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【内定者連載Vol.3】「大手」「年収1000万」本当に大事にしたいものは?〜21卒就活体験記〜

こんにちは!GCストーリー21卒内定者の町田哲哉です。

「大手」「年収1000万」

こういった言葉に惹かれる就活生は多いのではないでしょうか?就活始めたての僕もそうでした。「周囲の目」を気にした企業選択、業界選択をしていたと思います。また、自覚がなくても無意識に「周囲の目」を気にしている人もいるのではないでしょうか。

そんな就活生に向けて、「周囲の目を気にしてしまう就活」をテーマに、自分の就活体験談や考えを執筆します。
ただ、僕は「周囲の目を気にすることが悪い」とは思っていません。その就活で「自分が納得できるか」が最も大事な事です。この記事が「周囲の目を気にしている自分」に気づいたり、自身の就活を考え直したりするきっかけとなれば幸いです。

目次

1. 「カッコよく思われたい」「褒められたい」就活の行き詰まり
2. GCストーリーとの出会いと深まる葛藤
3. 周囲の目って何だろう?
4. この記事だって「他人の意見」

「カッコよく思われたい」「褒められたい」就活の行き詰まり

高校時代から検察官志望だった僕。その理由は「周りにカッコいいと思われたいから」でした。民間企業への就活を始める以前から「周囲の目」を気にしていたのです。しかし、検察官になるために必要な司法試験の難しさ、法律学への興味や関心が薄れたことから、大学3年生の頃には民間就活にシフトしました。

民間就活を始めた当初も常に周囲の目を気にしており、前述した「大手」や「年収1000万」の単語に敏感でした。しかし、大手企業を狙ってサマーインターンに応募するも結果は落選。

「落ちるなんて恥ずかしいなぁ」と思いながらも、その原因を明らかにするため自分を見つめ直してみることに。「面接官から自分はどのように見えていたのか?」と「”なぜ?”を何度も繰り返す」ことを意識して振り返りました。

そうしてたどり着いた一番の原因は「つまらなそうに話していた」ことでした。そもそも、面接を受けている自分自身が「つまらない」と感じていたのです。

それはなぜか?自分なりに出した結論は「本心に素直でなかったから」でした。偽った自分を、あたかも本当の自分であるかのように話していました。無理をすることに疲れ、それが表情や態度に表れてしまっていたのでした。

本心では、「大手」「年収1000万」のキーワードや「周囲の目」に縛られず、一緒に働きたいと直感的に思える人がいるところで働きたかったのです。

しかし、そんな本心に対して、簡単には素直になれませんでした。末っ子で周りに甘やかされ育てられてきた自分にとって、心の拠り所となっていたのは「褒められる」ことでした。“親が褒めてくれるから”テストで好成績を取ろうと勉強したり、“同級生が褒めてくれるから”偏差値の高い学校に進学しようとしたり…。常に「褒められたい」と思いながら20年以上生きてきたので、周囲の評価を前提にする思考に染まり切っていたのです。それは、就活でも同じでした。

「本心」か「周囲の目」のどちらを取るのか?

周囲の目を気にする生き方に限界を感じつつも、結局、心の中はモヤモヤするばかりでした…。

GCストーリーとの出会いと深まる葛藤

サマーインターンに応募する前から出会っていたGCストーリー。
本心に素直になると、すぐに思い浮かぶのはこの一社だけでした。説明会で出会った企業の中で、なんとなく気が合うと感じていたのです。

しかし、大手とは言い難く、ここで働いても年収1000万は難しいと思っていました。「周囲の目」を基準に考えると選択肢から外れる会社でもありました。

そんなGCストーリーから「”セツメイしない”説明会(通称SSS)」への招待があったのは、サマーインターンに落ちてモヤモヤしていた時期。今まで周囲の目を気にしていたと自覚し、もっと自分に素直になろうと意識していた頃です。

「説明しないのに、説明会なんて出来るのか?」と思った僕は、興味本位ですぐに応募しました。予告されていた内容は、自分と他者の特性を知る自己理解ワークや自分のありたい姿を考えるワークでした。

