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「物流」から生鮮流通のDXに挑む。ITだけでは解決できないチャレンジングな環境に面白さがある【元ヤフー、魚ポチ事業部長インタビュー】


こんにちはフーディソンの広報です。

弊社はスタートアップとして日々『食の世界をもっと楽しく』することを目指しています。

今回は弊社のメイン事業である飲食店向け生鮮ECサービス「魚ポチ(うおぽち)」の事業部長 日下部にITスタートアップが難易度の高い物流に取り組む意義について伺いました。

ーエンドユーザーとの接点と持続可能な食のインフラ再構築への挑戦。大手でモヤモヤしていた私がフーディソンに挑戦しようと思った理由

魚ポチ事業部長 日下部俊典
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ヤフー株式会社に新卒入社後、2016年5月よりフーディソンに入社。入社時は魚ポチの事業企画・マーケティングを担当。その後、セールス、ロジスティクス、事業開発等のチャレンジを経て、現在は魚ポチ事業部長。
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フーディソンに入社する前はヤフー株式会社で、インターネット広告の営業、新規事業の立ち上げなどを経験してきました。ヤフーでは、素晴らしい上司・同僚にも恵まれ、若手ながら多くのチャレンジを経験させていただきましたが、まっさらな状態から自分で事業を生み出し、経営していく力を身につけたいと思い、外の世界へのチャレンジを考えるようになりました。

フーディソンに入社を決めたのは、まだ組織として小さく未成熟な状態であったこと、まだITが活用されていない事業領域で前職の知識を活かせると思ったこと、そして何よりもフーディソンの目指しているミッション、社会へのインパクトに共感したというのが大きな理由です。

私の父は福岡で飲食店を営んでおり、幼少から市場によく足を運んでいました。市場には新鮮な魚が毎日並び、気前のよい大人が人情味あふれる売買を繰り広げ、子供心に刺激的で面白い場所でした。資源の減少、労働人口の減少など食を取り巻く環境は決して明るくはありません。多くの人を幸せにする持続可能な食のインフラの再構築を通じて、生活者、生産者、インフラに携わる人をもっと幸せにすることができるのではないかと思い、フーディソンに入社を決めました。

ー自社で改善を進める重要さ。難易度の高い物流へ挑戦することでしか生鮮流通の変革は成しえない

現在、私は「魚ポチ」という事業の責任者をしています。
魚ポチは飲食店向けの仕入れサイトで、スマホやPCで全国の新鮮な鮮魚などを一尾から購入することができるサービスです。ステップとしては非常にシンプルで1分ほどあれば発注までの一連の操作ができ、商品は翌日の午前、午後に届きます。
サービス説明動画

市場に直接買いにいく必要がないのでコロナ禍における接触頻度の減少や、人件費や時間の問題で仕入れに工数を割くことができない個人経営などの中小飲食店様の業務効率化に繋がっており、市場ではなかなか手に入らない食材も多数取り扱っています。

ありがたいことに多くの飲食店様に支持いただき、一都三県を中心に2万店舗以上(取材日現在)にご登録を頂いています。

(画像)魚ポチのUI


魚ポチは単にサイトを運営しているだけではなく、商品の調達から出荷、配送まで実際の物流も自社で担っています。部分的に外部のパートナー様にもご協力いただいておりますが、仕入や出荷は基本的にすべて大田市場にある自社の物流センターで行っており、自社ドライバーによる配送比率は約半数を占めます。

自社で物流を構築している理由は、生鮮品の流通には専門的な知識や経験が必要とされ、ここにこそDX(デジタルトランスフォーメーション)の可能性が大いにあるからです。

魚の流通では基本的に前日水揚げされた商品が深夜に市場に入荷され、そこからわずか数時間のうちに飲食店に向けて出荷しなければいけないという時間的な制約があります。
更に、規格の決まった工業製品とは異なり、生鮮品は同じ商品でもサイズがバラバラであるため、特に水産品の多くが量り売りされる不定貫品であるという特徴があります。例えば、5キロ箱に10尾入りという商品の場合、10尾すべてがぴったり500gではなく、350gのものがあったり600gのものが入っている可能性があります。お客様によって大きい魚が必要であったり、小さい魚が必要であったりとニーズが違う中で要望に答えながらも正確に素早く商品をさばいていく必要があります。

そういった流通の難易度の高さゆえに、単純にITシステムを導入さえすれば効率化されるという産業ではありません。自らが流通に入り込んで、オペレーションを磨き込みながら本当に必要なITシステムを開発していくことが生鮮流通のDXを進める上では非常に重要なのです。

(画像)大田市場の様子

ー まずは生鮮品の卸売プレーヤーとして日本一を目指す。そしてプラットフォーマーへ

魚ポチ事業部では当面の目標として、『生鮮品の卸売で日本No.1のプレイヤーになる』ことを掲げています。

フーディソンのミッションである『世界の食をもっと楽しく』を具現化するため、魚ポチはその核となる中間流通の変革を担っています。先ほど述べたような生鮮流通の課題をまずはプレーヤーとして解決していきたいと考えています。

そして中長期的には魚ポチで培ったナレッジやシステム、物流機能などの生鮮流通インフラを汎用化し、生鮮流通のビジネスプラットフォームとして外部のサプライヤーや流通事業者などに開放していくことを構想しています。

そうすることで全国の生鮮流通のDXを進め、これまで流通に乗らなかった未利用魚や低利用魚と呼ばれるような水産資源を含め多品種、大量の商品を取り扱える仕組みを構築していきたいと考えています。

(画像)流通インフラを拡充することでプラットフォーム構築を目指す

ー産業の変革を本気で目指す仲間に出会いたい。新しいスタンダードへの挑戦

魚ポチ事業部では物流センターの従業員も含め現在80名ほどのメンバーがいるのですが、その中で実際に出荷現場に入りながらリーダーシップを発揮し改善をしていけるような物流担当者を募集しています。

単に企画をするだけではなくプレイヤーとして出荷業務を任せられることが前提として必要になります。その上で

  • より効率的な業務オペレーションの改善提案
  • オペレーションの自動化、機械化の企画、推進

といった改善業務に取り組んでもらいたいと考えています。

現在魚ポチでは物流に深い知見のあるメンバーがおらず手探りで業務プロセスの改善を進めているのが実態です。だからこそ物流領域で、例えばある程度自動化が進んでいる物流現場で経験をしている方にとっては活躍する場が大いにあると思います。

また物流領域の経験がなくても業務プロセスの改善やプロジェクトをリードしていた経験がある方なども0から手探りでプロセスを構築していく現在のフェーズにおいてはいかせる知見や経験があると考えます。

(画像)大田市場で働くメンバー


生鮮領域のDXを手掛ける企業はまだほとんどなく成功事例がない状況です。その中でフーディソンは成長し続けており、メンバーにとっての成長機会も非常に多くあります。

複雑性が高く短時間で処理をしていかなければいけない生鮮品領域ではありますが、まだまだ『人』がメインで手を動かしている業界です。今後高齢化が進み、人材不足が懸念される中で、正確で、高い生産性の高い物流モデルを構築できるか。ここにフーディソンの存在意義があると私は考えます。

フーディソンが業界をリードし仕組みを構築していかなければ食の多様性もどんどん失われてしまいます。だからこそ業界において新しいスタンダードを構築していくことを本気で目指しています。

当社の目指す姿に共感してくださり、共に難易度の高い挑戦をしていける仲間に是非出会いたいです!

魚ポチでは物流担当者以外のメンバーも募集しております!
応募意志はいりませんのでまずはお話ししませんか?

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