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社内で1人目の“ビジネスデータサイエンティスト” が語るデータサイエンティストとしての新しいキャリアの舞台裏【社員インタビュー】

ハカルス人事の菊本です。今回インタビューしたのは、営業部の高橋さん。新卒で入社した大手鉄鋼メーカーで製鉄所内設備の建設および改造における設計・開発業務に従事。業務を通じて学んだ深層学習や機械学習の領域に、より深い関心をもち、それらの技術を活用したソリューションの開発に携わりたいという思いで3年前にハカルスに入社されました。

データサイエンティストとして活躍していた高橋さんでしたが、今年の1月からは1年間限定でビジネスデータサイエンティストとして働くことに。この決定に至った背景や、ご本人の思いについて聞きました。

趣味は登山、バイク、釣りなど。週末もアクティブに過ごしています

ビジネスデータサイエンティストとは

データサイエンティストの能力を構成する要素は「ビジネス力」「データサイエンス能力」「データエンジニアリング」の3つと言われています。データサイエンティストは、それぞれ特に強い分野を持ち、その強みによって活躍できる場所や場面が変わってきます。

そのうち、ビジネスの領域に強みを持ち、企業の様々な課題をデータと分析力で解決するデータサイエンティストのことを「ビジネスデータサイエンティスト」と呼んでいます。

ハカルスのアドバイザー 滋賀大学の河本教授は、「企業で活躍できるデータサイエンティストを育てたい」と考え、同大学でもビジネスデータサイエンティストの育成に尽力されています。

役立つデータ分析で新たなビジネス価値を創出する 「ビジネスデータサイエンティスト」の育て方|『日本の人事部 HRテクノロジー』
企業を取り巻く環境が変化し続ける中、経営の意思決定や業務改革を通じて新たなビジネス価値を創出するためには何が必要なのでしょうか。大阪ガス株式会社で長年データ分析チームを率い、2018年4月から滋賀大学データサイエンス学部の教授として人材育成に携わる河本薫さんは、ビジネス課題の解決に貢献する「ビジネスデータサイエンティスト」の重要性を説いています。多くの企業がデータを分析・活用して意思決定につ...
https://jinjibu.jp/hrt/article/detl/techtrend/2557/

データサイエンティストとしてのこれまでの業務

菊本 : ハカルスに入社されてから約2年半、去年の12月まではデータサイエンティストとしてどのような業務をされていましたか?

高橋 : 初めの2年はインフラや産業領域のお客様向けに、AIプロジェクトのPoCやシステム開発を行いました。プロジェクトの中で、お客様に直接ヒアリングや提案を行う機会も多くありました。また、お客様の案件だけでなく、自社プロダクトの開発業務にも従事しました。残りの半年は、医療AI案件のシステム開発やWEBアプリ開発なども担当していました。

菊本 : データサイエンティストとして働くのはハカルスが初めてだったと思いますが、職種に対する当初とのギャップみたいなものってありましたか?

高橋 : 仕事内容は、自分が求めていたものそのものでした。社内には自分の他にデータサイエンティストが20名ほど在籍していて、それぞれ異なる専門性やバックグラウンドを持っているメンバーが揃っています。誰と話をしてもその道のプロフェッショナルな話を聞けるのが面白いですし、全体的に技術力も高く、そんな同僚と一緒に仕事をすることは日々刺激になります。

エンジニアやデータサイエンティストとは言っても、1日中事務所でパソコンと向き合っているだけでは仕事は成立しません。お客様へのヒアリングや、営業チームや開発チームなどの社内のメンバーとのディスカッションの時間も仕事をスムーズに進める上ではとても重要です。

お客様がお持ちの課題や困りごとについてのヒアリングと、データサイエンティストとして解決策を模索する仕事、両方に関わることで本当に現場で必要とされているソリューションを提供できているという点にやりがいを感じ、仕事を進めていました。

データサイエンスの能力だけではなく、エンジニアリング能力やプロジェクトマネジメント能力にも定評がある高橋さん。

開発部だけでなく、営業部からの信頼も厚く、営業部隊の強化が会社全体としての重要な鍵となる今期を迎えるにあたり、高橋さんを営業部所属の"ビジネスデータサイエンティスト"に抜擢する声が上がりました。


菊本 : 最初にこの話を聞かれた時は、どう思われましたか?

