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「お客様と二人三脚のプロジェクトで、古い業務システムを刷新!」 プロジェクトストーリー

OVERVIEW

長年使用している業務システムは、突然サポートが終了してしまうケースが少なくありません。 大手外食チェーンを経営するガルフネットのお客様も、会社の根幹を支えるシステムのサポート終了が決まり、システムの刷新を余儀なくされました。
しかし、使用していたシステムがあまりにも古かったため、設計書などの資料が足りません。刷新するにもどんな機能や仕組みが必要なのか、どんなシステムであれば代替できるのか、お客様もわからない状況でした。
ガルフネットはお客様からの相談を受けて、システム刷新の中心ベンダーとしてこのプロジェクトに参加することに。既存システムの解析・調査、関連するベンダーとの調整など、 難題が山積みです。
ガルフネットはどのようにして、難しいプロジェクトを遂行したのでしょうか。当時のエピソードをプロジェクトメンバーに語ってもらいました。

古いシステムには、サポートの終了リスクが常にある

当初は最新のシステムを導入していても、時が経てばやがてシステムは古くなり、サポートが終了する懸念があります。
古ければ古いほど、その仕組みを知るエンジニアは少なくなり、新システムへの入替は簡単ではありません。
ガルフネットにも、旧システムについて知識を持っている人がいない中で、プロジェクトは立ち上がりました。


Aさん

お客様が利用している古い業務システムの終了が決まったので、最初は現状分析やシステム解析から相談されました。
終了するシステムは仕様書などがない上に、20年前の古い言語を使ったシステム。まずはデータ連携の再構築や、引き継がなければならない機能の精査などが急務でした。
ガルフネットは、このプロジェクトの要となって参画することになりました。関連する企業は7社にもなり、総額十数億円にも及ぶ一大プロジェクトです。
対象は『勤怠』『発注』と大きく2つのシステムでしたが、それぞれのシステムをどう移行させるか、どこまでを運用でカバーするか…。大きな方針をお客様と協議するところから、1年半がかりのプロジェクトはスタートしました。

チーム一丸となって、新システムの入替へ

多くのベンダーが絡む業務システムを動かすには、入念に業務システムを設計しなくてはなりません。
システムを動かすインフラの選定や、ネットワークの設計も重要な課題です。
システム稼働に向けて、プロジェクトがスタート!それぞれの担当エンジニアが作業に着手しました。

Kさん

新しい業務システムと連携するには、自社の業務サーバからも連携できるように、業務サーバ自体をリプレイスする必要がありました。そこで、サーバを稼働させる土台として、自社のデータセンター内にお客様専用の新しいネットワークを構築することに。ところが、お客様のネットワーク環境は、別のベンダーが管理していました。そのため管理ベンダーに詳細をヒアリングしながら、ネットワークを設計することになりました。認識のズレがないように、お客様や管理ベンダーと何度も打ち合わせを重ねて、ようやく無事に自社データセンターとお客様拠点をネットワークで接続できました。

Mさん

移行対象のシステムには、商品系システムと勤怠系システムが含まれていました。私は商品チームのお客様フロントと、内部の工数管理や週次報告などのマネジメント業務の担当です。こちらは勤怠チームほど規模が大きくなかったので、本社のプロジェクトメンバーだけで要件定義から本番導入まで完結できたのはよかったですね。

Hさん

私は、勤怠チームのお客様フロントを担当しました。勤怠機能の設計や仕様調整、開発したプログラムの受入検証、他システムとの結合試験、それから他ベンダーとの仕様調整やお客様への対応など、幅広く携わることになりました。

Wさん

業務システムの入替で重要だったのは、DBサーバの信頼性でした。当初の要件では、今後の機能拡張に備えて高いDB性能が求められたので、NVMeストレージや広帯域対応のNICなどのハードウェアを選定しました。また、DBサーバの耐障害性を高めるために、クラスタ化ツールや関連ミドルウェアのチューニングを行いました。


新システム入替に向け開発を進める中、コロナ禍も始まった

大規模な業務システムであるほど、関連するベンダーを取りまとめてのプロジェクト遂行は容易ではありません。大きな方針変更があった際の苦労や、コロナ禍ならではの苦労話を伺いました。

Mさん

当初進めていた要件定義の内容から、大きな方針変更があったんです。そのためスケジュールを調整したり、予算内で要件を満たすために仕様を再検討したり…。さらに要件定義のやり直しから、ドキュメントの作り直しまで発生したのは、正直大変でした。
そんな中でも、プロジェクトメンバーが柔軟に対応してくれて、スケジュール通りに進めることができたのはありがたかったです。

Kさん

複数のベンダーが参画する大型プロジェクトだったので、進捗管理や工数調整には苦労しました。
立ち上がりは現行システムの機能把握から着手したのですが、膨大なソースコードで構築されたシステムだったため、完全解析は断念。お客様や協力ベンダーも巻き込んで、一から新たに仕様を起こして作り上げたんです。
過渡期がちょうどコロナ禍のピークのタイミングで、対面の面談が禁止になってしまい、WEB会議でお客様と打ち合わせをしました。午前1回、午後2回の要件定義、終わってから社内の各チームとミーティングと、相当の回数をこなしましたよ。
コロナ禍で在宅勤務になったのですが、WEB会議中に近所の道路工事が始まって、全く会議内容が聞こえなかったこともあります(笑)。家族がストリーミング動画を見続けてインターネット回線を占有したために、打ち合わせ中に会議の映像が乱れてしまったことも。そんな在宅勤務ならではの苦労もありましたね。

新システムへの入替が成功!プロジェクトは次のステップへ

メンバーの奮闘により、旧業務システムからの入替は無事に終了!
会社として、自分の成長として、次にどう活かしたいか展望を語ってもらいました。

Aさん

営業フロントとして、お客様との調整はもちろん、各ベンダーを交えた週次ミーティングにも積極的に参加して、プロジェクトを進めました。大きなプロジェクトだけに社内の関係部門も多岐に渡っていて、さまざまな部門を横断しながら調整するのはかなり大変でした。でも、それが自分の成長に大きくつながったと感じています。
プロジェクトとしては成功しましたが、ガルフネットとしてはまだまだお客様に貢献できるところがあるはず。今後も積極的に提案を進めていきたいですね。

Hさん

ここまで大きなプロジェクトを担当する機会は今までなかったので、さまざまな苦労があったのですが、とても良い経験になりました。
特に勤怠チームのフロント担当になったことで、直接お客様と会話する機会が多かったのが収穫です。お客様の視点に立って物事を考えることが大切だと、改めて学ばせていただきました。 この経験を、ぜひ今後にも活かしていきたいと思います!

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