジェクトに参画してSCM・物流全体を変えていけるのではと考えて、コンサルティングファームを選びました。
EY S&Cでは、メーカーのSCM領域におけるERP導入のプロジェクトや、物流改革支援のプロジェクトに参画していました。
—EY S&Cでの経験を経て、何故、転職を考えるようになったのでしょうか?
もっと、個社を超えて、全体をより良く変えていきたいという想いが強くなったからです。
色々なプロジェクトを経験していく中で、それぞれのプロジェクトはとても良い取り組みなのですが、個社最適の側面が強いと考えるようになりました。これをもっと、業界を巻き込んで、他のお客様にも展開することで業界全体を良くしていくことができるのではないかという想いがひしひしと強くなりました。
日本全体を良くしていきたいという視点を持つようになったのだと思います。
世界銀行が発表している世界の物流力ランキング(LPI)というものがありますが、日本はかなり低い順位にいます。また、労働生産性という観点でも同様です。 コンサルティングファームや色々な事業会社は、みんな全力で改善や改革に取り組んでいるのに、こんなに順位が低いのはおかしいと思って。個社の問題を解決することもいいのですが、この順位を上げていくことで日本全体の物流を良くしていければと考えるようになったのだと思います。
—色々な会社がある中で、どうしてHacobuを選ばれたのでしょうか?
個社にとどまらず、全体の物流を変えていけるところということで、色々探していました。
物流全体を変えていくにはどうしたらよいのかと考えたときに、アプローチとしては、建設的な議論が必要、その建設的な議論ができるようになるためにはデータが必要と考えました。そのデータも、1社に閉じているデータではなく様々なプレイヤーのデータが集まっているところはどこだろう? と考えたときに、物流のSaaSを提供している会社だと思って、物流SaaSの会社を見ていました。
Hacobuは、EYが優秀スタートアップとして表彰しているところもあって名前を知っていましたし、バース予約システムで大きくシェアを取っているということでも認知していました。データが必要=シェアを大きくとっているところにはデータが集まっているはずと思い、Hacobuへの興味が強くなっていました。
さらにHacobuはコンサルティング事業も行っていたので、コンサルティングで物流の変革に関われるチャンスがあるというのも決め手の一つでした。
Hacobu Strategyだからこそ得られるコンサルタントとしての成長環境
—Hacobu入社後は、どのようなプロジェクトに参画されましたか?
最初のプロジェクトは、大手製紙メーカーの物流子会社のプロジェクトです。
倉庫業務の改善プロジェクトで、実地調査と実証実験を経て、改善計画を提案するというものでした。プロジェクト責任者をCSO (Chief Strategy Officer) 佐藤健次さんとして、その下にマネージャー1名と私の計3名の体制でした。少人数のプロジェクトだからこそ、色々なことを任せてもらって前職よりもプロジェクトの中での自分の存在感を感じることができました。
また、健次さんが持っているナレッジ、マネージャーの持っているナレッジ、それぞれミックスした成果物を出せたことが面白かったです。自分自身もそれぞれのナレッジややり方を直接吸収することができました。
実施調査や実証実験で、物流の現場にはじめて出ることができたので学びも多かったです。前職だと、システム寄りの話がメインなので本社の方と話す機会は多かったので、実際に物流の現場でどのようなことが行われているかなどを直接触れることができました。現場の方とコミュニケーションすることなどは新鮮でした。
次に深くかかわったのは、宮崎県の農業物流改革のプロジェクトです。
先ほど挙げた製紙物流のプロジェクトで、Strategyで信頼を得られたのだと思います。前回のプロジェクトよりも広い範囲を任されて、自分としてもチャレンジすることができました。プロジェクト内容としては、宮崎県から都市圏への長距離輸送の改善に向けた実態調査と実証実験でしたが、プロジェクトのほぼ全ての工程を実行しました。具体的には営業・提案のフェイズから受注後の社内手続き、実地調査や実証実験の設計や、デリバリーにおけるタスクの設計・進行管理、等々。普通のコンサルティングファームのSCだと与えられたタスクを実行するだけですが、Hacobuでは自分でタスクを決めて実行していくことをいち早く経験できました。
—大手コンサルティングファームと比較すると、Hacobu Strategyはどのような違いがあると思いますか?