高橋 : かなり驚きました。特に、営業部所属ということだったので、データサイエンティストとしての分析業務や開発業務が今後できなくなるのでは、と思いました。しかし、今回の抜擢に至った背景として、前職での経験を含めた現場の方とのコミュニケーションやヒアリングのスキルと技術的な専門性を掛け合わせることで、今後、より活躍できるという期待が込められていることを知り、自身の経験やキャリアの可能性を広げられる機会だと考えるようになりました。

でもやっぱり私は開発業務が好きなので、本当はデータサイエンスの仕事がしたいと思っています。なので期限付きでの異動という条件もつけてもらっています笑!

菊本 : 今年の1月から“ビジネスデータサイエンティスト”として活躍されています。この職種に対してどのような解釈を持たれていますか?

高橋 : まだ模索している部分もありますが、「お客様の課題を適切に理解し、HACARUSのアセットの中で対応できるかを判断し、適切な提案を行うこと」が自分に求められていることだと考えています。
私なりの価値を最大限創出し、役割を果たすために、

  • お客様の課題を理解し、適切に紐解くこと
  • HACARUSの持つ技術を広く理解すること
  • データサイエンティストの提案が顧客のためになるかを判断すること
  • 場合によっては、自ら解決方法を探ること

などのことを意識的に行っています。

視座の変化と今後の展望

菊本 : “ビジネスデータサイエンティスト”の業務の中で、新たな気付きはありましたか?

高橋 : ビジネスデータサイエンティストは、他のデータサイエンティストの解析手法等を理解し顧客に説明できる必要があります。そのため、営業部門にいるにも関わらず、むしろこれまでよりも広く技術を知ることができるという点が新たな気付きでした。

菊本 : 最後に今後の目標や目指す姿について教えてください

高橋 : 前職では、機械学習を用いた仕事もしていましたが、研究開発職ではなく、かなり製造現場に近いところで仕事をしていました。その頃から強く感じていたのは、本当に現場で使えて効果の出せる仕事をしないと、自己満足止まりになってしまうこと。現場に近いところで働いた経験とHACARUSで学んだデータサイエンスのスキルを掛け合わせて、お客様の課題を解決し、社会をより良くできるような仕事をしていきたいと考えています。また、将来データサイエンティストとして働く上でも今の経験は必ず役に立つと考えているので、前向きに取り組んでいこうと考えています。

どんなときも前向きに、周りに良い影響を与えながら仕事をしている姿が印象的な高橋さん。今後の活躍に期待大です☆

取締役CBO 染田さんから高橋さんへ一言 :
技術とお客様の業務の課題解決の架け橋となるビジネスデータサイエンティストという役割は、お客様が AI を現場に導入し活用いただく上で非常に重要だと考えています。まだまだ世に生まれたばかりの新しいロールモデルですが、大介さんのガッツと経験と HACARUS で培った技術で新しい道を切り拓いていただけると期待しています!

