ヒトとどうぶつのより良い共存を目指して。
Photo by Kevin Mueller on Unsplash
こんにちは!㈱ゲットイットのCSRチーム「あにまるサポーターズ」のYです。
わたしたち「あにまるサポーターズ」は、CSR活動の一環として、保護動物活動についての社内外周知と啓蒙、社員の保護猫・保護犬の受け入れ奨励、動物愛護団体への支援、などの活動をしています。
そこで、2025年の締めくくりに、今年開催した、一般社団法人アニマル・リテラシー総研の山﨑様をお招きして開催した講演会についてお伝えしましょう。
山﨑様は、動物福祉に関する日本の現状と課題について幅広く語ってくださいました。講演会ではおもに次のようなトピックをお話くださいました。
・野生動物との接触について:最近よくあるフクロウカフェやカワウソカフェなどを例に、動物の習性(活動や睡眠の習性、何に警戒し攻撃性を発揮してしまうか)への知識が不足したまま、かわいらしいからと接触してしまう危険
・動物が環境のバロメーターであるという「癒し」の科学的根拠:原始時代の人間にとって、動物が「周囲を警戒していない状態」は、自分も警戒しなくて済むことを示していた→リラックスできる→現代人にとっては「癒される」という心理につながる
・「アニマルリスペクト」の提唱:人間中心の価値観を離れ、動物たちの境遇や立ち位置をありのままに尊重すること。すべての生き物に素晴らしいものが宿っていると認め、関心を持つ姿勢を指す。
山﨑様は多岐にわたる事例を挙げながら、日本社会が動物を単に「好き・嫌い」で判断するのではなく、確かな「知識」に基づき、世界基準の「意識」を持って向き合うことの重要性を強調されていました。
講演では、動物のためだけでなく人間のためにも「アニマルリスペクト」の精神で動物と向き合うべきであり、それに基づいた消費行動が、社会を健全な方向に導く具体的な手段となることの可能性を示唆してくださいました。
途中、なかなかヘビーでシリアスな話題もあり、つい背筋を正して聞き入ってしまう場面もあったのですが、普段は聞くことのできない動物福祉や我々人間とのかかわりについてリアルな情報を知ることができたのは、とても貴重な機会でした。
以上、講演会レポートでした!