株式会社FiNCに入る前
もともとものづくりが好きでエンジニアになったのですが、最近では何か当たり前に使い続けられるものとか、自分がずっと使い続けられるような、より根源的なニーズや課題を狙ったプロダクトを作りたいなと思っていて、方法は自分でやってもいいし、共感できるビジョンを持つチームにジョインしてもいいなと思っていました。
そういうときに代表の溝口に出会いました。健康(ヘルスケア)に関する問題って衣・食・住と同じくらい人の人生の根底にあるもので、そこの課題ってすごく取り組みの価値があるなと思っていたし、FiNCが掲げるVISIONや実現したい世界を知り感銘を受けました。僕自身も健康に課題を感じていたことがあり、FiNCが取り組もうとしている課題に対して心からやるべきものだなと思えたのでジョインすることを決めました。
前職では新卒でDeNAに入社し、海外向けのソーシャルゲームの開発に取り組んでいました。入社してから半年くらいで海外市場を狙ったゲームの立ち上げに携われて、そのプロジェクトで最終的に海外のいくつもの国で売上1位を取ることができたのは貴重な経験となりました。 最初の3ヶ月でフルスクラッチでクライアント側からはじめ、最終的にはサーバーサイドも両方やりました。日本にとどまらず世界で使われるものを作ってみたいと思っていたので、世界中の数百万人の人に楽しんでもらって、声を聞いて、よりよいものを作っていくというのは、非常にやりがいがありました。
プロジェクトのリードエンジニアをやって、海外チームと連携しながら、日本・韓国・中国のアジアリージョンでの立ち上げも関わりました。その後、より大きな裁量をもって自分でやりと思い、社内の新規プロジェクトをやるか、社外でやるかと悩んだ末に、社長一人だけの会社にジョインして、ビジネスをイチから考えて旅行関連サービスの立ち上げから運用をやりました。 いい区切りができ、次に何をやろうか模索しており、フリーランスとして活動もしている時にたまたまFiNCに巡りあいました。
現在
今はウェルネスサーベイに関する開発全般を任されていて、フロントエンドからサーバーサイド、インフラまでひと通り自分で見ています。開発をしながらもリードエンジニアとして、社内の管理栄養士やトレーナー、データサイエンティストやリサーチャーといったビジネスサイドのメンバーとエンジニアメンバーとの繋ぎ役を担っています。
現在はサーベイとソリューション用のアプリとの連携や、サービスのパーソナライズをより強化していくための人工知能の設計など、非常にやりがいのある業務を担っています。
周りは若くて非常に優秀メンバーが多いです。成長スピードがとても速く、かつプロダクトに対する一人ひとりの責任感がとても強い印象があります。それぞれがプロダクトや会社への思い入れが強いからというのもあるし、「自分が最後まで責任を持ってやらなきゃ」という範囲をそれぞれもっているので、お互いがそれを全うしていて、スケジュールがタイトでも最後まできっちりやりきる。 そういう意味では、個々が自立しています。誰かに頼るとか、誰かにお願いしようとかじゃなく、自分がやってやる!という気持ちが強いです。ものづくりは形にする人のクオリティで最後は決まるので、そういうところへの強いこだわりや責任感があるというのはすごいいいなと思っています。
株式会社FiNCについて
まず感じるのは「組織や人、文化をすごく重視している会社」です。今までの経験からも、組織内でのメンバー間の関係性や、会社が掲げるVISIONはとても大事だと思っておりました。それらを経営陣が重要視し、一部ではなくメンバー全員でそのようなマインドをもって仕事をすることが大事です。 メンバー間で関係性もよくしていこうとしているのはとても共感するし、なにより安心感が持てるので制作に集中できます。世の中の課題を解決するためにVISIONを達成するとか、プロダクトをつくるためによい組織、文化は絶対に必要です。
次に感じるのは、ベンチャーならではの特徴ではありますが、とても柔軟でフラットな会社だと思っております。元々そのような組織が好きで、ずっとそのような組織に所属していて、今回もそういう組織がいいなと思っていました(笑)。
目的とかVISIONとか、そのためのプロダクトのためであれば、ロジックを通せば溝口社長であれ、誰であれ、FiNCメンバーは納得してくれるし、きちんと結果を出せばさらに任せてもらえることが多く&広くなる。良い意味で目的のためなら手段を選ばす、誰でもフラットに自由に意見を言ってのびのびと働ける、この環境はすごくいいなと思います。
今後どういうことをしていきたいか
一言で言うと、本当に価値あるものをつくれる人材になりたいと思っています。 ただ単に「つくる」だけでなくて 、「なぜこれをつくるべきか?」という視点は常に大切にしています。つくること自体はクリエイティブで面白くとも、チームでVISIONを持ち、課題解決をするためにプロダクトをつくるのであれば、やはりしっかりとユーザーに必要とされ、使われて、価値を生み出しているかが最も大事です。
実際に、それらを考えてプロダクトを作らないと、作ったこと自体が無駄になってしまうこともあります。だからこそエンジニアも、「価値あるものを作るんだ」という視点を忘てはいけません。そうなると、ただ作るだけでなく「本当に価値ある良い物を作るにはどうすればいいか?」を常に考えるようになるし、エンジニアリングの視点だけでなく、ビジネスやデザインの視点も必要になってくる。そのようなマルチな視点も貪欲に取り入れて、総合的に価値あるものをつくれる人材になりたいと思っています。そのような点でも、FiNCにこれからより貢献していきたいという思いがあります。