こんにちは!エンジニアの宮本唯です。この記事では、私を含むフォルシア1年目社員が準備を行った忘年会について紹介します。
フォルシアでは毎年の忘年会が恒例行事となっています。今年はコロナ禍に入ってはじめての現地開催となり、社員の多くが一か所に集まって立食するのは3年ぶりでした。
新卒1年目の私たちにとって、忘年会は自分たちがフロントに立って責任を負う初めてのプロジェクトでした。業務として取り組む以上、「会社にとって付加価値の高いイベントはどのようにしたら作れるのか」を一人ひとりが考えながら準備しました。
フォルシアには、社員の行動指針として定められている FORCIAN WAYがあります。普段の業務だけではなく、忘年会の準備をする上でもFORCIAN WAYは大きく参考になりました。
ここからは、FORCIAN WAYに沿いながら(といっても宮本の独自解釈&こじつけですが!)、私たちが何を考えて取り組んできたのかをレポートします。
1.個を超える
1つめのFORCIAN WAYは 個を超える です。
忘年会の運営には色々な仕事があります。忘年会当日は司会をする人が必要ですし、準備段階ではどのような仕事があるかを整理し段取りを組む人がいないといけません。私たちの場合は、司会を同じく新卒1年目社員の松川陽亮さんが担当することになりました。
松川さんは大学時代マジックサークルに所属しており、人前で話す経験が豊富です。一方で準備の段取りについては、学生団体の運営経験があった私が引き受けることになりました。入社してから7か月あまり同期で雑談などを含めコミュニケーションをとる機会が十分にあったからこそ、お互いの得意なことを理解し合い、バラバラにならずに一丸と準備に取り組めたと思っています。
2.自ら求め、そして動く
2つめのFORCIAN WAYは 自ら求め、そして動く です。
今回の忘年会ではオープニング動画を作ることにしました。というのも、半年前に行われた全社イベント「フォルシアへようこそ ~フォルシアの再発見~」 の冒頭で流れた動画が素晴らしく、私たちも同じことをしてみたい!と思ったからです。忘年会の動画のコンセプトは普段の仕事風景。普段の仕事で起きている些細な出来事をスライドショーにすることで、1年間を振り返ってほしいと思い作成しました。
動画を作るためには写真を集めないといけませんが、業務に乱入することになるので1つ1つ許可が必要です。それでも、自分たちから動いてお願いをすることで社員の皆さんに快諾をいただき、多くの方を巻き込んだ動画を作ることができました。
ところがこの動画、本番ではBGMが流れず興ざめに...リハーサルを入念にしておけば防げた失敗だったので勿体なかったと後悔しています(泣)
3.常識に挑み、突き抜ける
3つめのFORCIAN WAYは 常識に挑み、突き抜ける です。
フォルシアでは、先輩方から「その仕事、既成概念にとらわれていませんか?アップデートできていますか?」ということをよく問われます。過去を踏襲するのは比較的簡単ですが、付加価値を生み出すためには、自分たちだからこそできることを考え実践しなくてはならないと感じています。
さて、忘年会では翌年の新卒内定者を紹介するのが恒例になっているのですが、普通にやっては面白くないと私たちは常識に挑みました。パロディです。
フォルシアでは 朝ブリという全社会議が毎週実施されます。忘年会ではこの会議をパクって内定者を紹介することにしました。スライドの構成や司会も揃えることで、形式を朝ブリにできるだけ近づけました。
内定者紹介は毎年同じことをするのでどうしても記憶に残りにくいのですが、いつも朝にある会議が夜に行われるシュールさもあいまって社員が4月まで内定者のことを覚えていると期待しています。
4.成し遂げてこそ「価値」
4つめのFORCIAN WAYは 成し遂げてこそ「価値」 です。
忘年会のメイン企画は余興です。今年は余興を2つ実施しましたが、そのうちの1つを新卒1年目で準備しました。余興の内容はクイズ大会に決定し、私たちは問題を5問考える必要がありました。
目の肥えたフォルシア社員を満足させられるクイズはどんなものか、私たちは議論を重ねました。普通のクイズじゃ面白くない、簡単すぎても難しすぎてもダメ、お互いに提案しお互いに却下しを繰り返す中で5問をそろえるのは想像より大変な作業でした。
それでも全員が納得する形、少なくとも同期8人の中では「これが100%」と思える形まで練り上げて当日を迎えられたのはとても有意義なことだったと思います。
5.世の中に自らの足跡を残す
最後のFORCIAN WAYは 世の中に自らの足跡を残す です。
フォルシアではリモートワークが中心の社員も多くいます。忘年会を機会に顔と名前がお互いに一致させられるよう、名札を作ることにしました。社員同士は普段slackを使ってやり取りしているので、名札にはslackアカウントのアイコンを載せています。
名札を作って嬉しかったことが1つあります。
忘年会にはフォルシアの協力会社の方も来られたのですが、その中に忘年会の日が最終出社の方がいました。その方に名札をお渡ししたところ、「フォルシアに関われたことの思い出に名札を持って帰らせてほしい」とおっしゃってくださいました。
社員含めみんながみんなフォルシアでキャリアを終えるわけではない、それでもフォルシアで過ごした思い出を一生の宝としてほしい。遠い将来フォルシアでの仕事や仲間を思い出すきっかけとなるイベントができればうれしいなと思い準備をしてきた中でこのようなことを言っていただけたのは、努力が報われた気分になりました。
おわりに
準備を通し、新卒1年目が忘年会の運営を行うことにはいくつもの意義があると感じました。
- 社内プロジェクトの責任者となることで、プロジェクトマネジメントの能力を養う
- フォルシアに染まりきっていない1年目のユニークな目線で、今までの常識にとらわれないイベントを行う
- 我々新人が新人同士やほかの社員たちと仲良くなる機会を得る
ここまで「頑張って準備しました!」ということを前面に出して書いてきましたが、満足のいっていない点や当日蓋をあけると失敗だった点もあります。社会人経験のある人が忘年会の準備をすればもっとクォリティが高かった思う一方で、経験の浅い自分たちが忘年会運営を担当し学ばせてもらったのはありがたいことだと感じています。
コロナ禍で人と人の距離は離れてしまいました。フォルシアのような大きくない会社でも、年が離れていたり部署が違ったりする人同士が話す機会は少なくなっているかもしれません。それでも、自分たちの力で世の中に貢献していきたいという熱い想いは社員全員が等しく持っています。忘年会で各々が魅力的なメンバーを再発見し、それが自分の会社に誇りをもつことにつながれば、運営としては成功だったなと思います。
ぜひ、来年は2023年入社の後輩たちに楽しい忘年会を作っていただきたいです!
この記事を書いた人
宮本 唯
新卒1年目エンジニア。今月3本目なのでそろそろプロフィールに書くことがなくなってきました。