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【新卒研修レポート】アウトプットにフォーカスした研修内容とは?

みなさんこんにちは!GMOリサーチの中村です。
GMOリサーチでは、4/17〜4/21の1週間、新卒入社者向けに人事研修が開催されました。
ここ最近コロナウイルスが落ち着き始め、今回はオフライン開催での研修!

この研修では何が行われたのか?早速見ていきましょう!

1.初開催の新卒研修

今回の研修は、人事総務の大河原さん主導の下、地域No.1採用枠として入社された7名の新しい仲間が参加しました。
今年は「新卒年収710万円プログラム」と「地域No.1採用」の2枠で新卒パートナーが入社され、4/17〜4/21の期間は「新卒年収710万円プログラム」はGMOインターネットグループが主体となり新卒研修が行われました。
一方「地域No.1採用枠」は各グループ会社毎に時間を使うことができたため、大河原さん中心に新卒研修が企画されたということです。
※GMOリサーチでは、社員のことを「仲間」「パートナー」と呼んでいます。

約1週間の研修は以下のように行われました。

4/17
  午後:課題図書と事前課題の共有、課題図書の読み込みおよび事前課題の回答まとめ
4/18
  午前:事前課題の個人発表、全体でのディスカッション
  午後:ロジカルシンキング説明、ロジックツリー作成(個人→全体)
4/19
  午前:ロジックツリー作成(個人→全体)
  午後:ロジックツリー作成(個人→全体)
4/20
  午前:プレゼンの目的、プレゼン資料作成の基本ルール説明
  午後:プレゼン資料作成
4/21
  午前:プレゼン資料最終確認
  午後:プレゼン練習(リハーサル)、最終プレゼン

スケジュールから見ても分かるように、今回の研修は『とにかくアウトプットすること』にこだわったものとなりました!!

(1日目の様子)

2.新卒研修で「アウトプット」を目的とした背景

「アウトプット」に照準を合わせた理由は、ビジネスパーソンはアウトプット=パフォーマンスで評価される実力主義の世界であることを体感してもらうため!
また今回は、「インプット以上にアウトプットする力の重要性」「アウトプットする力を高めるためには、継続的な努力が必要」「アウトプットのレベルを継続的に高めていくための具体的な方法」を理解してもらいたいという人事側の想いも込められ、研修が行われました。
研修に臨む上での姿勢として、下記のことが共有されました。
「正解することは求められていないので、積極的に発言・質問すること」
「周りの意見を聞き、自分にない観点や考え方を知ること」
「思考を止めない。分からないからと考えるのをやめるのではなく、考え抜いて自分なりの答えを出すこと」
GMOインターネットグループスピリットベンチャー宣言にも「思考停止は成長停止」とあります。

3.新卒研修に潜入

今回の研修では主にロジカルシンキングと「やり抜く力 GRIT(グリット)―人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける」を基に、行われました。

ロジカルシンキングを身に着けるべく、研修で行われたのはロジックツリーの作成。
ここでは「10kg体重を減らす方法は?」など身近なテーマで新卒パートナーの方々に発想を広げていただきました。
人を軸に考える人もいれば、行動を軸に考える人、そもそも10キロ減らす必要があるのか?と考えた人など7人がそれぞれ違った考え方を発表されていました。

各々が考えた内容を発表後、考え方についての質問や感想を活発に述べている彼らの姿がとても印象的でした。
また、ベトナム人の仲間に英語でサポートをしたり、再考しながら一緒にロジックツリーを作る姿も見受けられ、彼らの仲が深まっている様子も伺えました。

5.新卒研修の狙いとは?研修担当者にインタビュー

今回の新卒研修を担当された大河原さんは、どのような思いで研修を行われたのか?インタビューしてみました。

ー今回の研修内容の目的を教えてください。

私はこれまでの社会人経験を通し、仕事に取り組む際に「上司に言われたから」「毎年やってるから」など、あまり目的意識なく仕事をされている方を一定数見てきました。
限られたリソースで多くの業務をこなす中ではある一定そのような”捌く(さばく)”やり方も必要にはなりますが、一方でプロフェッショナルとして課題を発見、特定し、解決を目指す上では「これまでの当たり前を常に疑い、本質的には何をすべきなのかを考え抜き、諦めずに最後までやり抜くこと」が重要ですし、そういった方がいわゆる”仕事のできる人”として評価されるのだと考えています。(言うのは簡単ですごく難しいのですが、、、)

今回の人事研修では、新卒の方々に本質的に考え、やり抜くことを少しでも体感していただき、その重要性や奥深さ、難しさを理解しながら、中長期的に努力して成長する上で今日がそのスタートラインになったらいいなという思いで実施しました。

―研修内容は何を基に決定しましたか?

