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起業を目指すエンジニアが知っておくべきポイントとCTOになる方法

  • 2022年1月11日

転職や独立など、エンジニアとしてのキャリアアップには様々な方法があります。その中で自らCEOを務めたりCTOになる、「起業」という選択肢に興味を持つ方もいるでしょう。

しかし、「いつかは起業がしたいと考えているけれど、まず何から取り組めば良いのか分からない」という声もよく耳にします。

エンジニアが起業するためには、十分な技術・知識・経験など、多くの必要とされるポイントがあります。特に自分で考え、動き、学ぶ自走力がなくては起業することは難しかったりします。

この記事では、起業を目指すエンジニアが大切にするべきポイントを紹介していきます。記事の後半では、経営者やCTOとして活躍するガイアックス出身のメンバーから、エンジニアとして活躍したい方へ向けたアドバイスもありますので、ぜひ参考にしてみてください。

エンジニアが起業を考えたときにある2つの道とは?

現代では、起業とインターネットは切り離せない関係になっています。WEB上のサービスやプロダクトを開発するためには、それを担うエンジニアの存在が重要です。

具体的にエンジニアが起業を考えた時、その方法は冒頭で述べたように自らCEOになるケースと、CTOになるケースの2つの道があります。

エンジニア自らがCEOになる

CEOは「Chief Exective Officer」の略称で、日本語訳では「最高経営責任者」を意味します。日本における法律ではCEOの規定が存在しないため、代表取締役や社長をCEOと呼ぶことが多いです。

エンジニアがCEOになるメリットには、「自分のアイデアが自由に形にできる」「業務の背景が読み取ることができ、効率良く業務を進められる」「的確かつ分かりやすい指示ができる」などの点があります。

ただし、エンジニアとしてCEOを目指すのであれば、技術だけでなく経営やマネジメントに関する多角的な知見が必要になるのが難しいところ。エンジニアはプログラミングのプロであっても経営やマーケティングの専門家ではありませんので、コンサルタントをつけて自身のマーケティングスキルを伸ばしたり、マーケティング責任者のポジションを任せられる人材をチームに入れるとよいかもしれません。

CTOとして起業を支える

CTOとは「Chief Technology Officer」の略称で、「最高技術責任者」という意味です。技術的な方向性・研究開発を監督するポジションであり、CEOが経営に関する責任を負うのに対して、CTOは技術面の責任を担います。

簡単に説明すれば、会社のトップがCEO、エンジニアのトップがCTOだと覚えればよいでしょう。

CTOの具体的な業務内容には次のようなものがあります。

企業が導入する技術・テクノロジーの検討・決定

CTOのメイン業務は、企業によってどの技術・テクノロジーを使うべきかを検討し決定することです。社内で立ち上げる新規事業において、どのような開発ツールを使うかもフェーズによって変わりますが、これらの検討も重要です。

セキュリティ面はもちろんコスト面やリスクヘッジなど、技術・テクノロジーを導入する際には検討すべき内容が無数にあります。そのため、十分な知識と経験がなければ、正しい判断ができないでしょう。

CTOは技術監督として責任を持って、企業に最適な技術・テクノロジーの選択と決断を下す役割です。

技術面と企業戦略を擦り合わせる

CTOは技術責任者であると説明しましたが、企業全体の戦略に技術面を擦り合わせる役割もあります。

経営戦略が実際に実現可能なものであるかを技術者目線で判断できる存在であり、無理な戦略が決定されることがないようにしていきます。

CTOは経営陣と技術職の橋渡しであるともいえます。


起業を支えられるエンジニアになるために大切なこと

起業を支える役割であるエンジニアになるためには、経験・スキル以外にも求められるポイントがあります。

ここからは、CTOに欠かせない能力や重視するべき点について説明していきます。

独学できる力

特にスタートアップなど小さい会社における事業の立ち上げ初期のフェーズでは、CTOは開発を1人で進めなくてはいけません。そのため、「誰かに教えてもらわないとできない」というスタンスでは、十分な役割を果たせなくなってしまいます。また、開発と向き合う上で、エンジニアは常に新しい技術や情報をキャッチアップできる体制である必要があります。