組織と、自社のツールを持っている点が、大きく違う点ですね。
組織としては、規模は小さい分、ファミリー感が強いです。シニアコンサルタントとして育ててもらう立場としては、ずっと見てくれていることは心強いです。 前職だと、プール制としてプロジェクト毎に集められるので、毎回プロジェクト内の関係性を一から構築する必要がありました。また、プロジェクト外で私の育成を支援するマネージャーもいましたが、自分の働きを直接見てくれているわけではないので、自分のことをどこまでわかってくれているのだろうかと感じることもありました。 先ほどお話しした、農業物流のプロジェクトで広い範囲を任せてもらえたのは、その前のプロジェクトでの働き方などを直接見てもらえていたからかなと思います。自分のパフォーマンスが直接伝わるし、だからこそ自分としてもより高いパフォーマンスを出すモチベーションにもなっています。
次に、自社のツールを持っている点、即ち自社でデータを持っていることが、コンサルティングファームと明確に違うところです。一般的なコンサルティングファームだと、お客様からデータをもらうしかないし、データがないならSaaSなどを導入してデータを取得するところから始まります。Hacobu なら、自分たちの中で業界や企業を越えたデータを多く持っていて、それを活用したコンサルティングも行える力を持っている点は大きな違いです。
コンサルタントとしての成長環境の観点で考えると、一人のコンサルタントとして、普通のファームと比較して任せられる範囲が広いし、深いと思います。 前職で関わっていたプロジェクトは、数十人規模のプロジェクトの中の1モジュール担当で、与えられたタスクを実行する関わり方でした。Hacobu であれば、組織がまだ小さいからというのはありますが、プロジェクトの全体に主体的に関われるチャンスは多いです。そのチャンスを活かしてチャレンジでき、プロジェクトを通じてスキルやノウハウをCSOやダイレクター、マネージャーから直接指導が得られる機会があると思います。シニアコンサルタントで、これから経験を積んでいく立場としては、小さいところで全体を任せてもらえて経験できた方が、早く成長できてうれしいというのはありますね。
業界を変える、と大きなことを掲げても、ちゃんとコンサルティングをできないといけない。そのスキルセットや視座を叩き込んでもらえる環境があると思います。
全体を巻き込んだ物流の改革を推し進める旗振り役になる
—最後に、今後成し遂げていきたいことを教えてください!
物流のあるべき姿で、フィジカルインターネットというものが提唱されています、それを実現していきたいです。必ずしもフィジカルインターネットが正しいのか、日本の商慣習に合っているのかは精査が必要ですが、業界全体を巻き込んで全てを標準化していくという取り組みは必要で、それを推進していく旗振りをしていきたいです。必要なデータを集める仕組み整えるとか、関係各位の意識を揃えるということを仕掛けていきたいです。これをすることによって、冒頭に触れた物流力ランキングの日本の順位を上げていきたいですね。
自分で言うのもあれですが、自分ほど物流に尖った人は少ないはずです。少なくとも同じ年代ではほぼいないかと。そんな私に課せられたミッションとして、これをやっていきたいですね。
そのためにも、経験を積みながらコンサルタントとして成長していければと思います。
いかがでしょうか?
コンサルタントとしての経験という点では、大手コンサルティングファームと比較するとHacobu Strategyは規模は小さいながらも、だからこそハンズオンでよりお客様により深く関われる、自分のパフォーマンスが直接マネージャーや上司に伝わるといった点が特徴なのかと思います。
また、コンサルティングとしての影響範囲という点では、個社最適ではなく全社最適に影響を及ぼせる点が、一般的なコンサルティングファームと異なるところになります。
ポストコンサルティングの選択肢の一つとして、是非ご参考にしてみてください。