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アナログ洋服屋、ITで何を学ぶ

ニューヨーク州ロングアイランドにて


はじめまして、こんにちは!メンズマーチャンダイザー (MD) の早野 海 (はやの かい) と申します。


この記事は [Enigmo Advent Calendar 2023] の23日目の記事です。


クリスマス目前のこの記事では、もともと生粋のアパレル出身、入社2ヶ月のワタクシが一体どうしてIT企業に転職するに至ったのか、について紹介します。



まずは簡単に自己紹介から。

新卒でアパレルの販売からキャリアをスタートしまして、以降は海外営業、バイイング (買い付け) 、商品企画など幅広い範囲で経験を積みました。前職では最終的にブランド・商品の企画を司るマーチャンダイザー (MD) を担当します。

大好きな洋服に囲まれ、自分の好きなブランドを担当し、日本での方向性をアメリカ本国のメンバーと共に精査し、進めてゆく。これ以上なく楽しい仕事でした。

そんな私がなぜITに歩みを進めたのか。答えはズバリ、自分の中に新たな知見を導入したかったから。
私が担当していたブランドは業界内でもニッチなポジションのブランドで、世間一般誰からも広く認知されているブランドというよりは、服好きならば知っている、かっこよく言えば通好みなブランドでした。

仕事をしていて、ある時ふと思い立つわけです。「通好み」なブランドをその上のステップへと導くのに、何が足りないのだろうか?安価な洋服の質が著しく向上し、デザインの良い服が安く買え、ハイブランドがさらに強大になってきた今、その中間に位置するブランドや、洋服作りの根幹を担う作り手の戦い方は?試行錯誤の中でさまざまなアイデアを絞ってきたつもりでしたが、不足したピースはなかなか見つかりませんでした。

そしてついに自分なりに見つけた「それ」。エニグモに参加をすることで手に入るだろう、いや、手に入れるんだと入社を決めた根本の理由であり、自分のアパレル人生を更に上へと導いてくれるだろうと結論づけたものです。それはデータであり、分析力であり、デジタルと共に生きる力でした。

買い手・売り手の動きや世の中の動向がダイレクトに反映されるCtoCというプラットフォームの上で、決められたテイストだけでなく、多種多様な商品が揃う独特な「店舗」であるBUYMA。世の動向を生で感じとりながら、それをIT特有の細分化されたデータ量に基づき行動を起こし、自分の感性や感覚をスパイスとして加えるマーチャンダイジング。今後デジタル化がどんどん進んでいく世の中で、決して万人受けする物でないニッチな洋服を売りたいと願うからこそ、アパレル世界をデジタルに生きる/働くことができる経験を積みたい。そして、自分のマーチャンダイズの質を1段も2段もあげたい、そういった目論見でこの度はエニグモに入社をいたしました。



まだ入社して2ヶ月そこそこですが、日々の業務の中ですでに成長を感じ取れているのですから、この先はもっとチャレンジングな日々が待っているのでしょう。心躍るとはこのこと。惜しむべくは、リモート出社で体重が増えそうなことですが、そこは趣味の自転車と古着屋練り歩きの旅が解消してくれると信じましょう。

私のようにアパレルからエニグモに参加する決意をする方は多くないかもしれませんが、この文章が悩める誰かの助力になることを願って。ご覧いただき、ありがとうございました!


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