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正解がない時代にこそ求められる「プロデューサー」の役割とは?

エッセンスでは、マッチングを生業としています

弊社エッセンスでは、

・プロパートナーズ(非常勤のプロ人材の紹介)では、企業とプロフェッショナル人材のマッチング

・リクルーティング(常勤の人材紹介)では、企業と求職者のマッチング

・ナナサン(幹部候補者向けのベンチャー留学研修)では、研修対象者と受け手のベンチャー企業のマッチング

を行っています。

サービスを提供していく中で常に問われるのは、間に入る我々エッセンスの「介在価値」です。

お互いのニーズを汲み取り、お互いの強みや、ひょっとすると弱点を可視化しながら、お互いが満足できる落としどころを見つけ、お互いに提案し、納得してもらい、合わさってもらう。

書いているだけでひやひやしますが、この一連のプロセスを、スムーズかつヌケモレなく進めていくことが、エッセンスとしての価値であり、企業や個人の方から期待されている点だと思っています。

プロデューサーという肩書き

エッセンスでは、先に触れた間に入って行うエージェント活動を行うメンバーを「プロデューサー」と呼んでいます。

企業と個人の出逢いを「プロデュース」する、という所から名付けられていて、私も2年前の入社当時、とても良い肩書きだなと気に入っていました。

しかし、この2年の間に多くのマッチングに関わる中で、その役割の重要性や難易度の高さに何度も打ちひしがれ、また、同じように苦労する同僚達の姿を見るにつけ、この肩書の持つ意味を考えさせられる場面がいくつもありました。

この4月から、マネージャーという役割をいただき、今後のエッセンスのあるべき姿を模索する中で、あらためて「プロデューサー」の意味やあるべき姿を定義したく、他のマネージャー陣とも膝を突き合わせて議論させていただきました。

以下に、2017年8月時点で考える「プロデューサー」の定義を、そこに至った背景とともにご紹介させていただきます。

またこれは、マッチングという活動に関わる方(おそらく広い意味ではほとんどの方々が当てはまると思います)の参考にもしていただけるのではないかと思います。

そもそも「PRO」とは何か?

これまでの文章を見返していただくと「PRO」がつく言葉が多く出てくることがお分かりいただけると思います。

我々がメインのサービスとしている「プロパートナーズ」の商談において、よく「御社の課題に最適なプロを企業に紹介します」「我々自身もマッチングのプロを目指しています」とお話をしています。ここで言う「PRO」はプロフェッショナル(Professional)を指しています。

また、プロデューサー(producer)プロセス(process)という言葉にも「PRO」がつきます。「PRO」とは、そもそもどういう意味なのでしょうか。

「PRO」とは「前の」を意味する

「PRO」の意味を調べてみると、

「前の、前もって、代わりの」を意味するラテン語「pre-」が由来

という説明が出てきました。

「pre-」は before in time or place「前の時間、前の位置」を意味するそうです。

これだけでは単なる言葉の意味で、本質的なところはまだ見えてきません。

次に「PRO」がつく言葉を探してみました。

すると、

procedure
process
produce
product
profess
profession
professional
profit
program
progress
prohibit
projector
prologue
proposal
 ・
 ・
 ・

と、予想以上に多くの単語が存在しました。

それぞれの意味を追っていくと、ざっくり大別して

①「前もって備えるために、目指すゴールがありその為に」という準備・計画の意味
②「目の前に」という可視化・明確化・具体化の意味
③「代わりに」という代替の意味

があることが分かりました。
これら3つから「PRO」がつく言葉は、何か曖昧なものや漠として不安なものを、明確にしていったり、導いていくような意味合いが見て取れます。

まさしく、迷える企業の経営者や幹部の皆様、活躍したいフリーランスや求職者の方々から相談を受け、未来を照らしていく必要のある我々にぴったりな言葉のように思えます。

プロデューサーに必要な5つの「PRO」

おおまかなPROという言葉の持つイメージが掴めてきたところで、より具体的な定義をするために、数ある「PRO」がつく単語の中から、よりプロデューサーに求められる素養に近いと思われる以下の5つを選びました。

・produce
 pro-「前に」duce「導く」前へ前へと生み出す
・prospect
 pro-「前に」spect「見る」未来 (先の時間) を見ること、前方を見ること
・process
 pro-「前に」cess「進む」前へ進むための段取り
・profession
 pro-「前に」fess「言う」-ion「こと」公の前で専門的な内容をはっきりと言うこと
・propose
 pro-「前に」pose「置く」目の前に出す

以上です。

当たり前にビジネスやプライベートで口にしている単語もありますが、単語を分解してかみ砕くと、その単語の持つ深さ・本質が見えてきますね。

5つの「PRO」をアクションに変換

今度は、上記の5つの単語を「エッセンスのプロデューサー」としてのアクションに変換しました。意識したのは「求められている役割」と「ありたい役割」です。

・produce
 企業と個人を課題解決と成長に導く

・prospect
 企業と個人の成長につながる未来の働き方を体現し広げていく

・process
 経営課題・成長課題に向き合い着実にゴールに導く

・profession
 相手の利益・不利益につながることを隠さずに伝える

・propose
 企業と個人の生涯に価値をもたらす覚悟を持って提案する

以上です。

これからの時代に必要なプロデューサーの役割とは

仕上げに、上記の5つのアクションを以下の一言にまとめました。

我々エッセンスは

「企業と個人の最高の舞台を演出する集団」である。

それは、「企業と個人の未来を自分事として捉え、目の前と未来に必要な打ち手を共に考え、覚悟と公正さを持って提案し、知識・経験の流動化を促し、着実に、未来へ導くことができる集団」である。

と。

長くお付き合いさせてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。

この作業を通して、我々が普段していること、しようととしていること、ありたいと思っている姿はそれぞれ何なのか、かなり自問自答しました。

普段、もやもや&モンモンと自身のあるべき役割を考えていた中で、このように明確な言葉にできたことはある種の達成感がありました。不思議と、今の仕事が誇らしく感じられた気がしましたし、真のプロデューサー集団になるべく、ブレイクダウンした目標設定や成長に向けたインプットの必要性も感じてきました。

企業も個人も「正解がない」と言われる昨今、我々のような「プロデューサー集団」が求められる役割は、ますます大きくなっていくと思っていますし、そうしていかなければなりません。

我々エッセンスは、プロデューサーの名に恥じぬよう、「PRO」の持つ本質・意味を大事にし、目の前のお客様や個人の方に向き合い、それぞれの未来に導いていく集団を目指して邁進していきます。

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