BUYMA(バイマ)ってどんなサービス?【BUYMA】
BUYMAとは「世界中のアイテム」を現地価格でお得に買える『日本の上場企業が作った』お買い物代行サービスです。海外限定アイテムや国内完売商品など、世界180カ国から魅力的な商品を買うことができます!
https://www.buyma.com/contents/beginner/
エニグモの組織紹介シリーズ、今回は、エニグモグループの事業成長を法的側面から力強く牽引する「法務グループ」についてご紹介します。
本記事では、グループのミッションやチーム体制、どのように他チームと連携しながら法務業務やプロジェクトを推進しているかをはじめ、エニグモで法務職を行う魅力などを詳しくお伝えします!
※本記事は、新入社員向けオンボーディング研修の「部署紹介プログラム」での「法務グループ」セッションの内容をベースに構成しています。
まずは、エニグモが運営するサービスのBUYMAについて説明します。
BUYMAは累計会員数1200万人超えの海外ファッションNo.1の通販(EC)サイトです。 世界中に在住する約24万人のパーソナルショッパー(出品者)から、ファッションを中心とした世界中のアイテムを購入できる「売り手」と「買い手」が個人であるCtoCのグローバルマーケットプレイスです。
主に海外在住の日本人によるネットワークを構築して世界中から商品を購入することが可能で、多種多様な購入者の要望に応えています。 BUYMAが間に入ることで安心安全に海外の買い物ができるプラットフォームとして運営しています。
出品アイテムの特徴としては高級品×希少品のラインナップが充実しており、海外限定デザインや、国内未上陸ブランド、国内完売入手困難品など高付加価値のアイテムを世界中から購入することができます。 BUYMAはファッションを主力にしつつも、インテリア・アウトドア、旅行などカテゴリーを拡大しています。
BUYMAサービスの詳細は下記をご覧ください。
●エニグモから、エニグモグループへの変革期における法務
現在、当社は創業20年を経て、「単体としてのエニグモ」から、複数の事業体を擁する「エニグモ”グループ”」へと進化する変革期にあります。
既存事業「BUYMA」の継続成長はもちろん、海外旅行、不動産、HR、ヘルスケアといった多角的な新規事業の立ち上げ、および積極的なM&Aを推進しています。
法務グループとしても、新規事業の立ち上げからの法務支援やM&A関連業務などに横断的に関わり、今後の事業拡大に耐えうる強固な法務体制を共に構築していくことが重要であり、チャレンジングな局面です。
法務グループのミッションは、法務の側面から会社および事業の運営における安全性と機動性を担保する役割を担うことです。
前章でもお伝えした通り、当社のスピーディーかつ広範な事業展開を支えるためには、「いかに安全に、かつ機動的に攻めるか」を考え、単なるリスク管理にとどまらず、法律面で「事業を成長させるためにアグレッシブに機能すること」を重要視しています。
既存の法律は、インターネット独自の商習慣には十分に対応しきれていない面があります。そういった中で、「どこまでが安全で、どこからがルール違反か」の境界線を丁寧に見極め、どうすれば事業の可能性を最大限に引き出し、目指すべき姿を実現できるのかを、事業に寄り添いながらアレンジし提案していくことまでがエニグモの法務の役割であると考えています。
エニグモの法務グループの役割は、大きく以下の3つに分類されます。
法務グループの今の体制は取締役が法務責任者としてマネージャーを兼務しており、マネージャー以下2名の体制で実務を推進しています。
※現在、体制強化のためリーダー・マネージャー層の採用も進めています。
法務グループの業務は多岐にわたり、各メンバーの特性や専門性を活かしながら、大きく以下の3つの領域に軸足を置いて活動しています。
1. 事業の機動性を高める「契約・臨床法務」
日々の事業運営に直結する領域です。NDAや法人連携契約などの契約書レビュー・締結、クラウドサイン等の電子契約対応に加え、カスタマーサポート(CS)や企画部署からの法務相談に随時対応しています。CtoC特有の複雑な取引スキームを深く理解し、現場の課題に即したアドバイスを行うことで、サービスの機動的な展開を支えています。
2. サービスの信頼性と基盤を守る「ガバナンス・リスク管理」
守りの要となる領域です。オウンドメディア「STYLE HAUS」の記事チェックや、Trust & Safety(サービスの安心・安全を守る専門チーム)と連携した出品情報の適正な管理など、知的財産の保護に努めています。また、反社チェックや登記・商標申請(士業連携を含む)といった定常実務に加え、個人情報保護法や各種業法改正への対応、社内規程への反映・周知など、グループ全体のコンプライアンス基盤の構築を担います。
3. 「エニグモグループ」の未来を創る「戦略・商事法務」
新規事業の立ち上げにおけるスキーム検討や利用規約・プライバシーポリシーの策定、M&Aにおける法務デューデリジェンス(DD)からPMIの支援まで、経営戦略に法的側面から深くコミットします。
また、上場企業として不可欠な株主総会・取締役会の適正な運営、合併・分割といった組織再編時の法定手続き、株式発行や開示に関わる株主対応など、管理部門全体で連携しながら高度な商事法務実務を遂行しています。