ワクワクして迎えたSSS当日。本当に会社説明は5分もなく、「GCストーリーを体感する」ための時間でした。会社説明がなくとも、GCストーリーの雰囲気はひしひしと感じられました。その場にいた社員の方々全員に、裏表なく、他人の意見を尊重して人間関係を築こうとする姿勢が表れていたのです。感覚的な言い方になりますが「温かさ」がありました。ワーク後には「みんなでおむすび作るよ!」と呼びかけられ、参加者全員でおむすびを作る不思議な空間を味わいました。

SSS中の人事との面談で印象に残っているやり取りがあります。「年収に囚われてしまうこと」について相談をしてみました。すると、返ってきた言葉は「そんなにお金を持ってどうしたいの?」でした。確かに、お金は「価値を得るための手段」に他なりません。本当に必要なのはお金ではなく価値そのものです。ここで、「常識や形式に囚われず、本質を重視する」社風にも触れられ、形式よりも本質を重視する姿勢を実感しました。

このような「温かみのある雰囲気」が「一緒に働きたい」直感に響き、「形式や常識に囚われず、本質を重視する姿勢」が「周囲の目に縛られたくない」自分の本心に重なりました。

しかし、GCストーリーと出会ってからもしばらく「周囲の目」というしがらみに囚われていました。「大手」や「年収1000万円」の単語が中々頭から離れなかったのです。20年以上持っていた心の拠り所を失うような不安がありました。

「本心に素直になって入社するのか…?」
「周囲の目を気にして入社しないのか…?」

この葛藤にますます悩まされるようになりました。

周囲の目って何だろう?

この時点で、自分がこれほど葛藤する原因は「周囲の目」であることは明らかでした。そこで「周囲の目って何だろう?」と自らに問い続けました。自分が納得できる答えが出れば、葛藤は完全に解消できるだろうと思ったからです。

そもそも、なぜ周囲の目を気にしてしまうのでしょうか?

僕なりの答えとしては、周囲の目に客観性を見出すからだと考えています。特に「周囲」という単語の影響だと思います。主観よりも客観の方が、冷静で信頼できるものだと思い、客観的な意見に自分を合わせようとしてしまいがちです。

しかし「周囲の目」や「客観性」は本当に信頼出来るのでしょうか?

客観の正体は、自分以外の一人ひとりが持つ「主観の集合体」です。主観は心理状態にも左右される物の見方なので、「何となくそう思う」などの不安定な意見の集まりになります。果たして、そんな主観の集合体である客観は、本当に信頼できるものなのでしょうか?

自分の主観では「こうしてみたい」と思う一方、他人の主観で「なんとなくこうした方が良い」と言われたとき、どちらを選びますか?自分の主観を選んだほうが、失敗しても納得しやすい気がします。

そもそも、就活は自分のために行うものだと思います。どんな決断であっても、どんな結果に終わっても、最終的に自分が納得できればそれで良いはずです。逆に,「周囲の目」を気にした就活は必ずしも自分が納得できるとは限りません。

結局、僕は「自分の主観」で自分の本心に素直になる道を選びました。

この記事だって「他人の意見」

ここまで自分の経験談や考えを書いてきましたが、これらもあくまで「僕」の意見です。正解でもありませんし、読んでいるあなたにとっては「周囲の目」に近しいものかもしれません。

しかし、「自分が納得できるかが大事」ということは、少なからず共感してもらえるのではないかと思っています。就活は自分のため、自分の人生のために行うものです。もちろん、周囲の目を軸に据えた就活であっても、自分が納得できるのであれば、それも素晴らしいことだと思います。

自分が納得できる就活にするため、改めて「自分」を見つめ直してみてはいかがでしょうか?


今回の書き手・町田哲哉(まちだてつや)
1998年、埼玉県生まれ。ニックネームは「まっちー」。高校時代に軽音楽部と柔道部の兼部を始めてから、二足の草鞋を履きがちになる。大学進学を機に宮城県へ引越し、法律学を専攻。部活動・ボランティア・バイトの三足を履きながら、4年次より宮城県山元町で地域おこし協力隊に委嘱され、農家コンサルタントとして活動中。活動ブログはこちら → https://www.tetsuya911.com/

次回は12/17(木)に更新予定で、多田が執筆します!

文/町田哲哉 編集/堀駿之介・多田未奈・櫻庭実咲

前回の記事はこちらから!!

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