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旅行業界担当に聞く!旅行計画はどう立てるべき?

いよいよ夏本番の暑さですね。お腹の弱い私ですが、暑さに耐えかねて今年初のアイスクリームを頂きました。

暑いとはいえ今年は自粛明け初めての夏休み!せっかくだからどこかへ遠出したい...と思うものの、「行き先は?どうやって計画していたっけ...!?」...と、旅行計画の段階で既に迷子になっています。

旅行業界のシステム開発を担っているフォルシアには、旅行業界出身の社員や旅行業界に詳しい社員がたくさん在籍しています。

ということで早速、旅行業界担当者をお呼びし旅行計画のあれこれを聞いてみることにしました。

松岡(筆者)
 長期休暇は家に引きこもりがちだが、今年の夏季休暇は計画的に遠出したいと考えている

永田(旅行業界担当者)
前職では旅行代理店の窓口を担当していた
趣味も旅行。これまでに42都道府県、11ヶ国を訪れた経験あり
紹介記事:旅行会社出身メンバーで語り合ってみた ~これまでの経験・現場の声で新たな発想を~

松岡:我々の社屋のある新宿駅にも海外旅行客が増えて、本格的なコロナ明けを感じますね。

永田:そうですね。国内でも今年の夏季休暇は旅行計画を組まれる方が多く、コロナ前の比率に復活する見込みのようです。(※) 海外旅行も入出国の際に特に制限無しで観光に行ける国が増えてきたので、1週間くらいお休みを取って久しぶりの海外旅行を計画している方も多いのではないでしょうか?
※引用元:https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2023/07/06_jtb-2023smr.html

松岡:周りでも海外旅行で韓国やアメリカ本土へ行く話をちらほら聞くようになりました。永田さんの旅行好きは社内でも有名ですので、この機会に気になることを質問していきたいと思います。

1.自粛を経て、「旅行の常識」は変わった?

松岡:この数年で生活様式が大きく変わりましたね。その中でも大きく影響を受けたのが旅行業界だと思います。自粛生活の前と後で変わった、特に注意しておくべき点はありますか?

永田:そうですね。例えば博物館などの人気施設は事前予約制になったまま、今も予約制度が残っている施設が多いので事前に調べておく必要があります。

松岡:確かに!何も知らずに行って当日券が無かった経験、私にもあります。とりあえず行きたい施設は片っ端から調べておいた方が良さそうですね。

永田:旅行業界全体の傾向としてはツアー旅行から個人旅行にシフトしてきている流れも感じますね。

松岡:ツアー旅行と言うと、バスツアーとか?

永田:そうです。コロナの影響で添乗員同行ツアーなどの「団体旅行」を選択肢に入れる方が減り、その代わりに自由に行程を決められる「個人旅行」が主流になってきています。

松岡:言われてみれば、団体旅行を選択肢に入れることは減ったかもしれません。

永田:国内旅行に限らず、海外旅行でも気にする必要のあることが増えました。目的地によっても異なるので調べてもらえればと思いますが、英語でダウンロードしたワクチン接種の証明書が必要な場合もあります。

松岡:確かに、海外旅行の場合は日本語ではなく英語版のものが必要なのですね。取得のためにマイナンバーカードが必要だったり、スマートフォンの機種によっては対応していない場合もあったり、色々とややこしいので事前に確認しておかないとですね。

永田:空港で慌てる前に、ぜひ事前にチェックしてみてください。

松岡:何はともあれ目的地や行きたい場所に関する情報は入念にチェック!ですね。

2.行き先の見つけ方

松岡:私の周りでもよく聞く声が、「いざ日程が決まっても行き先が決まらない」というものです。

永田:窓口でもよく聞かれる、あるあるな悩みだと思います。日々最新の観光情報を仕入れている旅行会社の社員ですらも、自分自身の長期休暇は行く先に迷うものです。

松岡:まさか業界でもあるあるだったとは。具体的なおすすめスポットもたくさんあるとは思うのですが、今回はぜひ「決め方のコツ」を教えていただけますか?

永田:もちろんです!まずはざっくりとしたイメージから決めると良いと思います。街なのか田舎なのか、山か海か...

松岡:確かに具体的な地名を決めるのではなく、ざっくりしたイメージから入れば同行者とも相談しやすそう。

永田:そこまで決まれば後は予算に合わせて決めていくのが王道ですね。

松岡:なるほど。王道ではない決め方もあるんですか?

