大切なのは『結果orプロセス』?フクロウラボ流・価値提供のための取り組みをちょっぴり公開しちゃいます~ | Member Interview
こんにちは。採用広報担当の紙谷です。みなさんは自分の仕事の『結果』と『プロセス』どちらを大切にしていますか?また、部下や後輩のサポートをする立場にある方は、どちらに比重をおいて評価しているでしょうか。 ...
https://www.wantedly.com/companies/fukurou-labo/post_articles/152529
こんにちは。採用広報担当の紙谷です。採用面接をしていると、時々『フクロウラボのアットホームな社風に惹かれて応募しました』と言われることがあります。Wantedlyに投稿している記事などからそう感じ取っていただいたのかもしれないですが、中にいる私達からすると、アットホームな会社というのは実はあまりピンときていません。
以前の記事【『カルチャーフィットする人』を言語化してみよう!一緒に働きたい人のイメージをクリアにするべく座談会を開いたよ】でも話題に上がりましたが、メンバーはロジカルでドライなタイプが多数。感情に振り回されず論理が通っていて、相手を尊重して協働できるメンバーです。そのため、アットホームないわゆる家族みたいな関係性を職場に求める方には、もしかしたら弊社の社風は期待外れかもしれません。
物事には、表があれば必ず裏があります。今日は、私たちにとっては当たり前すぎてこれまで伝えられていなかった部分を、包み隠さずお伝えしたいと思います。私たちが目指しているもの、そのためにやっていること。会社や組織について。
良いところばかりでなく、その反面で厳しいところも、整っていないところもまだまだあります。安定の裏に、成長や可能性は眠っていません。だからこそ、荒波に立ち向かう会社という船に乗り、全員で協力して、今日もオールを漕ぐのです。
紙谷:ここからは代表の清水さんに話を聞いていきたいと思います。弊社は、業務内容やクオリティなど、正社員/アルバイト関係なく、より良いものを目指そうぜっていう風土がありますよね。
清水さん:はい。面接でもよくする話があります。例えば、北海道に無茶苦茶うまいラーメン屋があると聞いて、そのラーメンを食べるために北海道まではるばる飛行機に乗って行ったとします。いよいよそのラーメンが目の前に出てきて、食べてみたらクソまずかった。どうなってるんだって店員に聞いたら『すんません、今日ラーメン作ってるのバイトなんすよ。』って言われたらどう思いますか?
たまたま担当がアルバイトだったから、得られるべきものが得られなかった。それって顧客にとってはただの不幸ですよね。
僕らの事業は、営業担当のクオリティの影響範囲が決して小さくはない、ある意味人間くさいビジネスです。受け手にとって、担当の雇用形態なんて全く関係ありません。そういう意味でも、『プロフェッショナルな仕事をしよう』っていうのは雇用形態関係なく全員に伝えています。
紙谷:その先にあるものが、私たちのビジョン『かけがえのないパートナーになる』ですね。替えの効かないパートナーだと相手に言わせるのは、かなりレベルが高いことではあります。でも、とにかく誠実に向き合って信頼関係を積み重ね、1つひとつやりきっていくことが大切で、決してスペシャルなスキルが必要なものではないと思います。だからこそ、どんな時も向き合い続ける胆力が問われるなと。
紙谷:営業メンバーは一般的な数字のノルマみたいなものは追っていないですが、これはあえてやっているのですか?
