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なぜ年収1500万のエリートコースからベンチャーへ? 31歳・既婚の金融マンがイコールワンに賭けた夢

社内で高いポジションや収入を得れば得るほど、その立場を捨てて、新しいフィールドに飛び出すのは難しくなるもの。今年4月に入社した村田は、大手証券会社の花形部署、年収は1500万円、さらに既婚という身でありながら、あえてリスクを恐れず、イコールワンに転職した。安定を求める人が多い中、なぜ村田は冒険の道を選べたのか。決断の根底にある想いを聞きました。

(プロフィール)
村田 憲昭(むらた・のりあき)
1986年生まれ。高知県出身。早稲田大学商学部卒。2009年、野村證券株式会社に入社。リテール部門、投資銀行部門を経験した後、18年4月、イコールワンに転職。29歳で結婚。現在は、妻とふたり暮らし。

目の前の人に喜んでもらえることが、僕の喜びだった。


――村田さんは以前は野村證券にお勤めだったんですよね。

そうですね。新卒で入社して、丸9年勤めました。

――どうして金融のお仕事をしたいと思ったんですか?

僕は大学時代によさこい踊りのサークルの代表をしていたんですね。いろんな地域のイベントに参加していたんですけど、そこで僕らの踊りを見た人たちが「良かったよ」と喜んでくれることが嬉しくて。だから、ビジネスでも目の前の人に「良かったよ」と喜んでもらえる仕事がしたかったんです。それも、どうせやるなら製品が良かったから売れたではなくて、自分という人間を評価してもらってビジネスができる、そういう仕事がいいな、と。

写真:よさこいに打ち込んでいた大学時代


――それで無形商材である金融の世界を?

特に、証券は人の生活に必ず必要というものではない。それを買っていただくには、自分という人間に対する信頼が不可欠です。ここなら自分が一番成長できるんじゃないか、と思えたのが大きかったですね。それに何より――

――何より?

僕自身、大学4年間、よさこい踊りに打ち込んで、すごく充実した時間を過ごせた。だから、社会人になっても思い切り夢中になれる仕事がしたかったんです。野村證券には、そんなふうに自分の仕事にプライドを持って働いているカッコいい大人たちがいた。最終的には、それが一番の決め手でした。

イコールワンなら、お客様にとってベストな提案ができると思った


――野村さんではどんなお仕事を?

まず最初の4年半は大阪でリテール営業をしていました。お客様は未上場の中小企業様から医師や弁護士、会計士など、士業の方々がメイン。一般的に富裕層と呼ばれる方たちに対して資産運用のご提案をするのが主な業務内容です。その後、投資銀行部門に異動となり、上場企業に対する資金調達やM&Aのご提案から、未上場企業に対するIPOのご提案までを経験しました。こうしたインベストメントバンキング(投資銀行業務)は証券会社の中でも花形部署。もともと採用も部門別で分かれていましたし、部門をまたいでの異動は当時では極めて異例でした。

――そんなエリートコースをどうして自ら降りることに?

一番は、僕の仕事の喜びが「目の前の人のために力を尽くすこと」だったから。確かに、新聞にも大きく取り上げられるような華々しい仕事ではあったんですけど、お客様との距離感に関して言えば、リテールをやっていた頃の方がずっと親密でした。どうしても投資銀行の場合、会社対会社の付き合いになってしまって、目の前にいる人の喜びというものが感じづらかった。もっとパーソナルな部分でお客様とつながれる仕事がしたいと思ったんです。

写真:証券会社勤務時代の一枚


――それでイコールワンを?

代表の安田は野村證券時代の後輩で、同じ寮で暮らしていたことがあるんですね。彼が独立し、会社を立ち上げたということは前々から知っていて。それで、僕の方から連絡をして、話を聞かせてもらいました。

――イコールワンのどんなところに惹かれたんですか?

