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CEOが語る!20代での起業体験と日本企業が抱える課題とは

こんにちは、エスネットワークスグローバルヒト本部の山本です!

先週の12月8日(火)に当社CEOである須原伸太郎がウェビナーに登壇いたしました。

当日は約50名ほどの学生のみなさまにご参加いただいたのですが、参加者のみなさまから積極的にたくさん質問をしていただきコミュニケーションを取ることができたため、須原も運営担当もとても嬉しく思っています!

今回は残念ながらウェビナー当日は都合がつかず、参加が叶わなかった方のためにウェビナーにてお話させていただいた内容を一部抜粋してレポートいたしますのでぜひご覧くださいませ!




創業当時のエピソードについて

エスネットワークスは私ともう1人の仲間の2人と他の友人を連れて4名ほどでスタートした会社でした。まずは資本金を準備するために車を売ったり貯金を崩して1400万円というお金用意して会社を興しました。事業を始めて7ヵ月ほど経過した頃、苦労して準備した資本金はいつの間にかなくなってしまい「お金ってこんなにすぐになるんだ」と焦ったことは恐怖とともに今でも強く思い出す創業時のエピソードです。

そこからはまずは必死に営業活動をして、お客さんからお金をいただき運転資金に充てていくということを余儀なくされました。今思えば当たり前のことで、経営者としてビジネスをするのであれば自分でお金を稼ぎに行かないとお給料はどこからも出ないので自分たちのお給料は自分たちで作ることが必要になりますよね。その意識がまず足りていなかったと反省しましたね。

ただ一方で自分たちだけで資金を作り続けることに創業間もない段階では限界があると考え、とある銀行に融資をお願いしました。しかしながら私たちは担保となるものはなにもなくまた会社としての知名度も信用もなく、自分たちが持っているものは将来に対する計画や熱意だけという状況であったため、かなり厳しい状況下での融資のお願いでしたね。そんな中でとある銀行の支店長さんが「君たち(須原たち)は若いけどちゃんとしてそうだし頑張ってくれそうな気がする」とおっしゃってくださり無担保で5000万円の融資を認めてくださったのは今でも奇跡だと思っています。資金繰りが安定し経営が楽になり自分たちのやりたいことにチャレンジすることができたため、私は未だにその銀行に足を向けて寝ることはできません。

あまり学生のみなさんにはイメージがないとは思いますが銀行が無担保でお金を貸し出してくれるということは非常に稀なケースだと思っておいてください。ではなぜ、当時、私が5000万円の融資を受けることができたかというと不思議なことに私達を信用してくれたからです。そういう不思議なパワーが若者にはあると思っており、何の裏付けもないけれどもこの人達は真面目にちゃんとやってくれそうか否かを見ていたりします。誠実で嘘つかずに気持ちをちゃんと整えて頑張るんだという姿を見せれば理解してくれる人はたくさんいると思います。だから私はみなさんにはそんな人であって欲しいなと思っていますし、みなさんにもこれから十分にチャンスはあると思っています。


日本企業が抱える課題とは

そうですね、その課題を解決するために私はエスネットワークスという会社を立ち上げました。日本企業が抱える課題とは少し話がずれますが順を追ってご説明します。

日本企業に限らず国を跨いでどの世界でも共通していることは人が集まるとマネジメントが必要になるということです。みなさんの中で過去、学生生活の中でクラスをまとめた経験や部活動でキャプテンとして人をまとめた経験、学園祭の実行委員をしてイベント実行の中心になったことなど何らかのご経験がある方がいらっしゃるかとは思いますが、マネジメントが組織さらには会社になると形や関係性が変わってきます。

これは余談ですが、社会の始まりとして定義されている最小の人数は3人と定義している社会学者が多いです。(1人では社会として成り立たない、2人だと相対するため社会ではない、3人以上から社会の最小単位であると考える。)

よって人が集まるとマネジメントが必要となり、さらに会社というのはマネジメントがあって成り立つものなのですがそのマネジメントが会社の中で非常に難しいと感じています。学生生活における社会という組織と会社という組織が決定的に違う点は「お金」の部分です。お金は1人1人の人生における大事な要素であり、誰にどれだけお金を分配するということを決めなければいけません。具体的には出来る人/出来ない人で分けるのか、それとも民主主義的に全員に平等に分配していくのかというようなことです。人はお金という要素1つで気持ちがとても変わります。しかし単純にお金をいっぱいもらうことができれば嬉しい、少ないと悲しいではない点も難しいところです。人は自分が期待していた通りにお金をもらえないと大きくメンタルを崩してしまいます。

だからこそマネジメントが必要になるのですが、このマネジメントをするためには単に人を管理するだけではなく、会社が今どういう状態なのかを理解して対処しないといけません。つまり商学的な言い方をするとバランスシートや損益計算書上で会社が今、どういう財政状況なのか経営成績なのかをある程度理解してお金の分配を決めていくことが必要になります。

会社というものは財務的な基盤となる数値を見える化して計器飛行していかないとうまくマネジメントできないということなんです。さらに会社が計器飛行するためにどういう人材が必要かというと社長が数字に意識が向いていることがもちろん必要になるのですが、必ずしも社長が数字に長けているとは限らないですよね。そこで必要になるのが「CFO」という役割です。私たちが思うCFOは社長の後ろに控えている存在ではなく同じ景色をみて会社を前進させていく役割を担っていること存在をイメージしており、それこそが経営のあるべき姿です。

私はこのような状態が日本に限らず世界でも会社を経営する上で最低限のインフラだと考えています。このインフラが整いCFOという機能が発揮され、会社の状態が見える化できて初めてマネジメントの入り口に立つことができます。そこからマネジメントがうまくいくと組織がまとまっていき、最終的には組織全体が同じ方向を向くことができるようになると商売がうまくいくという流れができるのです。

この10~20年でCFOという機能が世間一般でかなり着目されているめ、私が課題に感じた時とはかなり差があり随分改善されているのですが、我々は日本に限らずCFOという存在がかなり経営の世界において社会の課題だと考えて今日まで取り組んできました。現状、まだまだ不足していると感じておりこれからも日本そして世界の課題解決に向けてビジネスを行っていきたいと考えています。

まだ須原がお話させていただいたアジェンダは他にもあるのですが、今回はこれにて以上とさせていただきます。もしもう少し話を聞いてみたい・・・と思ってくださった方はまずはメッセージをいただけると幸いです!

みなさまからのご連絡心よりお待ちしております。


株式会社エスネットワークス

グローバルヒト本部

山本知尋

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