こんにちは、Flamers共同創業者CTOの設楽広太/だーら です!
先日まではCPO(プロダクト責任者)と名乗っていましたが、この度CTOに変更しましたので、その背景と意気込みを綴りたいと思います。
タイトルは半分釣ってはいますが、本当に思っていることです。自分よりも適任な方を見つけ、仲間として任せていくことなるだろうと思っています。
しかし、その字面以上には、強い意気込みを持ってCTOを名乗り、あわよくばずっとCTOを名乗り続けられる個の力を持った人間に成長していきたいと思っています。
小さな会社の小さな変更ではありますが、自分的・チーム的には重要なことであり、今後Flamers社に興味を持ってくださる方にも大切な話であるとしてまとめます。
このストーリーでは、
「CTOというポジションが作られた背景」を説明した後、
「僕の人柄と意気込み」について話し、
「Flamersのエンジニア組織の現状」を最後にまとめたいと思います。
CTOポジションが新設された背景
Flamersの創業メンバーはここまで3年以上、CEO、COO、CPO(僕)という役職でした。
CTOという役職を作る必要性を感じていなかったことと、誰も自分が適任であると感じていなかったことから、そのポジションを作る話は出ていませんでした。
僕は暫く肩書不定でしたが、プロダクトづくりに興味を持っていたので、「これでいいじゃん!」とたまたま見つけて飛びついたのがCPOでした。
そこから時間はたち、Flamersは新規事業として、メタバース上での恋愛事業を確立します。VC等から資金調達をして以降、プロダクト開発に力を入れる組織へと変わっていきます。
CEOとCOOが資金調達のピッチをしている期間、僕だけ一人外れて、VRプロダクトの開発をスタートさせていました。
技術選定を行い、プロトタイプを作り、ユーザーに当て、インターン生を採用し、フルタイムメンバーを採用し、と時間が流れる中で、僕はリードエンジニアとして、実装とマネジメントを行うようになっていきました。
対外的な採用に向けた発信や、対内的な僕のマネジメントポジションとしての名前の曖昧さは、解消した方が物事がうまく進みやすいだろうという理由から、最初にCTO化の話が出ました。
そしてそれは個人的には重い感覚はありつつも、同時に挑戦したい気持ちが芽生え、CTOという肩書に変更した、というのが背景です。
極め付きはこちらの付箋。合宿でメンバーへの相互フィードバックを行った際にもらった1枚です。
「え、おれってCTOって思われてるんだっけ??」とびっくりしました。
僕の人柄を知ってもらうコーナー
プロダクト開発へのワクワクからエンジニアになりました
およそ20年間の人生の中で、「プロダクトが開発できるようにエンジニアになりたい!」と思ったときが、一番胸が高鳴った瞬間でした。
それまでは、国際協力とか興味あるかなぁ、難民問題とか?(土木)インフラとか?と思ってミャンマーに行ったりなどしていましたが、それとは比にならないほど、プロダクト開発への熱量は高いものでした。
もともと、創作することが好きでした。そして、学ぶことも好きです。
中学校から数多くしてきたスピーチに始まり、油絵、ブログの執筆、作曲、ジオラマなどなど、何かをこだわって作りこむことが好きでした。
その中で、プロダクト開発が、一番熱量が込められる創作だと思っています。それは、仕組みに変革を起こして個人に届き、かつお金の流れも生み出す持続性のある創作だからです。その持続性によって、僕は「飽き」を乗り越えてずっと夢中になり続けています。
また、学ぶこと自体が好きです。難しいことを勉強をして、自分が知っていること・出来ることが増えるプロセスそのものが好きです。いくらでも時間をかけることができます。
その2点において、開発職は僕にフィットしていると思います。
生粋のエンジニアではないし、今の実力が高くないことは重々承知しています
僕が興味を持っているのは、あくまでプロダクト開発のためのエンジニアリングです。プロダクトを柔軟に作るための設計などにはとても興味を持っているし、組織・プロダクトマネジメントにも興味があります。
しかし世の中には、技術そのものが大好きで、広く深く技術を理解している優秀なエンジニアがたくさんいることは分かっています。僕の中でなんとなく、自分よりもっと適任がいる、と思っているのはこの点からです。
また、僕と同じような興味領域を持つエンジニアで、僕より何年も長い経験や、才能を持っている人がいることも当たり前のように分かっています。
そういった人たちが、経営的視点も持ち、マネジメントも任せられて、Flamersのカルチャーやサービスビジョンへも共感してもらえたなら、CTOを任せるべきだと思っています。また、そういう人を探すべきだと思っています。
Memoriaは今後ユニコーンになるメタバースマッチングサービスですので、その規模のプロダクトを開発するにはそうした優秀なCTOが必要です。多くのユーザーの幸せを作るプロダクトを、速く・質高く作るためのCTOです。
だが、自分自身のポテンシャルを信じて、突き抜けたい
上記のセクションで書いたことは、客観的見たときに感じることです。
しかし、主観的な意気込みとしては、ずっとCTOを張り続けられるように、プロダクト・チームとともに個として成長していきたいと思っています!!!!!!