永田:行き先だけならダーツで決めることもできますが、「絶対にやりたいこと」から考えることも良いと思います。テーマパークで遊びたいのか、ホテルでゆっくり過ごしたいのか。寺社仏閣を回りたいのか、自然に触れたいのか。メインテーマとして絶対にやりたいことを決めた後に、予算との兼ね合いで絞っていくのもいいと思います。

松岡:ホテルでまったりすることがテーマなら宿泊料金を上げて、その分なるべく近場にすることで交通費を抑えたりもできますね。

永田:まさにそういうことです!

3.旅行計画の立て方・予約のコツとは?

松岡:行き先が決まったらいよいよ行程決めですね。永田さんは旅先の予定は詰め詰めにするタイプですか?

永田:同行者に合わせますが、好きにしていいと言われれば分単位の行程表を作るタイプです。

松岡:安心感がすごい。

永田:最低限これだけは決めておかないといけないという意味では、宿泊先ですかね。基本的に1年前から予約は取れるのと、直前までキャンセル料が掛からないことが多いので、日付と行き先が決まったらまずは抑えておいた方がいいですね。

松岡:なるほど。宿決めの時に悩むことと言えば、交通費も含まれるツアーで予約する方がいいのか、宿だけ予約する方がいいのかでいうと、実際どうなのでしょうか。

永田:ケースバイケースではあります。格安航空会社の利用などではない場合は、基本的にはツアーの方がお得なことの方が多いですが、一概には言えないですね。ツアーの相場や宿の公式サイトなどで比較してみると良いかと思います。

松岡:わかりました!情報収集してみます。他には現地の交通手段についても確保が必要ですね。

永田:ゴールデンウイークやお盆の時期であれば交通手段は事前に抑えておきたいですね。レンタカーなども台数に限りがあるので、どこで乗って返したいのかによっては早目に予約しておくべきでしょう。

松岡:レンタカーの予約のときに同行者と必ず話題に上がるのが、「保険付ける?どうする?」なのですが...

永田:よほど運転に自信があるとかでなければ迷わず付けましょう!かすり傷でも修理期間の営業補償料をレンタカー会社から請求される可能性があるので、保険はフルで付けるのをオススメします。ノンオペレーションチャージも全部フルでつけないと、本当に事故が起こった際に数万円掛かることも。

松岡:絶対につけます...!

永田:レンタカー関連だと、「車は運転できない/したくないんです」という相談は窓口でもよくありましたね。

松岡:分かります。免許を持ってても、山道や交通量の多い都市は運転したくない。

永田:正直、車はあった方が選択肢も広がるし便利なことが大半なのですが、車無しの場合は地方都市と呼ばれる地域が電車やバスで観光しやすいのでオススメです。九州なら福岡とか長崎とか。あとは、電車の便が悪くても定期観光バスという便利なものがあります。

松岡:定期観光バス...?

永田:観光地を巡ってくれるバスですね。沖縄や北海道など、車が無いと楽しめないんじゃないか?といった地域でも、定期観光バスを利用すれば色んな観光地を巡れますよ。

松岡:すごい。調べるとたくさん出てきますね。なんて便利なんだ...!

永田:ぜひ活用してみてください。

4.まとめ

  • 行きたい場所のルールは事前にチェック
  • 行き先はイメージややりたいことから決めてみる
  • 定期観光バスは便利

松岡:まとめるとこんな感じですね。最後に、(元旅行代理店の窓口担当である)永田さんにちょっと聞きづらいことを質問してもよろしいでしょうか?

永田:なんでしょう。

松岡:旅行会社の窓口と、自力でネット予約するのだと、どちらがおすすめでしょうか。

永田:なるほど!(笑) ネット限定の商品のほうが安い場合は大いにあるので、予約したいプランが決まっていて特に相談することがなければネットのほうが選択肢は多いと思います。ただ、店舗の良さは自分一人で旅行を計画した時に選択肢にすら入らなかった新しい気づきをもらえることなので、一度利用してみるものいいかもしれません。

松岡:なるほど...!最後までためになる回答、ありがとうございました!

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
私は永田さんと相談し、石川県の加賀温泉に行くことに決めました。周遊バスもあり行程を組みやすそうです。

ぜひ皆様も、夏の旅行計画にお役立てくださいね!

この記事を書いた人

松岡 恭子
2022年キャリア入社・DXPF部のITコンサルタント。
全国お土産食べ比べイベントに参加した結果、大阪銘菓のりくろーおじさんに軍配。有名なのはチーズケーキだが、大阪店舗で食べられる桃のケーキも最高なので現地でぜひ。

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