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意外に使える?—ハイプサイクル

ハイプサイクルは、米国のコンサルティング会社のガートナー社が提唱し、テクノロジーのライフサイクルを5つのフェーズに分けて示したもので、同社のクライアントに、分野ごとの更新情報を提供しています。

  • 黎明期:潜在的技術革新が注目され、初期のPOCやメディア報道で話題になりますが、製品はまだ存在せず、実用化の可能性も未確認です
  • ハイプ期:初期の宣伝では、成功事例が多く紹介されますが、失敗も多く、行動を起こす企業は少ないです
  • 幻滅期:実験や実装が失敗し、関心が薄れ、テクノロジーの創造者は再編または失敗します。生き残ったプロバイダーは製品改善で早期採用者の満足を図り、投資は継続されます
  • 啓発期:テクノロジーのメリットが具体的な事例で広まり始め、第2世代や第3世代の製品が登場しますが、保守的な企業は慎重な姿勢を崩さないままです
  • 安定期:主流採用が始まり、プロバイダーの実行存続性を評価する基準が明確になります。テクノロジの適用範囲と関連性が広がり、投資は確実に回収されます

この中で、我々は、技術領域や企業の探索にあたって、主に、幻滅期後半から啓発期前半に位置するテクノロジーに着目します。経験的にもこのタイミングの技術を活用するビジネスが、まさに実証実験段階から商用段階に進み、その後の事業成長を期待できる分野である傾向が高いと理解しているからです。

仮にガートナー発行の資料にアクセスできなくても、このフレームワークは有効と感じており、Envitalではチーム内でも、新たの技術は企業について議論する際にこのコンセプトや用語を使って会話されることが多いです。

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