連続的に社内から新規事業を生み出す関係でエンジニアを重要視しているガイアックスでは、メンバーにタスクレベルの依頼を行わず、個人の希望に合わせて仕事を任せるスタンスをとっています。細かいオーダーはせずに、あえてざっくりとした指示をすることで、個人の独立する力を養い「自走できるエンジニア」を育てることを意識しています。若手エンジニアの育成に関しては、下記にインタビューの関連記事を掲載します。
» 「試さずに終わる苦痛に耐えられない」20卒入社エンジニア前田桜花さんが語る、ガイアックスの「自由と責任」

企業で発生する問題に対処する力

CTOは技術的な知識を持っていることはもちろんのこと、経営陣と十分なコミュニケーションが取れ、企業で発生する様々な問題に対処する力も求められます。

そういう観点で、インターンや若手のうちに事業の数字に関する部分をみれる環境に身を置けるとその後に役立つはず。これは実際にベンチャーのCTOを経験した中島さんが語っているのですが、より詳細なCTOの役割とエンジニアのキャリアパスなどに関しては、下記のインタビュー記事をご覧ください。学生からの質問にも回答しています。
» 独学のプログラミングとシリコンバレー訪問が紡いだ、CTOへの道

企業で発生する問題に対処する力

CTOは技術的な知識を持っていることはもちろんのこと、経営陣と十分なコミュニケーションが取れ、企業で発生する様々な問題に対処する力も求められます。

そういう観点で、インターンや若手のうちに事業の数字に関する部分をみれる環境に身を置けるとその後に役立つはず。これは実際にベンチャーのCTOを経験した中島さんが語っているのですが、より詳細なCTOの役割とエンジニアのキャリアパスなどに関しては、下記のインタビュー記事をご覧ください。学生からの質問にも回答しています。
» 独学のプログラミングとシリコンバレー訪問が紡いだ、CTOへの道


エンジニアとして起業したいと思っている方へのアドバイス

これからエンジニアとして働きたいと考えている学生に向けて、ガイアックス出身でCTOも経験した現役エンジニアからのアドバイスをまとめました。

誰もやったことのない領域で開発をしていくと、そこではトッププログラマーになる

新卒でガイアックスに入社し、月間1億PVのブログサービスを開発した本間さん。入社して3年半後には、スマートロックロボット「Akerun」を開発・販売する企業を仲間と立ち上げ、CTO/取締役/VpoEを経験しました。現在は新潟に移住しフリーランスとして活動しています。

本間さんは、「自分がやった」と思える仕事がしたいという考えから、ファーストキャリアに新規事業で事業を軽々する経験のできるガイアックスを選びました。

ガイアックスでは幅広い業務経験を積み、入社翌年から採用活動に携わったり、多くの顧客と対話するなど、エンジニアとして一般的な企業に勤めているだけでは手に入りにくい経験を重ね、CTOとして対外交渉でも役立つスキルを身につけました。

そんな本間さんは、エンジニアになりたい学生に向けて「鶏口牛後(けいこうぎゅうご)」という言葉を送っています。この諺は「牛の尻尾になるのなら鶏の頭の方が良い」、つまり、大きな集団の末端にいるよりも、小さな集団の先頭に立つことを重んじろという意味を持っています。

誰もやったことのない領域で開発をしていくと、長い時間をかけなくても自分の働きが目に見えて確認できるトッププログラマーになれるということです。インタビューのより詳細なところを、あわせて下記の記事でご覧いただけたらと思います。
» 大きな集団の末端よりも、小さな集団の先頭でトップを走る

将来起業したいエンジニアはガイアックスもおすすめ

将来起業を考えているエンジニアには、技術的な知識だけでなく、よりベンチャーな環境で数字を見る経験が必要だということがわかりました。そういった点で、裁量が大きく、フルリモート・フレックスタイムで新規事業のエンジニアも経験することができるガイアックスは環境はいかがでしょうか。絶賛エンジニアのメンバー募集中です。

新規事業がガンガン生まれる環境

ガイアックスでは一人ひとりの可能性を引き出すために、各メンバーが経営者のように行動できる体制が整えられています。

事業所ごとに独立して採算管理を行う独立採算制を導入しており、自分達で意思決定が可能です。全事業部のリーダーやメンバーが、自らの意思で事業部を法人化できる制度もあります。また、会社全体が起業家を連続的に輩出するスタートアップスタジオとして機能しているため、エンジニアとして新規事業に携わるチャンスが生まれやすい環境です。

新規事業を担当していたエンジニアが、事業部のカーブアウトと同時にCTOになったり、投資先のCTOになったりすることも珍しくありません。

執筆:廣山 晃也

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