グラスト(以下、GRUST)では業界経験の有無問わず、様々なバックグラウンドを持ったメンバーがゼロからキャリアをスタートし、スキルの幅を広げ、自身の新たな可能性を広げていくことができる環境があります。
そこで今回は、「未経験者を育てる」をキーワードにした新人研修の組み立てを行い、さらに今後のGRUSTの社内研修や教育体制をも見据えてアクションを取り続けている人事広報部リーダーの松澤に、GRUST入社の経緯や現在の仕事内容、また今後の展望について語ってもらいました。
塾講師から人事へ転職。GRUSTなら熱量を持って働ける環境があると感じた
―― あらためて、松澤さんのこれまでのキャリア遍歴を教えて下さい。
もともと学生時代から教員に憧れがあり、先生になりたいと思っていました。ただ、まずは社会経験を身につけるべきだと思っていたため、民間の企業で教える仕事をしようと思い、塾講師への道へ進みます。
そして一人ひとりにフォーカスした授業であったり、事業としての面白さに惹かれていき、その後は教室長、フランチャイズの営業、スーパーバイザー、さらには役員になり、最終的には取締役を務めるまでに至りまして、前職では様々なことを経験してきました。
そして役職が上がっていっても、週に1回は授業を担当するということは続けていたのですが、生徒たちが高校に進学したり、大学に進学したりという成長を見届けることはできても、最終的に学校を卒業して就職した後の成長に関わることが、当然ながらできなかったんですね。
そこで社会人の成長にも関われるようになりたいと思うようになり、人材業界に興味を持ち、その中でも特に社内向けの研修などに携われる人事職に就きたいと思うようになったことが、転職のキッカケでした。
―― そこから実際にGRUSTに転職をしようと思った背景や決め手を教えて下さい。
人事職での求人を探していたのですが、人事未経験でしたから、なかなか条件に合う企業がなかったんですね。そんな中、経験の有無を問わずに募集をしていたのがGRUSTでした。
コーポレートサイトなどを見ていて抱いたGRUSTの最初の印象としては、若くて、働く空間もメンバーもオシャレだなということでした。そして面接を受けて実際にGRUSTのことを知っていくと、印象通りオシャレであったのですが、働くみんなの熱量がすごいなとも感じました。
会社組織には部長やリーダーなど、それぞれのポジションがあるわけですが、GRUSTのみんなは自分のポジションに求められる役割を正しく理解し、その役割に対してどうアプローチしていくべきかを、一人ひとりがしっかりと語れるんですね。
たとえば部長ならどう営業戦略を立てて事業を推進していくか、リーダーなら部下の育成をどう進めていくか、一般メンバーなら自分が向き合わなければいけない業務に対してどう行動すべきかを、それぞれが適切に語ることができるのは素晴らしいなと。
私自身も事業をいかに加速させていくかを考えて働きたいと思っていましたので、同じような想いを持った人たちが集まる、パッションを持って働ける環境があることにとても惹かれました。
そして代表の井尾からは「今後、GRUSTはまだまだ人が増えます。ただ社員を増やすのではなく、能力を引き出すために、もっと社内研修や教育に力を入れていきたい」というお話をいただきました。それであれば私自身のこれまでの経験も活かせると感じ、GRUSTに入社することを決意しました。
―― 現在どのような業務を担当されているのか教えて下さい。
人事広報部のリーダーとして、採用から新人研修、また新入社員に対する初期面談などを担当しています。
新人研修に関しては、もともと展開していた研修があったのですが、内容が慣例的なものであったり、資料も数年前に作成されたものを使い続けている状況であったため、いまのGRUSTにとってあるべき新人研修の姿とは何かを考え、資料のアップデート含め、あらためて研修制度の再構築を行ってきました。
「未経験者を育てる」がキーワード。より良いスタートダッシュが切れる研修を目指して
―― GRUSTの新人研修がどういったものなのか教えて下さい。
GRUSTは業界未経験で転職されてくる方も多いため、新人研修は「未経験者を育てる」ということがキーワードとしてあります。
そこでまずはGRUSTのことを知ってもらう自社研修を行なっています。自社研修では、GRUSTのビジョンやミッション、またいままでに会社としてどういった軌跡を辿ってきたのかを伝え、そうしたことを把握した上でチームにジョインしてもらい、現場メンバーと馴染みやすくなるキッカケづくりをテーマにしています。
そして2〜3週間経つと、より実務的な研修が必要になってくるため、基礎的な理解を深めてもらうべく人材業界研修というものを実施します。人材業界研修では、人材業界で働く上で必要なマインドセットから業界の仕組み、また業務フローモデルなども説明し、さらに人材業界は労務知識も必要ですから、労働法や派遣法の最新トレンドも含め、レクチャーしていきます。
その後、現場での実務研修を進めてもらうという形で、入社して最初の1ヶ月のスタートダッシュを切れるよう、よりスムーズに業務を始められるようにするための研修になっています。
―― どういったことを意識して、新人研修に取り組まれていますか?