清水さん:はい。1人ひとりが売上目標を担って達成することは、もちろん意味があります。ただその達成のために例えば短期的な売上をねじ込むとしたら、それは僕らの事業にとっての本質ではありません。顧客の課題を解決し、顧客にとって中長期的な収益に繋がる価値を提供することが大切で、そこと向き合った結果として目標達成しなくても特に何も言いません。
逆に、数字は出しているが、顧客に向き合っていない不誠実な対応をしていたら、その方が問題です。向き合うことに特別なスキルは不要です。弊社は60%以上が業界未経験の中途入社ですので、最初は経験値やスキルが追いつかないことは誰にでもありえます。顧客や自分の業務に向き合っているけど、スキル面でアウトプットが足りないことは全く問題ないです。
紙谷:面接時にも、『カルチャーフィット8割:スキルセット2割』の採用方針と明言していますよね。カルチャーフィットとは何を指しているのでしょうか。
清水さん:これもよく勘違いされがちなのですが、カルチャーフィットを重視している組織=仲良し集団では全くありません。僕らの言うカルチャーフィットとは、バリューに掲げている『コトに向き合う』『配慮し合う』『期待を超える』というスタンスが合うことを指しています。
紙谷:以前『当たり前をやりきる』というバリューを掲げていましたが、『当たり前』レベルは人によって違うので難しいですよね。
清水さん:そうですね。フクロウラボの『当たり前基準』は一般的なものよりは高いかもしれません。当社の当たり前とはどんなものかと言うと、例えば以下のようなものはみんなで徹底しています。
全ての仕事には納期があります。締切を切られていようがいまいが、仕事である以上はやりきるべきタイミングがあります。当社では、締切を切って依頼する/もしくは締切を自分で宣言することをデフォルトでやっていて、しかも『来週の月曜まで』とかではなく、『12/23(月)12時まで』など時間までコミットするようにしています。
細かいと感じる方ももちろんいるでしょうが、理由があってやっています。1つは、締切効果でスピード感をもって仕事ができる。もう1つは、宣言した時間までは相手も任せて忘れられるので、あれ?いつまでにやってもらえるんだっけ?などマインドシェアを奪われずに済みます。期日を過ぎても提出されていなければリマインドできますしね。
こうした小さな約束を守り続けることで初めて、お客様からの信頼を得ていけるのだと考えています。だからこそ、僕らはこういった『当たり前のこと』を、とにかく高いクオリティで継続していくことを大切にしています。小手先だけのスキルではなくて、当たり前の積み重ねが価値を生むと信じているからです。これは副産物的なものですが、当たり前のことを当たり前にやる人たちと働くことは、とても気持ちが良いです。
紙谷:当たり前のことを当たり前にやるって、すごい普通のことを言っているようで、意外とできていないことも多いですよね。それを当たり前に求められ続ける環境は、人間としてすごく成長するし、周りのメンバーも当たり前のことをちゃんとやっているので、余計なストレスがなくてすごく働きやすいです。
清水さん:そんな風に会社を踏み台にして成長してほしいですね。そして会社という看板がなくても勝負できるプロフェッショナルなメンバー達に、それでもなおフクロウラボで働きたいと思ってもらえるような環境を作り上げることは、会社の責務として今後も努力し続けます。お互いフェアに求め合うことで、お互いにとって良い結果が得られるはずだと思うので。
清水さん:僕らが目指しているのは、『社会に価値提供したな』と言える会社であることです。ではどのような価値を提供するのかと言うと、僕らが扱っている『広告』とは、『人々が新しい価値ある商品に出会うきっかけ』を作るものだと思っています。ニーズに合ったコンテンツを、ユーザーにとって無償で世の中に流通させる仕組みが広告です。
社会に大きな価値を提供するためには、ある程度の会社規模が必要です。そのためには僕らはもっともっと成長していかなければいけない。会社が大きくなれば、価値提供できる機会や幅が増します。現状維持ではいけないんです。
今後、会社が拡大するにつれて、組織にとっても個人にとっても成長痛は必ず訪れます。厳しいことを言うようですが、緩く楽しいことを優先して働きたい人には、弊社は苦しくて居心地が悪い環境かもしれません。
そんな中でも本質を見据え、無駄なルールは作らずに、会社をあるべき姿にアップデートしていきたいと考えています。規則が少ない分、自由に思えるかもしれませんが、自由と規律はセットです。社会に影響を与える会社を目指すために、当たり前のことを凡時徹底する仲間を、これからもどんどん増やしていきたいと思っています。