こんにちは。プロパートナーズ事業部の赤嶺です。
弊社はプロ人材のシェアリング事業を行なっている為「一流」のプロとお会いする機会がとても多くあります。
今回は、とても印象に残るエピソードがあったので、シェアしたいと思います。
その日は築地の路地にある高級鉄板焼き屋にてプロとの会食中にこんなお話がありました。
その方は、H社、B社、F社という、ラグジュアリーリテール業界の人事の責任者を歴任されている方でした。
とあるフランス系高級ブランドの立ち上げ期にいたその方はパリ出張の機会があり、当時の社長とお会いした時のお話です。
お会いするやいなや、このような質問を投げかけられたそうです。
"あなたは何者ですか?"
フランス人らしい質問だと思います。
(いやいや、初めましてでその質問か。。。。)
そのプロの方は少し考えてこう答えました。
“・・・私はハーピスト(ハープ奏者)です”
すると、
その社長は、
"ブラボー!君のような日本人は初めてだ!"
と大変喜んで、一気に彼の心を掴んだとのお話でした。
普通の日本人であれば、「人事部のマネージャーです」であったり
「◯◯会社の部長です」であったり、そう答えるでしょう。
私は、そのプロの方になぜ、そのような答え方をしたのですか?と尋ねました。
”彼(社長)は、私が日本から来ている人事責任者という事は知っている。
その上で敢えてその質問を投げかけているという事は、私のプロフェッショナル(職種)を聞いているのではなく、パーソナルな事を聞いているのだと思ったのよ”
なるほど。
プロフェッショナルな領域についての言及もとても大事だとは思いますが、仕事というものを外した時にどんな人間であるのかという質問は、フランスらしい非常に興味深い質問だなと思いました。
私は何者であるか?
私も含め、おそらく多くの方は、プロフェッショナル領域についての回答もままならず、ましてや、パーソナルな回答についても端的に答える方は少ないと思います。
会社や肩書きを外した時に表現する「私」というものはどんなものでしょうか。
プロフェッショナル領域は?パーソナル領域は?
会社にぶらさがらない生き方を、勇敢に選択している方はまだ一部かもしれません。
人生100年時代のなか、企業も個人も変わらなければいけない時代が来ていると思います。
エッセンスは、
肩書きではなく、今何かできるかにこだわったプロ人材を経営課題に対してご提案をしている「プロパートナーズ」サービスと、
企業に属しながらベンチャー留学等を経て社外での武者修行を体験する「ナナサン」を提供しております。
それらのサービスを通して、
【企業と個人の新しい関係性を実現する】
企業には雇用から活用へ、個人には自立した生き方を。
こういったビジョンを掲げて活動をしております。
あなたは何者なのか?
自分のプロフェッショナル領域とパーソナル領域
もしかしたら、人生において、それをみつけていく事が
非常に重要なのかもしれません。