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24年度新卒QAエンジニアが先輩と歩む研修の日々

皆さんこんにちは、新卒採用担当の山田です。
今回は、QAエンジニアの新卒研修の内容と魅力をお伝えします!

QAとは「Quality Assurance」の略で、「品質保証」という意味。
フェンリルではテスト設計や工程管理、案件のレポート作成、メトリクス分析など、さまざまな方向から品質を保証しています。


今回話を聞いたQAエンジニアの3名。左から

岡田|研修担当
大林|24年度新卒 QAエンジニア
前田|研修担当

二人三脚ですすんでいく新卒研修

— 研修の主担当を務めた岡田さん、まずは、どんな研修をされたのか教えてください。

岡田
実際の案件の流れをひと通り体験してもらう、という研修を2か月間行いました。 
今年のQAエンジニアの新卒社員は大林さん一人だったので、研修担当者とのコミュニケーションが多かったですね。前半は何かあればすぐ質問できるよう、出社して隣に座ってもらっていました。後半はリモートを交えつつ、慣れてきたら付きっきりでなくても順調に進めてくれていましたね。


— 研修の準備はいつからはじめましたか?

岡田
入社前の段階から「この資料を見ておいてほしい」と渡していたので、年末くらいから準備を始めていましたね。僕は今年初めて研修担当になったので、去年の担当から引き継ぎをしてもらったり、研修内容や時間割のブラッシュアップをしたり、いろいろ挑戦しました。 


— 3か月以上も前から準備をしていたんですね! では、その中で大事にしていたポイントは何でしょうか? 

岡田
コミュニケーションです。僕自身も新卒研修の時QAエンジニアは一人で、加えてコロナ禍真っただ中だったんです。もちろん先輩が親身になって教えてくれましたが、その時は思うようにコミュニケーションが取れませんでした。今年は出社できる状況だったので、慣れるまでは出社してもらって、対面でコミュニケーションを取ることを意識しました。あとは、やることがない時間を作らないよう心掛けていました。

前田
研修担当同士の連携はすごく意識しましたね。
みんな案件と並行して研修担当を務めていたので、日によって担当が流動的に交代してしまっていたんです。それぞれがサポート、フォローや引き継ぎをしっかり行うことで問題なく進めることができました。

少し話が変わるんですが、研修を進めるなかで、岡田さんから「大林さんの苦手な部分を考慮した研修にしたい」と、相談を受けたこともありました。岡田さんは主担当だからこそ誰よりも大林さんのスキルを把握していましたね。


— 研修中にも研修内容をブラッシュアップされたんですね。大林さんの苦手な部分はどうやって把握できたんでしょうか?

岡田
大林さんの方から「こういうことが苦手です」と伝えてくれました!

前田
定期的にやっている夕会で伝えてくれましたよね。

岡田
朝会では、前日までに取りこぼしてる質問とか、その日はこうやって進めていきましょうという話をします。夕会では、その日どうだったか、質問したいことはないかという話をします。その日の疑問をできるだけ解決する感じですね。


— 教わる側として意識していたことは?

大林
QAエンジニアの業務って実際何をやっているか、他の職種と比べていまいち想像ができなかったので、「全体の流れを把握する中で何をやるのか」という点を意識して研修を受けていました。
入社するまでQAに携わったことはありませんでした。アプリを触って不具合を発見する仕事だ、というのは知っていたのですが、どんなふうに発見するのか、どうやって直すのか、というところまでは分からなかったので・・・・・・。それが研修を経てだんだんクリアになっていきました。


— 大林さんから見た、お二人の第一印象はどんな感じでした? 

大林
全然笑わない方(岡田さん)と、声が低くてあまり聞き取れない方(前田さん)。

(左から岡田さん、大林さん、前田さん)

一同

大林
今は印象が変わりました(笑)。
お二人ともとても明るくて話しかけやすいですし、ちょっとした雑談にも乗ってくださいます。研修だから質問に答えてくださっていたのではなく、本当にお人柄として優しさを感じるところがあります。


— 逆に研修担当のお二人から見た、大林さんの第一印象は?

岡田
割とおとなしいのかなって思っていましたが、それは僕らがそんな雰囲気だったから緊張させていたのかもしれないですね(笑)。

今は、活発だし前に出ることをまったく恐れないところがすごいと思っています。全体での新卒研修の中で成果発表があり、大林さんの順番は最後でしたが堂々とした発表ぶりで、「さすがにトリだな!」と感心しました。僕や去年の新卒者は前に出るのが苦手なタイプだったので、尊敬するところだなと思っています。


— 品質管理エンジニアの仕事で人前に出ることはあるのでしょうか?

岡田
1年目は先輩の案件に付いて動くことが多いんですが、2、3年目以降になってくると責任者として先方とのミーティングに出ることが増えてきます。そこでテストに関する意見や進捗報告をします。
1人で案件に入ることも増えるので、臆することなく人に意見を言ったり、質問できたりするというのは生かせる能力だと思います。


— なるほど。前田さんの大林さんに対する印象は?

前田
私は、入社された時と研修が終わった時の印象に差はないと思います。大林さんは真面目なので、分からないことをそのままにしておくことはしないですよね。自分からしっかり努力できる方なので、そういう意味ではQAエンジニアに向いていると思います。


— 研修を受けて、大林さんの感想はいかがですか?

