数多くのヒットタイトルを配信してきたグリーのゲーム事業。特に世界初のモバイルソーシャルゲームであり、15年以上も続く『釣り★スタ』は、いまなお多くのユーザーにご愛顧いただいているタイトルです。
「ゲーム業界だけでなく、エンジニアとして長く活躍したいという方に向いている環境がここにある」そう語るのは、釣りスタ エンジニアチーム マネージャーを務める西村さんです。
学生時代からゲーム業界でアルバイトをし、卒業後も様々なゲーム会社を渡り歩いてきた西村さんが最終的に選んだのがグリーでした。
そこで今回は西村さんに、グリーを選んだ理由、また歴史あるタイトルの開発に携わる面白さやグリーの開発文化などについてお話いただきました。
学生時代からゲーム開発に携わり、様々なゲーム会社を経験。成長ややりがいを強く感じられるのがグリーだった
―― まずは西村さんのこれまでのキャリア遍歴を教えていただけますか?
ゲームの道に進もうと決めたのは、大学時代のときでした。当時はスマホゲームが流行り始めたときで、友人らと「自分たちでもゲームをつくってみよう」と話していたことがキッカケでした。
ただ、当時はまだゲームをつくれる技術力を持っていなかったため、それであればゲーム会社でアルバイトをして、仕事でゲームをつくる経験を積もうと考えました。
実際にアルバイトを通じてゲーム開発に携わる中で、たとえば声優の方の収録現場を見学させてもらったり、エンジニアリング以外にも様々な方々と一緒にゲームをつくっていく華やかな一面に触れて、ゲームづくりの道に進むことを決めました。
大学卒業後は、様々なゲーム会社にてゲーム開発に携わり、サーバーサイドエンジニアとしてのキャリアを歩んできました。
―― グリーに転職された経緯や決め手は何だったのでしょうか。
2018年にグリーに転職をしたのですが、実はその前にも一度派遣社員としてグリーで働いたことがありました。そのとき感じたのが、グリーの働きやすさです。
まずスキルアップできる環境がグリーにはあると感じました。働いている皆さんもいい人たちばかりで、技術力が優れている方が多く集まっています。
そのため、技術面で知らないことがあればいろいろと教えていただけましたし、持っているスキルや技術を共有してチームとして高め合っていく文化があると感じ、ここであれば自分がより成長できるチャンスがあると思いました。
さらに上長もタスクを振って終わりというのではなく、1on1でプライベートの話含め、メンバー個々がどういった興味関心を持っているのか、それをもとにどういった業務が向いているのかなど、個人を尊重した仕事のアサインをしてくれます。
その後もいろいろなゲーム会社を経験しましたが、グリーで働いていたときが一番成長ややりがいを実感しましたし、そうしたグリーの働きやすい環境でもう一度働きたいと思ったことが転職を決めた理由でした。
―― 実際にグリーに転職してみて、いかがでしたか?
あらためて、やりがいを強く感じられる会社だと思いました。エンジニア定例会などコミュニケーションを取る機会も意図的に設定しているため、困っていることを相談したり、技術の話をしたりと会話も多く、安心して働ける環境です。
また、期待以上だったのは、人事評価です。エンジニア視点だけでなく、事業視点など様々な観点から評価をしてもらえます。
さらにフィードバックも直属の上司だけでなく、部長からも返ってきたりと、一人ひとりをしっかりと見た評価というのは嬉しいですし、納得感のある評価が得られます。そして評価がしっかりと給与にも反映されるため、モチベーションにも繋がっていて、あらためて働きやすい環境だと思いました。
常にゲームを届けることが使命。歴史あるタイトルだからこそ、読み応えのあるコードを改修していくのが面白い
―― 前職までの環境と比べて、「これはグリーならでは」と感じる開発文化はありますか?
他社はメンテナンス期間中でユーザーがゲームをプレイできないということもありますが、グリーのゲームは基本的に止まりません。常にゲームを届けることが大きな使命ですし、ゲームを動かし続けながら次のイベントをどう組み込んでいくかを考えるのは、グリーならではの開発文化です。
また各社、多くのユーザーが快適に遊べるようにレスポンスタイムを気にすると思いますが、グリーでは他タイトルと横並びでレスポンスタイムを比べたり、他タイトルのチームと情報交換を行うなど、レスポンスタイムを改善するためにボトルネックになっている部分をどう解消するかしっかり議論するのも、グリーに入って印象的だったポイントでした。
―― データドリブンで意思決定されるなど、エンジニアも数字意識を持って開発に取り組んでいるそうですが、具体的にはどのように進められているのでしょうか?