事業を安全に進め、成長させるために、社内のあらゆる部署と連携します。
例えば、新規施策のリーガルチェックやサービス利用規約の整備はもちろん、お客様対応のサポートや取引先との契約審査など、事業運営の根幹に関わる法務相談に幅広く対応しています。
相談窓口をSlackに集約して相談のハードルを下げる工夫をしており、社内には「あらゆる案件で法務的な考慮が必要だ」という意識が深く浸透しています。その結果、プロジェクトの極めて早い段階から相談が寄せられるのが、エニグモの特徴です。
◯他部署との連携例
・カスタマーサポート部門:ユーザー間トラブルの法的整理、ルール策定支援
・出品者サポート・営業部門:出品者様との取り組みや法人提携に関する法務支援
・マーケティング・販促部門:景表法や薬機法を考慮した施策・商材の相談
・STYLE HAUS編集部:記事コンテンツの著作権・権利侵害チェック
・コーポレート部門(経営企画・IR・経理財務・総務): 投資リスク調査、M&A、株主総会等の商事法務
◯プロジェクト事例:企画の「源流」から伴走する
新しい企画の「要件定義」の段階から法務メンバーがアサインされるのが、エニグモの特徴です。単に企画の実現性を判断するだけでなく、どう手を加えれば案件として上手くいくかを共に考え、アレンジする役割を担っています。
新サービスや企画のリリースにおいては、適法性や規制との適合性の整理、利用規約・プライバシーポリシーの策定、ガイド作成の支援などを行います。
また、日々のシステム機能改善の際にも、その設計や表示内容が「ユーザーに誤解を与えないか」「ユーザーが安心・安全に取引を完結できる仕組みになっているか」といった点を、プロダクト側と密に連携しながら法務の視点で確認しています。
◯具体的な取り組みの事例
・旅行事業 BUYMA TRAVELの立ち上げ
現地のパートナーとつながり、日本語で相談しながらツアーや体験、ホテルまで予約できるサービスです。
旅行業法への対応や事業スキーム構築、安全面でのリスク管理構築をはじめ、ローンチ後は、出品商品や出品者(ガイド)の個別登録事案への法的アドバイスも行いました。
現在はMEGURU社を子会社化してサービスを提供しており、その際は法務DDやPMIを支援しました。
・BUYMA VINTAGE
2024年3月にスタートした、世界中のハイブランドの中古・ヴィンテージ品に特化したマーケットプレイスです。
古物営業法への対応や出品基準の策定をはじめ、景品表示法に基づいた中古品特有の価格表示ルール(新品価格との比較可否など)の整備、出品店舗の審査体制構築を行いました。
新品とは法的性質が異なる「中古・ヴィンテージ」のルールを明確に定義することで、リセール領域における安全な取引環境の構築を支援しました。
・オフライン拠点「BUYMA Studio」の立ち上げ
デジタル上の「BUYMA」をリアルに体験できるショールーム型のイベントスペースです。会場で商品を展示し、店内の商品にスマホを近づけて購入情報を読み込む、新しい体験を提供しています。
当社が「売主」か「広告主体」かの法的定義をはじめ、非接触タグを用いた購入スキームの適法性検討や、景品表示法や薬機法、知的財産権のリスク管理体制を構築しました。事業部が描く「リアルとオンラインの融合」という体験を損なわないよう、法的な制約をクリアし、新しい購入体験の実現を支援しました。
・新規カテゴリー(食品・ワイン・化粧品等)の拡充
お菓子やアルコール、コスメなど、ライフスタイル領域への進出に伴う新カテゴリー導入の法務支援です。
既存のガイドラインではカバーできない酒税法や薬機法、食品における製造物責任(PL法)や品質管理といった観点から、出品基準や運用スキームを新たに整備しました。
安全性を担保した取引環境を構築することで、BUYMAにおける取扱領域の戦略的な拡大を支援しました。
主力サービス「BUYMA」をはじめとするマーケットプレイス事業は、今まさに新たな法令整備が活発化している成長領域です。
そのため既存の正攻法にとらわれず、自社サービスをより良くするための規約設計や運用ルールそのものを自らの手で構築していくプロセスにはやりがいがあります。CtoC特有の複雑な法的スキームや、グローバルな取引に付随する多様な事案に携わることで、専門性を深めることができます。
職種問わず「BUYMAサービスが好きだ」「サービスを良くしていきたい」と思っている熱量を持ったメンバーが多く、そういったメンバーとともに法務の側面からビジネスパートナーとしての関わり方ができるのも魅力です。
変化の速い業界で新しい技術やサービスに触れながら、「どうすれば実現できるか」を事業サイドと共に検討していく、単なる契約業務に留まらず、サービスを育てる一員として、実務を通じて事業成長にダイレクトに貢献できる実感が得られるのはエニグモの法務ならではです。
少数体制ゆえ、個人の裁量が非常に大きいため、企業法務全般の業務からM&A、新規事業に関わる戦略法務まで、チャレンジすることが可能ですし、取締役直下で経営層とダイレクトに連携しながら、上場会社としての商事法務や適時開示業務に携わる機会もあり、キャリアの幅も大きいのも特徴だと思います。