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「わたし」の中で息づくスポーツ|松木美澄

こんにちは!
スケさんからバトンを受け継ぎました松木美澄です。
モトキさんは福岡、スケさんは東京ですが、私は大阪在住です。現在は大学院に通いながら、フルリモートでユーフォリアメンバー、またユーザーさんと繋がりながらユーザーサポートの仕事をしています。
「今、なぜ私はここに居るのか」。スケさんからもらったバトンを手掛かりに振り返ってみたいと思います。

自己紹介は…今回は、あえてサマライズして書かないことにしてみます。
最後まで読んでいただいた時に、何か「分かる」感覚がこみ上げてくるような…そんなことを意識して。
どうぞお付き合いください。

「わたし」の中で息づくスポーツ

不安を感じた時に目をつぶると大事な人の顔が浮かんでくるのと同じように、私は、ふと目をつぶった時にサッカーのある瞬間を思い出すことがあります。
私の父は、私が小さい頃から、毎週のようにJリーグの地元チームの試合へ連れて行ってくれていました。スタジアムでは、老若男女がある同じ場所に集まり、ある同じ対象に向かって叫び、喜び、泣く、そんな感情が溢れる場所に自分の身を置いた時、自分の中の何かが揺さぶられる感覚を持ったのは、小学生の時でした。
大学生の時、父との会話が減っていた頃(思い返すとスーパー反抗期)…、父がその時始めていたチームのボランティアに私も入ったことで一緒に過ごす時間、会話も増え、サッカーは私たち親子の間を繋いでくれました。「サッカーに関わって生きていきたい」という想いを胸に、就活と大学院進学とで悩み、とにかくチームのボランティアを続けられることを最優先に、金融業への就職を決断。
就職してから「どうしてここ(職場)で一日の大半を過ごしているんだろう…」と自分の中から沸いてくる問いに悶々と苦しむ中で、帰宅をすると毎日弟が、自分が好きなプレミアリーグのあるチームの話をしてくるようになります。そんなに言うなら一緒に観ようと夜中2時にTVの前で革命が起こるわけです。「こんなに感情を自由に動かすことができるのはいつぶりだろう」。今になって考えると、私自身の希望とか信念とか、そういうものをそのチームに映し出していたんですね。その感覚を頼りに、この時からイギリスに通うようになります。
これは、現在通う大学院で臨床心理学という学問にどっぷり浸かって初めて分かったことなのですが、私が私自身を見つけ出すための手がかりが、どうやら「サッカー」にありそうだ、と。

「わたし」って何?

金融、海外での商社経験を経て、そろそろサッカー界へと思っていた矢先、JFA(日本サッカー協会)での就職が決まります。毎日、本当に楽しくて楽しくて仕方なかったのですが、専門のインストラクターと一緒に働く中で、また新たな問いが沸いてくるのです(幸せなはずなのに)。「私はどう生きていきたいの?」と。
名刺を出すたびに、JFA〇〇部という組織の名称を取ると私には何が残るんだろう、と考え始めるようになりました。
「わたしを巡る冒険」の第二章が始まります。

アスリートの心と出会った瞬間

JFAでは沢山のレフェリーと話をする機会があったのですが、試合が終わるとパフォーマンスの良い悪いにとどまらず、レフェリーが自分自身と向き合い内省する場面によく出会いました。それは自身の成長過程であるといえば綺麗に聞こえるけれど、とてつもない苦しみを伴うこともあります。そんな、レフェリーが試合を通して自分と向き合う姿に、私の心が揺さぶられたのです。「大学院でちゃんと学んで、アスリートの心にちゃんと寄り添いたい」とムクムクと芽が出始めた瞬間でした。
心は本当に複雑で、声掛け一つで生死を分けてしまうことだってあります。レフェリーが全人生をかけて、本来の自分と深く結びついたレフェリーというペルソナを生きていることを肌で感じ…、だからこそ、想いや気持ちだけで彼らの心に触れようなんて思ってはいけない。ちゃんと学ばないと。
そんなこんなで退職準備と大学院の受験勉強を始めました。
大学4年生の時に、大学院進学を選ばず、まさか10年後に再びそのタイミングがやってくるなんて、人生何があるか分からないですね。

わたしとユーフォリアの出会い

橋口(弊社代表)と初めて出会ったのは、JFA時代のすでに退職を決心していた時でした。ちょっと言語化が難しいのですが、この時の会話で、私のやろうとしていることや未知の将来に、背中をポンと押してもらったような、今まで書き連ねてきたような背後にある想いを分かってもらえたような安堵感と、何とも言えないワクワク感を覚えた事は今でも忘れません。大学院の合格発表を見てすぐに、橋口に「ユーフォリアで何かお手伝いできることありませんか?」と真っ先に連絡をしていました。

最後に

ウチとソト、自分の顔を使い分けて働くことの多い日本社会において、ユーフォリアでは、ウチとソト両面を統合した個人として受け入れてもらえる文化があり、そこにアソビが生まれて新しい仕事が創出される、そんな感じがすごくあります。
東京のオフィスに向かう途中の電車の中で、「ユーフォリアの一員でいられて幸せだ」と感じている自分に気が付いた時、私の選択は間違ってないと自分の中の何かが確信に変わったのでした。

次回、バトンが回ってきた時には「臨床心理学×スポーツ」についてお話ができればと思います。
長い自己紹介にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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