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コンサルティングセールス
経営視点で営業部の全体統括 / COO候補を募集します @京都・東京
ハカルスは人工知能を使ったデータ解析サービスを提供する京都発のベンチャー企業です。 わたしたちのAIは「人と共生する知能」を目指しています。 ハカルスの人工知能は、現在の主流であるディープラーニングとは異なる手法(スパースモデリング)を採用することで、「軽量で」「安全で」「人間が理解可能な」ソリューションを提供しています。医療分野・産業分野が、わたしたちが注力している分野になります。 ハカルスの提供するサービスについての詳しい情報はこちらのブログも併せてご覧ください。 『製品としてのAIについて考える〜先端技術を扱うセールス/事業開発担当者を目指す人へ〜』 https://www.wantedly.com/companies/hacarus/post_articles/131448 ⚫️ハカルスの技術ができること --- 産業分野でのAIソリューション 産業分野では、生産ラインにおける廃棄を最小限に減らすため、欠陥を直ちに検知し、改善することが求められます。ハカルスのAIソリューションを導入することで、原因の特定を早くし、欠陥を最小限にとどめるための対応を可能にしています。 すでに、太陽光パネルのホットスポット検知や、建物のメンテナンスなどの事例があります。 ・事例:ドローン画像を用いた建造物のヒビ割れ検知の実例(株式会社アイ・ロボティクス) https://hacarus.com/ja/ai-solutions/case-study-irobotics/?ctxt=solutions --- AIベースの画像・動画解析 大規模商業施設など、人が多い場所に置いて、来客数や顧客の行動を細かく観察し、データを取るのは難しいことです。ハカルスが提供する画像・動画解析技術を使うことで、細かな人間の行動を検知し、来客数や未来の訪問者数の予測を行うことができます。この技術を応用することで、設備監視、侵入検知、不具合検知など、幅広い応用の可能性があります。 デモを用意していますので、気になる方は、ぜひ面談の際などにお見せします! --- 臨床研究・診断・治療支援AIソリューション ヘルスケアにまつわる分野は、ハカルスが創業当初から関わってきた得意分野です。ハカルスが得意な「少量データから」分析が可能な技術を用いて、血圧、心拍数、活動レベルから、脳のCTやMRIに及ぶデータを活用し、診断の支援に役立てることができます。現在、大手の国際的製薬会社と共同での実証実験のプロジェクトを進めています。 --- 組み込み・FPGA低消費電力AIソリューション ハカルスのAIソリューションの特徴は、低コンピューティングリソース・低消費電力でも作動が可能なことです。この特徴から、FPGAチップを使用して、カメラ、ルータ、産業機器などのデバイスに簡単に組み込むための開発を進めています。また、組み込み機器への導入も進めており、現在はルータの製造企業との共同開発を行っています。
株式会社HACARUS
セールスコンサルタント
AI企業 / 経営陣直下で働く!法人営業職 ・セールスコンサルタント
HACARUSは製造業、建築・土木、インフラ領域に AI をコアにした製品・ソリューションを提供している会社です。 ◉事業領域と提供サービス ■ 製造業 ・外観検査 ロボット、照明、カメラと AI を組み合わせた製品「HACARUS Check」を提供しています。複雑な形状の自動車部品の検査など、これまでの検査装置では自動化が難しかった領域に導入を進めています。 ・予知保全 工作機械をはじめとする FA 機器から収集される各種センサーデータに基づいた設備の予知保全を AI で行うことで、より生産性の高いスマートファクトリの実現に機器メーカ様と取り組んでいます。 ■インフラ ・地中探査 簡便で精度の高い地中埋設物の検査手法が、建設現場や鉄道施設などの現場で求められています。HACARUSでは地中レーダの画像から地中の埋設物の位置を確認するための AI を開発しています。 ◉HACARUSの技術の特徴 ・ビッグデータ不要 AIと聞くとディープラーニング、ビッグデータというキーワードを思い浮かべる人は多いでしょう。しかし「検討したものの、ビッグデータを集められない」とAIの利用を断念したという課題も耳にします。スパースモデリングなら、少量データでも高精度の成果を得られます。ビッグデータがないからとあきらめる必要はありません。 ・「その結論に至った理由」が解釈できる ビジネスであれ、医療であれ「なぜそうなったか」を説明できることはとても大切です。しかし、ディープラーニングを活用したAIでは「結果が出るが、なぜそうなったか」を説明できません。スパースモデリングなら、その根拠もフィードバックします。「知」が見える化されることで、応用も期待できます。 ・高速かつ低消費電力 ビッグデータを扱うAIは、膨大なデータ処理のための高性能システムが必要で、電力消費も多く、気軽にできるものではありません。 HACARUSのAIは、少ないデータの取り扱いで済むため低負荷です。クラウドベースとオンプレミスともに提供実績があります。
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