大林
とても充実してました! 今、実際の案件に入ってみても「こんなこと教えられていない」と困ることはないですね。研修の資料にまとめられていた情報だなぁとか思い出しつつ、内容を忘れていても資料を見返して理解しています。

— 一番面白かった研修は何ですか?

大林
工程管理の研修ですね。

前田
合同研修とかは?

大林
ああ〜! それも楽しかったです。研修用アプリをエンジニアの同期と一緒に作っていくというものでした。自分としてはよくできたと思います。エンジニアの同期たちも不具合があるとすぐ修正してくれて、レスポンスが早く動くことができたので、完成度の高いものができたのではないかなと。QAエンジニアとしての状況把握も、うまくできたかなと思っています。


— 研修中、状況把握の大切さを伝えるにはどうしていましたか?

岡田
個人の特性の部分も大きいと思うのですが、何か作業を始めるときには「いつまでにどれをやるか」をちゃんと決めて動いてね、と伝えていました。大林さんの場合、スケジュール管理には元々そんなに苦手意識を持っていないと言ってくれていました。慣れてきたら大林さん自身で決めてもらい、納期に対して「これはもうちょっと時間かかるんじゃない」と修正を入れたりしていました。なので、実践的なスケジュール管理を意識してもらうようにはできていたかなと思います。


— 次の研修に向けてブラッシュアップしたい部分は? 

岡田
品質管理部はテスターとも一緒に働きます。昨年実験的に、テスターへの動きの指示や上長に進捗報告をするなど、全体を取りまとめる役割を担ってもらう実践的な研修を取り入れました。それが楽しかったという意見をいただいたので、今年も継続しましたが、この辺りの内容はもっともっと充実させたいですね。

前田
会議の議事録をとるのは、入社直後の新卒メンバーは経験する機会が少ないのかなと思います。実務に当たる前に、その練習ができたらいいなとは思いますね。工程管理でも、誰かに何かを伝えるとか、会話内容をまとめるというところはとても大切なポイントですので。


— 研修を終えて実務経験を積んでいる大林さん。今後のキャリアをどのように考えていますか?

大林
品質管理部には、2年かけて立派なQAエンジニアを育成する「2年計画」という取り組みがあるので、まずは、2年後に1人で業務をこなせるようになりたいです。

岡田
QAエンジニアはQAエンジニア同士で集まることが多いんです。そんな中で大林さんは臆することなく前に出る方なので、壁を壊していろいろな部署の方を巻き込んで、影響力のある人になっていけると思うんです。ぜひ頑張ってほしいです!

QAエンジニアを目指す方へ

— 最後に、QAエンジニアを目指す方に、メッセージをお願いします。

岡田
普段からアプリを触っていて動作が気になる人や、コミュニケーションが得意だという人は、その志向が大きな強みになると思います。ITに興味があるけど今まで専門的に学んだことがないという方でも、自分の勉強次第で成長できます。いろいろな強みを持った方が活躍できる職種なので、ぜひ目指していただけたらなと思います。

前田
生活している中で「これはどういうことだろう?」という小さな疑問がある時点で才能があると思ってます。この動作をしてみたらどうなってしまうんだろう、みたいな、一見ネガティブな思考も生かすことができると思います!

大林
先ほどお話したとおり、品質管理部には「2年計画」というものがあり、研修後もしっかりとサポートしてもらえるので、初心者の方でも安心してQAエンジニアを目指せるんじゃないかな。

終わりに

あまり知られることのないQAエンジニアという仕事。
フェンリルでは未経験からでも目指せる職種で、入社後の研修も先輩がしっかりとフォローしてくれます。

この記事をきっかけにご興味を持っていただけた方はもちろん、IT業界に興味はあるけど一歩が踏み出せないという方も、ご応募お待ちしています!


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2005年にスタートしたフェンリルは、究極の国産ウェブブラウザ「Sleipnir」の開発から始まりました。 当時からユーザビリティを意識して開発を続けており、創業から20年たつ今でも、 その考えはフェンリルの理念として受け継がれています。 デザイナーとエンジニアが妥協せず議論し、 1歩1歩最高のプロダクトに近づけていく環境は、フェンリルの魅力となっています。 その結果、現在は「デザインと技術のプロ集団」として、 大手企業をはじめとする400社以上のクライアントと直接コミュニケーションを取りながら、 600以上の新しい時代を創るモバイルアプリやウェブアプリの企画開発を行っています。 数多くのプロダクトで高い評価をいただき、 さまざまな業界のリーディングカンパニー各社と一緒に開発する機会に恵まれてきました。 ■ 自社プロダクト事例 ・ウェブブラウザ「Sleipnir」https://www.fenrir-inc.com/jp/sleipnir/ ・ヘッドレスCMS「NILTO」https://www.nilto.com/ja ・Apex Legends ™ でのコミュニケーションスペース「WINNITY」https://winnity.games/ ・iPadのための絵コンテ制作アプリ「DROMI」https://www.fenrir-inc.com/jp/dromi/ ・その他の自社プロダクト一覧 https://www.fenrir-inc.com/jp/product/ ■ 共同開発プロダクト事例 特定の分野・業界に限らず、交通インフラ、エンタメ、モビリティ、金融などの各業界の大手ナショナルクライアントと共に、一般消費者向けアプリケーションから業務システムまで、さまざまなプロジェクト実績があります。 https://www.fenrir-inc.com/jp/works/
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