様々なシーンで数字意識を持って取り組んでいますが、たとえばエンジニアであっても、導線設計によってユーザーの動きがどう変わるのかを見たりもします。過去にも他イベントへの導線設計をエンジニア側で考えて行い、他イベントの遷移数が5倍になったケースもありました。
また、負荷対応に関しても、どれくらいクエリ発行数が増えるか、そのときにサーバー台数はどうあるべきかなどを感覚ベースではなくデータに基づいて確認して進めています。
やはり、常にゲームを届けるという使命を果たすために、ロジカルな意思決定と万全なレビュー体制があるのがグリーの開発文化の大きな特徴だと思います。
―― 歴史あるサービスの開発に携わる面白さは何かありますか?
『釣り★スタ』も15年以上続いているタイトルのため、コードを見ているといままでのエンジニアの方々の積み重ねが見えてきます。そして、どういったところが苦労したのかなど、当時の開発者のコメントが残っていたりもするんですね。
綺麗にまとまっているコードもあれば、まとまっていないところもあり、そうした読み応えのあるコードを自分で改修していくというのは、非常に面白さを感じる部分ですし、コードの読み書きが好きな方は楽しく働ける環境だと思います。
サポートし合う文化があるからこそ、理想のキャリアを描ける環境がここにある
―― 現在、エンジニアチームのマネージャーを務められていますが、マネージャーとしてやりがいを感じる部分はどういったところにありますか?
求められている成果に対して、チームとしてどのように成果最大化を図れるかを考えることは、マネージャーとしてやりがいを感じる部分です。やはり、個人でできることには限界がありますし、モチベーションも人それぞれ。
たとえばタイトルに愛着があって長く続けたいというメンバーもいれば、新しいコラボ企画であったり、新規改修をやりたいなど好奇心が強いメンバーがいたりと様々です。
そこでどういったことをやりたいのか、どういったスキルを身に着けたいのかなど、一人ひとりが能力を最大限発揮できるよう、それぞれの適性を見極めて仕事をアサインします。その結果、チーム全体でモチベーション高く、パフォーマンスを最大限発揮できるよう動けますし、私自身そこに面白さを感じています。
―― マネージャーとしての今後の展望を教えてください。
他のメンバーが成長できるようサポートしていくことが、マネージャーとしての役割だと考えています。そのため、一緒に働いているメンバーがどれだけスキルを伸ばせるかに尽力していきたいと思っていますし、チームの成長が私自身の成長に繋がると思っています。
そしてエンジニアチームだけでなく、自分自身の動きで他チーム、さらには事業全体の成長に寄与できるようになっていきたいです。
―― 最後に求職者の方へメッセージをお願いします。
グリーには、「個人ができることには限界がある、だからこそチームで仕事をしているのだ」というカルチャーが引き継がれています。
部全体で「人を大事にする」「お互いを尊重し合おう」といった意識がありますし、描いているキャリアに対してマネージャーはもちろん、他メンバーもサポートしてくれる体制がグリーにはあります。
何かしらやりたいことがあったり、自分はこういうキャリアを歩みたいと考えている方にとって、理想的な働き方ができる会社ですので、ぜひ飛び込んできてほしいなと思います。
また、現時点でやりたいことが明確にないという方であっても、エンジニアとしての可能性を広げられる機会が多くあるため、尻込みする必要はありません。
グリーには様々なチームがあり、いろいろな情報を知る機会があります。マネージャー陣もメンバーに対しては担当するタイトルだけでなく、様々な分野で活躍できるエンジニアになってほしいというマインドです。ゲーム業界だけでなく、エンジニアとして長く活躍したいという方に向いている環境です。
そしてスペシャリストを目指していく道、マネージャーを目指していく道、どちらの場合もしっかりと評価してもらえる評価制度が整っています。また、エンジニアであっても企画チームと一緒になってイベントのアイデア出しを行ったりと、コーディング以外でも携われる部分が多いので、裁量を持って楽しく働きたいという方は、ぜひ一度話を聞きに来てください。