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フルアウト創業前の話~その1~

会社説明会や面接をしているとどうして起業したんですかとか
設立当初はどんな感じだったんですかとか
僕らの時はどんな学生だったんですが、社会人時代はどう過ごされていたんですか?
どうして友達と企業して会社が成長したんですかなどなど沢山聞かれることも多いので
そのあたりについても書いていこうと思う。

フルアウトは僕と井坂の二人で始まった。
そんな井坂とは、大学も違えば実は学年も違った。
彼は一年浪人していたので、僕より学年は一個下だった。
後に僕が休学を一年したので、学年は同じになった。

彼と出会った頃、起業する仲間を探していた。
100人以上は声をかけた。その中で一緒にやると言ってくれたのが井坂だった。
一度は20歳ぐらいの頃にやろうとなったものの、とあるベンチャー役員の一言に
簡単に流されてしまい二人で修行の旅に出ることに。

4年の大学卒業間近に、合宿免許で山形に行き
社会に出たら、3年後に独立しようと誓った。
入社した会社の社長は強烈だった。
僕の前職社長は別名「ブルドーザ」と言われていた。
その名前の通り、なんでもぶっ壊して進んでしまうような人だった。
突破力、生命力というのはこの方から学んだ。

一時期、一緒に住んでいた。会社と社長の家を行き来する毎日。
終電近くまで働き、「金田、そろそろ終電だから帰るか」と言われ
会社近くの居酒屋で無制限飲み放題で朝3時、4時くらいまで飲みながら語る。
帰りはタクシー。車の中でも話は尽きず沢山のことを教えてもらった。
マンションについても、暗闇の中リビングでL字のソファを分け合いながら寝た。
もうそんなころには、朝の6時ぐらい。寝れても1時間あるかないか。
そんな中で、暗くなった部屋で
「おい、金田」
「あっはい」
「お前、起業すんだろ。そんなんじゃだめだ。あんなレベルの飲みっぷりじゃ起業なんかできねぇよ」
「いや、やります!」
「じゃあ、お前今からその想いについて語ってみろ」
「わかりました、僕は起業するために。。。」
「おい、金田。お前の気持ちはわかった。いいよ。今日はこの時間だからもう寝ろ。おやすみ」
「はい、おやすみなさい」
「おい、金田、おい、金田寝てんのか?」
「え、いや起きてます。どうされましたか?」
「おい、お前おやすみって言われて寝るバカがどこにいるんだよ?あぁ?」
「いえ、代表がおやすみと仰られたのですみません。」
「おい、そんな奴が起業できんのか?お前そんなもんなのか?あぁ?」
と言われながら気づけばいつも僕の上に馬乗りになってくるということを毎日のように繰り返し
気づけば7時、8時になっているのも当たり前だった。そのまま会社に向かうことも多かった。
電車の中で案件進捗を普通に社名を出して聞いてくるので、僕はヒヤヒヤしかしなかったので
朝の出社は社長がシャワーを浴びている間に出た。
最初は、こんなんが毎日続いたら体がもたないと思っていたけどいつの間にか慣れていった。
怒鳴り散らされ、時には気合注入と飲まされ食わされで、今の時代でやったらヤバイことを沢山されたけど
その経験は、今に間違いなく生きていると思う。
社長と一緒に過ごした数カ月の同居生活は間違いなく自分の糧になっている。
そんな生活を一緒にしていたので当時の管理部長に「最近、代表どうだ?」と言われたことがあった。
僕は普通に「代表、優しくなりましたよ」と言うと、「いや、別に変ってないよ。金田が代表に慣れてきた証拠だよ」と言われた。
これは無敵になったのかもしれないとその一瞬だけ思った。
そのあと、すぐにそんな想いは玉砕された。
本当に、沢山の機会をいただいた。大手との仕事も、代表案件も僕に沢山任せてもらえた。
でも、そんな僕も最初から順風満帆ではなかった。
明日は、入社した直後の大スランプについて書こうと思う。

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