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フォルシア音楽祭 -秋-

「新春かくし芸大会...」
フォルシア音楽祭に出席し、感じた第一印象です。

こんにちは。キャリア入社1年目の田澤です。
10月の涼しい金曜の夜、「フォルシア音楽祭 秋夜の陣」が開かれました。

音楽祭...その響きから、音楽を聴きながらグラスを傾け社員で談笑をする...そんなおしゃれなイベントを想像していました。しかしそこで繰り広げられていたのは、緊張感と感動が交差する、さながら「新春かくし芸大会」でした。

30代以上の皆様にはお馴染みの「新春かくし芸大会」はその昔、お正月にタレントが集まって普段見せない芸を見せる、あのテレビ番組です。出場する人は、普段から歌やお芝居をする才能あるアイドルやタレントたちで、本業だけでも素晴らしいのに、そんなこともできるの⁉という驚きが感動を生む、あの大会です。もちろんそこには、本業の忙しい合間を縫っての練習と当日の披露するプレッシャーがあり、それさえも含めてエンタテインメントとしています。それが、「新春かくし芸」です。

フォルシア音楽祭は、ほぼそれであり、ステージは感動の連続でした。


会場は、大久保駅から歩いて少しの「Cafe Dolce Vita」。
ドリンクはアルコールOKのフリーフローでした。開会は20時。開会の挨拶もほどほどに、「音楽会」は始まりました。今回は秋の音楽祭とのことで、出演者の皆さんはそれぞれ、秋を感じる歌や、秋にまつわる楽曲を用意してきてくれました。ここからは各出演者と、その楽曲を、個人的に感動した印象深い歌詞と一緒に紹介していきます。

『恋しくて目を閉じれば あの頃の二人がいる』

「サクラ色」歌、作詞:アンジェラ・アキ

stanbyset 【yoshinari(vocal&piano), takeshita(guitar), takashima(drums)】

最初はトリオでの演奏でした。ピアノの音から始まるアンジェラ・アキの代表曲です。ピアノの弾き語りを生で見たのは学校の音楽の授業以来だったかも知れません。yoshinari氏のピアノの弾き語り、takashima氏のリズミカルなドラム、takeshita氏のギターとコーラスで、きれいに織り重なった三重奏でした。グループでの併せての演奏は、さぞかし大変だったと思います。ただ、その綺麗に重なった音の迫力で、1曲目から観客のテンションはぶちあがることになったのです。

「涙ぬぐい取るそのオンボロみたいに 僕はなりたい」

「アパルトの中の恋人たち」歌:ハヌマーン 作詞:山田亮一

terunuma(vocal&guitar)

続いては、エレキギター一本で弾き語りのterunuma氏。カラオケで歌えない、自分で歌いたい歌を持ってきた、と弾き出したのは「ハヌマーン」。今回のステージで聞くまで、知らない歌でしたが、そのロックな演奏とその歌声に一瞬で引き込まれました。間奏であるギターソロの部分も、時に激しく、時に丁寧に演奏をし会場を盛り上げてくれ「猿の学生」「アパルトの恋人たち」の2曲を披露してくれました。

「手を取りそして離した 未来のために」

「炎」歌:LiSA 作詞:梶浦由記

katano(vocal&koto)

ここでまさかの和楽器「筝(こと)」を持ち出し、それを爪弾き始めたのはkatano氏。筝を台にセットし、立って歌う姿はかつて見たことがなく、このまま動画配信できるのではないかというインパクトがありました。その歌うには難しい別れがテーマの抑揚のある曲を、きれいに切なく歌いあげてくれました。

「あの頃の未来に 僕らは立っているのかな」

「夜空ノムコウ」歌:SMAP 作詞:スガシカオ

フォルシアのOBも特別参加枠でステージに立ってくれました。曲はSMAP人気の2曲で、「夜空ノムコウ」と「らいおんハート」。何度も耳にした曲でも、その雰囲気のある演奏と歌声に、思わず一緒に口ずさんでしまう、そんなしっとりとした時間を作ってくれました。「あの頃の未来に僕らは立っているのかな」学生時代に戻ったような、戻れないような切ない時間を味わわせていただきました。

「僕が生き急ぐ時には そっとたしなめておくれよ」

「Hello, my friend」 歌、作詞:松任谷由実

sakurai(vocal&guitar)

エレキギターを持って登場したのはsakurai氏。少しの調弦をした後に、演奏しだしたのは、ユーミンの夏の終わりの名曲「Hello, my friend」。「生き急ぐときはたしなめて」友人との永久の別れを歌ったこの曲に、哀愁のあるその歌声がとてもはまっていて、誰もが時を忘れるように引き込まれていきました。

「今しかない この時間を」

「リルハ リルラ」歌、作詞:木村カエラ

エンゼルパイ【katano(vocal)、sakurai(guitar)、kokai(bass)、tada(drums)】

今回の音楽祭で唯一の4人での演奏でした。sakurai氏の唸るギターイントロ、kokai氏の胸に響くベース音、tada氏の軽快なリズムドラム、katano氏の伸びやかな声、その迫力に曲の初めからオーディエンス全員が曲に引きずり込まれるようなライブ感を感じることができました。演奏している4人も本当に楽しそうで、今しかないこの時間を、楽しんでいるように感じました。

「甘さだったり 苦さだったり 時間をかけて味になってく」

「Soup」藤原さくら 作詞:福山雅治

takeshita(vocal&guitar)

ギターを持ってスタンディングで歌い始めたのはtakeshita氏。その佇まいは、この曲のキャラクターにぴったりであり、歌声もこの曲調にぴったりだと感じる、甘さと強さを兼ね備えたものでした。甘さも苦さも時間をかけて味になる。人生をスープに見立てたその歌詞が、とても染み入りました。

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どの組も見応えがあり、全体の2時間があっという間でした。

演奏・歌のクオリティの高さも衝撃ポイントですが、皆さん、あんなに日々、仕事も頑張ってるのに、こんなこともできるのか...という衝撃が強く感じられました。どの組もかっこよく、全員がアイドルのように見えました。(新春のテレビ番組を見ているかの様でした。)
皆さん忙しい時間を縫ってかなり練習をしてきていたようで、ステージでもそれがわかり、とても感動させられました。全てのステージにアンコールを送りたい、そんな気持ちになる、とても素晴らしい演奏会でした。

次は冬の陣でしょうか...。今から次のフォルシア音楽祭が楽しみです。


この記事を書いた人

田澤 征治
2022年度中途入社。
カラオケは主に一人で行きます。どこかで披露する時の為、日々ひとり、爪を研いでいます。人前で何かを披露できるって本当にカッコいいですね。

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