未経験者であっても、しっかりと理解できるかどうかを意識しています。やはり人材業界の経験が長いと、「これは知っていて当然だよね」というバイアスが生まれてしまいかねません。そのため、研修においても未経験者に対してどこが入り口となるのかを見誤ってしまう可能性があるわけです。
そこで私自身、人材業界は未経験でしたから、研修内容を組み立てる際も、また実際に研修を行う上でも、未経験者と同じ目線に立つということを大切にしています。
また、相手目線で伝えるということも意識しています。そもそも講義や研修の目的は、受け手に何かしらの学びや気づきを持ち帰ってもらうことです。
そのため、研修の受講者のモチベーションが上がったり、インプットした知識によって今後の生産性が高まるといった結果が出ることが望ましいため、いかにそういった個人の成長に繋がるものにするかということを大切にしています。
―― 新人研修を進めていったことで、嬉しかったことややりがいに感じたことは何かありますか?
研修だけの成果ではなく、現場のサポートや本人の努力があってこそではありますが、やはり研修を受けた新入社員が成果を出していく姿を見るのは嬉しく、やりがいに感じます。
また、もともと講師の仕事をしていたときは、生徒がこう成長するだろうといったシナリオをつくって接することが多かったのですが、そのシナリオを脱却して、イメージよりも成長しているとき、イメージと違う成長をしているときは、個々の可能性を見れて非常に楽しく思います。
そして、研修に答えはなく、新しく入ってくるメンバーそれぞれに合わせて変えていく必要があり、常にトライアンドエラーの繰り返しなんですね。
さらに育成というのは1つの目線で行うべきではないと考えています。実際、働いていると必ずしも良いことばかりではなく、失敗することもあれば、モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。そうしたときに多角的にそのメンバーをサポートすることが大切で、社員のポテンシャルを高めていく一角を人事として担えればと思い、日々取り組んでいます。
自身の新しい可能性を見出せる環境がここにある。未経験であっても安心して飛び込んでほしい
―― あらためてGRUSTに入社して良かったと思うことは何かありますか?
自分の可能性を広げられたことです。研修のキーワードは「未経験者を育てる」とお話しましたが、私自身未経験でありながら、人事としての業務を与えてもらえていることに非常に感謝しています。
そして、未経験者であっても活躍できる場があるのは、GRUSTの一人ひとりがまわりのメンバーをしっかりとフォローできる視野の広さと優しさを持っているからで、そういった環境で働けることがとてもうれしく思っています。
―― 松澤さんにとって、GRUSTはどんな会社ですか?
GRUSTの理念にもある通り、成長と信頼がキーワードの会社だなと思いますし、可能性に満ち溢れている会社です。
未経験の人材でも役割があって活躍できる環境があり、定量的にも定性的にも評価してくれる会社。特に定性的に評価してくれるというのは、仕組みとして持っている会社は少ないのではと思うんですね。
しかしGRUSTでは、バイアスがかからずに多方面から評価できるよう、上司からの振り返りだけでなく、チーム内での匿名評価など、定性的な評価も大切にしています。
そういった他者からの評価を通じて、自分でも気づいていなかった自身の新しい可能性を見出すことができますし、働く上でのモチベーションにも繋がっていくため、日々やりがいを持って働ける会社だなと思っています。
―― 最後に松澤さんの今後の展望を、また求職者の方へのメッセージとあわせて教えて下さい。
これまでは、いまのGRUSTに必要な新人研修とは何かを考え、取り組んできましたが、今後は階層別研修の組み立てにも取り組んでいきたいと考えています。
そこで、マネージャー陣とも連携を取り、リーダー職やマネージャー職に対してどういった研修が必要なのかを考え、GRUSTに研修の文化をつくっていきたいと考えています。
そして求職者のみなさんにとって、新しい業界、業種に飛び込んで挑戦するということは、期待と同じくらい不安もあると思います。しかしGRUSTでは今回お伝えした通り、未経験の方をサポートする体制、研修を構築しているため、ぜひ安心して飛び込んで頂き、会社と一緒に成長していっていただければ嬉しいです。