リモートワークが中心になってから、カメラブでは朝礼やMTG、1on1をおこなうチームが目立つようになりました。アイスブレイクで笑い声が飛び交う時間がある一方、部署を超えたスタッフ同士の交流は減ってしまいました。カメラブは毎月のように新しいスタッフが入社していることもあり、部署関係なく気軽に雑談や交流ができる機会をつくりたいと考えていました。
そこで、カメラレンタルや撮影体験を提供するカメラブならではのコミュニケーションとして2020年から「オンラインフォトランチ」の月一開催が決定しました。テーマに沿った写真を発表して、ランチをしながら雑談する取り組みです。
・メンバーの顔と名前が一致するようになり、気軽に連絡しやすくなった
・会社の空気感が伝わり、大人数が揃って生まれる一体感があると改めて思えた
・見せる機会があると撮るモチベーションができて、撮影が楽しみになった
・写真がうまい人が多いと改めて感じたけど、気が付いたら写真の腕前がちょっと上達していた
参加したメンバーから好評の「オンラインフォトランチ」。過去に発表された写真を振り返りながら、「初心者が参加しても大丈夫か」と不安を抱きつつも、採用広報の坂下が1月におこなわれたフォトランチに参加しました。
写真のクオリティがとにかく高い、時には大喜利に発展!?
過去アーカイブを覗いてみると、素敵な写真たちが並びます。
記念すべき第1回目のテーマは「時計」でした。壁掛けの時計やデジタル時計、砂時計。何一つ同じ写真がない、それぞれの工夫や性格が出ている写真達。その中でも目を引く一枚が、赤く光るリンゴの写真。
商品名を想起する「Apple Watch」と名づけられたタイトルに対して、リンゴ(Apple)を見つめる(Watch)写真。
撮影者「背景に時計があるのも拘りなんですよ。」
どこから突っ込んだらよいか分からない写真と、ネタのクオリティに、この後発表した人を気の毒に思ったのでした。
指名を受けた人が次回のテーマを決定します。第二回のテーマは「帰り道」。これはまた、ドラマが生まれそうな予感です。
シャッタースピードを調整して撮った、帰宅時間に走る電車。キレイな曲線とスピード感が切り取られている、写真が持つ力を感じさせる印象的な一枚です。
第二回目の「オンラインフォトランチ」には、プロカメラマンとして活躍する方も参加。
ぐうの音も出ない、映画のワンシーンともとれる写真。モデルを用意したのでしょうか。
第3回テーマ「文字」も、写真ストックサイトで購入するレベルの写真が沢山ありました。
「オンラインフォトランチ」に参加するのを辞めようかなと思いながら、過去のテーマ「本」、「手」、「夏野菜」、「再開」、「手料理」、「夏休み」、「好き」、「地面」と写真を見ていきました。
テーマ「赤」にちなんで、かわいいお子さんが母親を赤鬼にするシーンにほっこり。
タイトル「切実」。
あの「Apple Watch」を生み出したこの方はやはり、タイトルだけで訴えてきます。
写真を見ているだけで楽しく、あっという間に時間が経ちます。こんな写真が撮れるようになったらそれはそれは楽しいだろうなと、夢が膨らみます。(テーマ:「涼しい物」)
テーマ「夏の雲と●●」は撮影者の個性が爆発。どれも爽やかな風や雰囲気が感じられる素敵な作品です。写真って素敵ですね。
カメラ初心者も参加の「オンラインフォトランチ」、玉砕するかと思いきや……
第22回テーマ「正月」に満を持して参加を決め、きたる時を待ちます。
指定されたフォルダには参加者の写真が集まります。テーマに対して、「これは何だろう?」と思う写真もあり、説明を聞くのが楽しみです。
まさに「これは何だろう」と思った一枚。甥っ子のピアノ発表会で感動したので正月にピアノを購入したのだとか。
「今年中にアンパンマンマーチを弾くのが目標です。」
結構難易度高いですね!とメンバーに突っ込まれながら和やかに、そして思った以上にゆるい雰囲気で会がスタートしました。
私はお正月はずっと家で仕事をしていたので、提出できる写真選びに大変苦戦しました。大喜利もできないし、写真もうまくない……
仕事をしていたなら仕事のネタしかないと、諦めと共に、そのとき読んでいたビジネス雑誌の1ページ「メタバース」のページを収納しました。
緊張をしながら「今メタバースの勉強をしているのでこちらを選びました……」おずおずと発言し、沈黙に玉砕するかと思いきや、思いのほか会話ははずみ、メタバース談義に。これは何を言っても大丈夫だという空気がそこにはありました。
「カメラフォトランチ」は写真を評価する場ではなく、あくまで会話や交流のネタとして写真を使っていると気が付き、救われた気分になりました。カメラブには私のようにカメラ初心者の方が思った以上に在籍しており、フォトランチをきっかけに写真に興味をもったり、上達した人もいます。
たしかに自分の写真をきっかけに話が弾んだり、一度でも自分の写真が注目されるのは貴重な体験です。
他にも、子供たちがかるたをしている写真や、正月飾りといった、テーマ「お正月」にちなんだ写真が沢山紹介されていました。
カメラブ代表高坂さんの家では毎年おせちを用意するそうで、家族でおこなう恒例行事や食卓を囲んだ会話など、家族の話が聞けました。写真を通じたストーリーからはその人の生活やキャラクターも垣間見れます。
気が付けば1時間が経過、普段真剣に仕事をしているカメラブメンバーとは違う一面を知ることができました。初参加の人はテーマ決めの権限をいただけるようで、私が2月のテーマを決めることになりました。
テーマは迷うことなく、バレンタインシーズンにあわせて「甘い物」を選びました。なんだか面白い話が聞ける予感がします。
スマホの写真でも、素人写真でも、温かく受け入れてくれる、話すきっかけや趣味嗜好が知れる「オンラインフォトランチ」はカメラ関連サービスを提供している会社でなくても楽しめそうです。
仕事以外のコミュニケーションによってメンバーの新しい一面が見えて気晴らしにもなる、自由参加で気軽に交流ができる「オンラインフォトランチ」に今後も定期的に顔を出していきたいと思います。