ギブリーのマーケティングDX事業は、「データ利活用をあらゆる組織と」というミッションの実現のため、2023年4月4日、既存の3つのサービスブランド*を「DECA(デカ)」(https://deca.marketing)に改称し、新たな舵を切りました。
私たちの価値観、これから目指すものについて、この場では詳しくお話しさせていただきます。
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*【従来のサービス名称と新ブランド「DECA Cloud」におけるサービス名称】
・SYNALIO / SYNALIO EC( https://synal.io/ )
→ DECA MA / DECA Web接客( https://deca.marketing/service/cloud/ma/ )
・LIBERO( https://libero-app.com/ )
→ DECA for LINE( https://deca.marketing/service/cloud/line/ )
・VirtualStore( https://virtualstore.jp/ )
→ DECA オンライン接客( https://deca.marketing/service/cloud/online/ )
プロフィール
奥田栄司
マーケティングDX部門 CEO 株式会社ギブリー取締役
大手シンクタンクにて10年に渡りシステム開発・ITコンサルティングを経験後、ソーシャルゲーム事業大手gloopsにて海外事業責任者。その後Resolaを創業、代表取締役。AIや自然言語処理を使ったプロダクト開発に従事。2018年よりギブリー取締役、「DECA」を展開するマーケティングDX事業を管掌。
吉田将輝
マーケティングDX部門 COO 株式会社ギブリー執行役員 マーケティング/経営企画 管掌
老舗リサーチ会社を経て、マーケティングリサーチのOEM事業会社アレンジベースを創業、代表取締役COO。その後「DECA」運営企業ギブリーの執行役員兼「DECA」運営事業部門COO。マーケティング及び経営企画を管掌し、ブランド戦略・MAツールなどマーケティング施策の事例取材や登壇多数。
〈リブランディングのきっかけ〉
目の前のお客様に価値を届けたい
ーまずはリブランディングのきっかけを教えてもらえますか?
奥田:以前は「SYNALIO(シナリオ)」というWeb接客サービスをメインで展開していて、きっかけはそれをより深化させたいという思いでした。
リリース当時はチャットボットが新しい仕組みだっていうところで、本当にいろんな企業が導入して、喜んでくれていました。一方で、ボットの選択肢のクリック率などの成果は見えても「売上や利益にどれだけ貢献したのか成果が見えない」というお声をいただいて。
本質に近づくために、もっと深い領域のデータを取る方がいいのかな、と思っていました。
吉田:自分がこの事業に関わり始めたのは2年前ぐらいで、奥田さんが事業責任者就任後、初めて僕が話したときに、「何がやりたいですか?」「(消費者と顧客と)そもそもどっちにベクトルを向けますか?」みたいな話をした記憶があります。
奥田:自分が一番仕事をしていてよかったなと思えるのは、お客様が喜んでくれたり、お客様からこれすごく良かったよと褒めてもらえる瞬間です。
自分自身はずっとエンジニアで、もともとはSIerとしてシステム導入でお客様に喜んでもらって、その後、消費者向けのアプリとかモバイルゲームを作って、それこそ本当に多くのお客様に楽しんでもらう・喜んでもらう仕事をしてきていて。
だから、まず目の前のお客様にちゃんと価値を届けるところからやっていきたいよね、っていう話をしましたね。
〈DECAが考えるマーケティング〉
マーケターが求めるものはただ一つ
吉田:僕自身はマーケターで、ギブリーのマーケティング管掌役員でもあります。
自分の経験からマーケターの課題や難しさが見えて、僕の実務経験と、奥田さんが話す「価値を出したい」とか「お客様を幸せにしたい」という思いが融合して、クライアントであるマーケターとか、僕らが相対するお客様の課題を解決する側にベクトルが向いていった気がします。
奥田:そうだね。
吉田:キャリアをスタートするときから、僕は「マーケティング=商売」に近いニュアンスを持っていました。一番の原体験は、高校時代にたまたま手に取った『すべては「売る」ために』という本です。「マーケティングの目的はただ一つ、できるだけ多くの人にできるだけ頻繁にできるだけ高い値段で商品を売ること、それ以外に存在価値はない。」っていう一節から始まっていて、衝撃を受けました。
だから「結局マーケターの人たちが求めるものって、コンバージョン?違くないですか?」って。
これまで信じてこだわってきたことが、DECAとしての定義「マーケティング=商売」に昇華していきました。
やっぱり売上や利益に向けて、データを使ったマーケティング領域の中でも、もっと深化していく必要があるよね、と。
〈なぜデータが重要なのか〉
打開すべきは「データ利活用の壁」
奥田:それから「マーケティングの課題ってどういうものがありますか」とお客様にヒアリングしていきました。数十社にお伺いした中で非常に多かったのは「データは溜めているけど使い切れてない」、「ツールは導入しているけど複雑すぎて活用しきれてない」とか、あとは「データを活用する部署が分断されていて、データが共有されてなくて、バラバラで活用しきれてない」とか。
吉田:これまでいろんなマーケターと話してきて、奥田さんも僕も改めてクライアントにインタビューをして、みんながみんな、そんなに簡単にデータを使ったマーケティングはできていないことを学びました。
データを扱える人材がいなかったり、そもそも組織カルチャーがデータをまだまだ拒絶してしまうみたいな体質の会社さんもある。そういうプロジェクトは光を浴びづらくて、組織としても減ってしまうし、そうするとやっぱり会社の根幹まで響いていかないからあんまり好循環にならないとか、そういうのを感じましたよね。
僕らは「データ利活用の障壁」って呼んでるけど、それを目の当たりにした感じがしましたね。
奥田:そういう「データ利活用の障壁」の課題感を解決することは、すごく重要なんじゃないかと感じましたね。
〈DECAが目指すもの〉
あらゆる組織に利益につながるデータ活用を
吉田:当社には幸いにもデータエンジニアがいたり、自分みたいにデータをいじってビジネスをやってきた人間もいる。SFA・MAからデータを引っ張ってきて課題を抽出して打ち手を出すみたいなのを、現場も含めて従業員のみんながやっていたりとか、相対的にはデータリテラシーが高い会社だと思っています。
データという手段と、「マーケティング=商売」、クライアントは売上・利益を求めているから、そこに対して価値を出さないといけないという発想を組み合わせて生まれた言葉が「データ利活用」。
奥田:そうだね。データ×利益で、データ利活用。
吉田:データをキーにしていかないと次のビジネスの発展が作りづらい市場環境の中で、ギブリーとしては、日本のデジタル大国を進めていくというような大きいミッションがあって。
一部の企業だけが使えても、そのミッションにはそぐわない。その意味で、いろんな組織、今までデータをいじったことがない人や、リテラシーが追いついていない企業さんが体力的にまだ手を出せなかったところとか、そういったいろんな組織を支援していきたいですね。
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