Flamersの経営層として技術を手放さず、技術で勝てる会社にしたい、その筆頭となる人間でありたいと思っています。
また、みんなが楽しく、安心して、学びも深く、自分が開発していることの意義を感じられる環境を作ることにも取り組みたいです!
そして、経営的に重要なやりたいことと、開発組織をマージする(お互いにちょっと無理をかけたストレッチゴールを設定し、達成する)ことも担い続けたいと思っています。
.......僕、結構自分の成長幅を頼もしく思っているんですよ!
今から半年ほど前に開発始めたときには、C#のpubic
とprivate
の違いも分からなかったし、interface
とか聞いたことなかったです。その状態から、もちろんチーム全員の力ではありますが、以下の全てを理解して実現させるところまで行きました。
- UnityにおけるVR開発やリアルタイム通信、レンダリングパイプラインの技術選定をする
- Final IKと外部ライブラリを導入してアバターをきれいに整える
- UniRxを用いたMV(R)Pパターンを学んでプロジェクトに定着させる(インターン生のおかげ)
- Meta QuestのAppLabの審査要件をクリアして掲載を実現する
- デスクトップ(Windows / Mac)版を作ってVRデバイスを持っていないユーザーに利用してもらう
- SOLID原則を理解してクラス図を書きながらメンバーと議論を深め、DIコンテナの導入について検討する(記事執筆当日)
- (マネジメント)スプリントを導入。スクラムガイドを参考に、プランニング、朝会等のイベントの実施を定着させる。
まだまだ未熟ですが、Memoriaプロダクトとチームの成長に合わせて僕も速い速度で成長しています。ですので、対内的には安心して任せてほしいし、対外的には僕と働くのを楽しみにしてFlamersとお話をしてみてほしいです!!
Flamersエンジニアチームの現状
よきエンジニアチームで、楽しく開発しています!
今のチームを、背伸びせずにありのままに伝えたいと思います。
- ユーザーに向き合っています!
- UXについてはみんなが考え、声を聞いています。
- 技術の学びを純粋に楽しんでいます!
- 設計好きな人が多くて、本を読んでプロジェクトをたたく勉強会とか、
- 外部の優秀なエンジニアを読んで半日相談会をしたりとか。
- コードレビューもしっかりやってます!
- 心理的安全性は高いと思います!
- Unityプロダクトと、Webプロダクト(Rails)の両方でエンジニアチームが組織され、連携を取っています。
一方で、
- 情報の共有体制については、まだ不十分、かつ重要なことだと認知し、改善に向けて動いています
- リモートメンバーへの情報伝達や、経営的な会議で話した内容の共有の意識を上げています。
- エンジニアチーム以外も含め全社的に、コンテキストの共有(会社・事業にとって何が大切か、文脈を理解すること)をしたうえで、各自が判断する組織にしたいという方針です。
- (Unity側の話ですが)規模の大きいプロジェクトの設計経験者、CICDなど開発基盤が得意な人、マネジメントが得意な人、グラフィックなどアート寄りの技術に明るいクリエイター、などは不在です。
まだMemoriaプロダクトは始まったばかりですが、まったく新しい出会いとデートの形を生み出す革新的なサービスです。素敵で、優秀なチームでサービスづくりをしていきたいと思っています。
そして、そのCTOとして走れることを嬉しく思っています、頑張っていきたいです。
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読んでいただきありがとうございました!