先程述べた研修の目的を踏まえ、「やり抜く力」と「考える力」を選び、大きく分けて「ロジカルシンキング」と「GRIT(書籍)」を扱いました。

ロジカルシンキングで彼らに作っていただいたロジックツリーは完ぺきに作成できたという訳ではありませんでしたが、それ自体はあまり重要ではなく、ロジックツリーで構造化することでアイデアの観点が増えたり、相手にわかりやすく説明しやすくなるといった効果を実感してもらえたかと思います。
何か考える・話すときには構造化することを意識してもらいたいと思いますし、それを中長期的に続けていくことで、少しずつロジカルシンキングができるようになると思います。

また本質的な課題というのは往々にして解決が難しいものであったりします。そういった諦める理由を探す方が簡単な課題に対して、目的意識・使命感を持ってあきらめずに取り組み続けるのは非常にタフなことであり、GRITの精神が必要になります。
GRITの精神は自分が好きなこと=熱中できることに取り組むことと密接な関係がありますが、社会人経験のない新卒の彼らが自身が熱中して取り組める仕事に出会うためには、選り好みをせずにどのような仕事でも前向きに一生懸命取り組むことが重要となります。今回のディスカッションを通し、彼ら自身でこの結論に行きついたことは非常に良かったなと感じました。

4.新卒研修で学んだことは?

この研修を通して学んだことを7人に発表していただきました。

■インプットも大事だが、インプット以上にアウトプットが重要だということを理解することができた。相手の意見を尊重して、視野を広げていき、今後もっとアウトプットをしていきたいと思った。
■最初は積極性を持てず不安しか無かったが、徐々に発言できるようになり、新たな視点から考えることが出来るようになった。仲間の発表を通し、観点や着眼点の違いを学ぶことができた。
■今回の研修を経て仲間との交流を広められた。自分の意見を聞いてもらうためにも、他人の意見を聞くためにも、今後も積極的にディスカッションに参加していこうと思った。
■論理的思考に基づく意思決定に自信を持てるようになった。研修を通して自分の興味を再認識することができた。今回身に付けた知識を社内外で活用していきたい。
■目標を明確に設定し、持続力、自己管理、ポジティブマインドセットを持つ重要性を理解した。また、話し合いをする中で複数回答が出た場合、最も最適な解決策を見つけることが大切だと分かった。
■ロジックツリーを作ることで、「できている」/「できていない」の洗い出しが出来るので、論理的に考えられることが分かった。また、これを作ることが目的ではなくあくまでも考えるためのツールだということを学んだ。
■ディスカッションの質を高めるために、「その場の心理的安全性を保つこと」「自分の意見だけでなく、相手の意見についても考える」「自分の意見に説得力を持たせる」ことの大切さを理解した。自分の言いたいことを言葉にする事が難しかったが、同期のみんなからたくさん学ばせてもらった。


大河原さんにも感想を聞いてみました!

―この研修の感想を教えてください。

今回の研修では私からの講義の時間はほぼなく、ほとんどをディスカッションやワークの時間に費やしましたが、前提として彼らには「アウトプットすることにこだわってくれ」と繰り返し伝えました。

ですので今回の研修でもディスカッションやワークにおいては、とにかく発言する・質問することを求めました。最初は大人しかった彼らでしたが、次第に積極性が高まり、議論が盛り上がっていくプロセスを見れたのは私自身としても良い学びになりました。

新卒7名の皆さん、大河原さん、新卒研修お疲れ様でした!たくさん学び、アウトプットできた1週間になったかと思います。
最初は不安げな彼らでしたが、最終日には同期との仲も深めることができ、彼らにとって良い社会人の1歩を踏み出せたのではないでしょうか?
今後の彼らの成長に期待が高まる一方ですね!以上、新卒研修潜入レポートでした!

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