お金の悩みをワンストップで解決するという事業コンセプトがまずいいなと思いました。生保も損保も証券も不動産もすべて取り扱い、お客様にとってベストな商品をコンサルティングする。これができる会社って、金融業界の中でもほとんどないんですね。前職でも証券の他に保険なども商品として揃ってはいましたが、知識がないためにソリューションとして提供できなかった。お客様にとってベストな提案が常にできていたかと聞かれたら、必ずしもYESとは答えられなかったんですね。

僕は、それを変えたかった。目の前のお客様に喜んでもらうことが僕の喜び。だからこそ、本当に喜んでもらえる提案ができるようになりたかった。金融マンとしてさらなる高みを目指せる場所だった、ということがイコールワンに決めた理由です。

――とは言え、まだ歴史の浅いベンチャー。家庭のある村田さんにとってはリスクの高い選択ですし、不安はあったかと思います。最終的に決め手となったのは?

安田が僕に向けてこう言ったんですよ――「どうせ環境を変えるなら、成功しか道はないですよ」って。確かに失敗するために道を変える人はいない。結局成功するかしないかは、自分次第なんだ、と。彼の一言で、いろんな不安が吹っ切れました。

――奥さんは反対されなかったでしょうか?

もちろん心配はしていたと思うんです。でも、本当はリテールの仕事がやりたいのにインベストメントバンキングの仕事を続けていることに、僕自身、すごくフラストレーションを抱えていて。そんな姿を彼女は一番近くで見ていたからこそ、僕の選択を理解してくれました。

――奥さんは専業主婦と聞いています。前職では一般的な同世代よりも遥かに高い収入を得ていたわけですから、転職すれば収入ダウンのリスクだってある。そのあたりについては何か言われませんでしたか?

それについてはすごく嬉しい一言をもらったんですよね。僕の方から「仮に転職して収入が全然なくなったらどうする?」って聞いたら、「いいじゃん、そしたらどんぐりか木の実でも食べよう」って。その瞬間、彼女と結婚して良かったと思いました(照)。前職はハードワークでしたから、なかなか夫婦の時間をつくることもできなかった。でもイコールワンなら、一人前になれば自分の時間も自分でコントロールしやすくなる。家族との時間を大切にしたい、と思ったのも転職の動機の一つです。

金融マンとして一途に高みを目指し続ける

――目の前の人に喜んでもらえる仕事をするために、リスクのある決断をしたわけですが、イコールワンに入って自分がやりたかった仕事ができている手応えはありますか?

ありますね。一番嬉しかったのは、あらゆる金融商品を扱えるようになったことで、お客様に最適なご提案ができるようになったことです。たとえば、お客様の中にはもう資産運用は必要ないという方もいて。でも、前職にいた頃は、僕に証券の知識しかないから、運用はいいと言っているお客様にも株式投資の提案をするしかありませんでした。

それがイコールワンに来て、保険や不動産に関する専門知識を身につけたことで、よりお客様にマッチしたコンサルができるようになった。もうお金はいらないけど、自分の財産を大切な人に残したいという方には、贈与じゃなくて保険というかたちで残しましょう、とか。そういう提案ができるようになったことで、お客様にもすごく喜んでもらえましたし、自分自身も金融マンの存在価値を再発見できました。

――イコールワンに入ってマインド面で変わったことは?

すべての行動が自分の責任だと思うようになりました。前職にいた頃から当事者意識が大切だということはわかっていたけれど、なかなか持ちきれないところがあったんですね。でも今は違う。結果がついてこないときほど、自分に何が欠けているのか真摯に考えるようになれた。リスクは、自分を鍛える成長因子でもあるんです。

――では最後に、学生のときカッコいい大人たちに憧れて金融マンの道を選んだわけですが、今の自分を学生時代の自分が見たとして、憧れてもらえるカッコいい大人になれていると思いますか?

それは思います。なぜなら自分の目標を持って自分の道を選んで生きているから。金融マンとして高みを目指すこと。イコールワンの一員として事業ミッションを達成すること。そのために今、全力で仕事に打ち込めている。そんな自分を僕自身が誇りに思っているので、きっとあの頃の自分もカッコいいと言ってくれるんじゃないかな、と思います。


村田さん、ありがとうございました。
次回作も、近日公開予定です!お楽しみに!

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