皆さま、こんにちは。CSRチーム「むすぶCycle」のタンズィドです。
私たち株式会社ゲットイットは、リユース IT ハードウェア事業を通じて「サステナブルな社会」「共に成長する社会」を目指しています。今回は、バングラデシュで新たにスタートする CSR 活動「ボートスクール」プロジェクトをご報告いたします。
(画像はイメージです)
なぜ「ボートスクール」か?
バングラデシュには、多くの川や水辺の地域が存在し、道路や交通手段が限られている場所が少なくありません。特に「チャル」と呼ばれる川の中洲や島状の地域では、地理的条件や交通の不便さから、子どもたちが十分な初等教育を受けることが難しい状況が見られます。
さらに、これらの地域では強い水流や季節的な増水の影響により、河岸浸食(リバー・エロージョン)が頻繁に発生しています。とりわけ雨季には上流から大量の水が流れ込み、水位の上昇や急激な流速の変化によって川岸が崩壊し、住居や農地、学校施設が失われることもあります。その結果、住民は度重なる移転を余儀なくされ、教育環境の継続的な確保が一層困難となっています。
このように、地理的制約と自然環境の厳しさが重なり合い、チャル地域に暮らす子どもたちの教育機会に深刻な影響を及ぼしています。
こうした場所に、教育の機会を「届ける」ための方法として生まれたのが、ボート(船)を使った移動式学校である「ボートスクール」です。
私たちは、現地 NGO 法人である HMBD Foundation と協力し、こうした地域に向けた教育支援を進めています。
プロジェクト概要
- 対象地域:道路アクセスが限られている川辺・島状地域
(開始時点ではバングラデシュ北部・クルィグラム近辺を想定) - 初年度の目標:約200名の小学校年齢の子どもたちへ
「読み書き」「算数」の基礎を中心とした教育を提供 - 将来的な展望:10台のコンピュータを備えた“船上 IT クラス”を設け、
青年層100名を対象に基本的なデジタルスキルの導入を行う予定です - プロジェクト期間:初期フェーズとして5年間を予定
- 当社の貢献内容:財政支援および知見の提供
(ITハードウェアのリユース・活用、教育用機材選定など)
私自身の面会・打ち合わせの記録
先日、バングラデシュの首都・ダッカにて、HMBD Foundation の責任者であるアハマドさんと意見交換を行いました。
まだ現地ボートの現場には赴けていませんが、彼が語る
「川辺に暮らす子どもたちの学びへの渇望」
「毎年水没・孤立する地域で、教育を受けられない子どもたちの現状」
といった話に、胸が強く動かされました。
打ち合わせ中には、子どもたちが
「学校に通い、読み書きができるようになり、将来は家族や地域の役に立ちたい」
と話しているというエピソードも紹介されました。
こうした声を聞くことで、私たちの支援が“単なる寄付”以上の意味を持ち、子どもたちの未来の選択肢を広げる一助になりうることを、強く実感しました。
目指すもの・想い
この「ボートスクール」プロジェクトは、単に教育機会を提供するだけでなく、「リユース IT ハードウェア事業」を通じて培った当社の強みを活かし、教育インフラを持たない地域に“新しい選択肢”を届ける機会でもあります。
「できない場所だから支援をする」のではなく、
「そこだからこそできる工夫・選択肢を共に創る」──
そんな想いを込めています。
5年間という時間枠の中で、
子どもたちが読み書きを身につけ、
次の世代がデジタル世界への入口を見つけ、
地域全体の“学びのサイクル”が回り始めることを目指しています。
そして、私たち Get-It の社員ひとりひとりの熱意が、必ずやその“きっかけ”になると信じています。
今後の展望と皆さまへのメッセージ
プロジェクトはこれから本格化していきます。
スタッフの派遣、教材準備、船体改修・移動ルートの確定など、やるべきことは山積ですが、HMBD Foundation とともに一歩ずつ進めてまいります。
進捗は、この社内ニュースレターおよび Web サイトで随時ご報告いたします。
最後になりますが、この活動に対して賛同・関心を持ってくださる皆さまに、心より感謝申し上げます。
共に「学びの場を、流れる水の先へ」届けていきましょう。
どうぞご注目ください。