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「縁の下の力持ち」という仕事とココロオドル瞬間

私たちエルブズは、創業して1年と少しのスタートアップです。わずか数名のメンバで立ち上げていますが、実は、そのメンバとは別に、とてもお世話になっている方がたくさんいます。その中でも、私が、特に感謝をしている方がいらっしゃいます。出資元であるTIS株式会社(以下、TISと呼びます)の石橋さんという方です。

気が遠くなるような事務処理という作業

大きな会社や組織では、なかなか人間の思いや熱意などを形にすることはできません。実際に私が所属したいくつかの大企業や組織では、何段階もの議論が行われ、結果として「時間」という大切なリソースが消費されていき、実現できないことが多々起こりました。

私たちの出資元でもあるTISではそんな面倒な会議体は一切ありません!・・・ということは、なくて、やはり大企業、しっかりとした議論が要求され、たくさんの時間が必要となります。

ところで、TISのことをご存じない方のために、少しご説明しますと、

1部上場企業であり、金融系業務に強いシステムインテグレータであり、グループ全体で2万人、売上規模も数千億の会社です。あまり知名度は高くないですが、もともとこの業界にいた私は、「東洋情報システム」という社名で存じ上げておりました。

このTISと、当時私が経営していた小さな会社で、IoT、ビッグデータ、AIなどのテクノロジーを使った新規事業立ち上げに、取り組んだのは、3年ほど前からになります。私の会社・・・とは申しましても、売上、社員数とも極小の会社ですので、通常であれば、大企業と取引口座すら作ることはできなかったかもしれません。では絶対に取引ができないか、というと、そういうわけでもなくて、たくさんの社内調整が必要になる、と表現すればわかりやすいでしょうか。ただ、その社内調整は、気が遠くなるようなことばかりだったりするわけです。

「実現する力」と「実現させる力」

その気の遠くなるような社内調整を、ずっと行い続けてくださったのが、TISの石橋さんでした。石橋さんは、私よりも少し先輩で、たくさんのシステム開発のご経験もお持ちでした。また共同研究や、国のプロジェクトの管理などもされたことがあり、豊富な知識をお持ちでした。

そんな豊富なご経験、知識があるからこそできた「たくさんの社内調整」であったわけです。

新しい事業を推進するには、よくやりきる力、いわゆる「実現する力」が必要であるといわれます。特にベンチャー界隈では、この「実現する力」をお持ちの経営者をたくさん見てきました。ですが、その経営者の陰に、そっと寄り添うように、たくさんの人とコミュニケーションをとり調整する力を持つ方がいらっしゃるように思うのです。私は、これを「実現させる力」と呼んでいます。

この実現する力と実現させる力、両方とも大切なのですけれども、私は、この実現させる力をお持ちの方が本当の実力者であることが、プロジェクト成功の必須条件なのではないかと思っているのです。まさに縁の下の力持ち、それが最も重要であろうと考えているのです。

縁の下の力持ちが、どれくらい縁の下か

エルブズのサイトをどんなに探しても、TIS 石橋さんのお名前は全く出てきません。私たちの営業にもご同行いただくことはほとんどありません。ですが、実は、石橋さんとも会合は、ここ数年、毎週水曜日、ほとんど欠かさず続けさせていただいています。特に、当社の私よりも少し若いメンバは、石橋さんからご指導をいただくことも多く、お世話になりっぱなし、そんな感があります。

本当にまれにですが、大学との共同研究などで、著名な先生との調整のために会合などで私がご一緒するときがありますが、その際にも、いろいろな相談にのっていただくばかりで、毎々感謝をしつつ、いつか大きく成長してお礼をしたいなと思う日々です。

さらに申し訳ないことに、経営上のいろいろな悩みがあると、石橋さんにランチなどにおつきあいいただき、半分愚痴にもなろうかという相談までさせていただいております。

そんな石橋さんのお写真を探してみると、ほんの数枚、エルブズ創業のパーティー準備の際のお写真を見つけました。この記事のヘッダに掲載したお写真です。フィージビリティスタディの期間を含めて何年もおつきあいいただいているのに、たった数枚のお写真しかない、そこまで縁の下の力持ちに徹していただいているのです。

縁の下の力持ちたる、石橋さんがエルブズ創業の立役者であることは、エルブズ関係者は全員が知っています。内側を知っている方あれば、はっきりわかるくらいの縁の下の力持ちなのです。

縁の下の力持ちがあってはじめて、ココロオドル瞬間が迎えられることを、いつも感じています。

エルブズにも「縁の下の力持ち」が必要

本当にお世話になっているTIS 石橋さんなのですが、どんなによくしていただいたとしても、石橋さんは、TISの方。これまでは、TISとご一緒させていただいている新規事業という側面もあり、ご支援をいただきましたが、そろそろエルブズは、独り立ちの時期を迎えつつあります。

これからのエルブズには、エルブズプロパーとしての「縁の下の力持ち」たる方が必要になってきたのです。それは、たとえば、今募集をしている会計・税務業務だったり、人事労務だったり、、、ネット系企業では、コーポレートと呼ばれる職種になります。

シードから次のステージに成長しようとしているエルブズに、皆様の「実現させる力」を、是非お貸しください。一緒に、ココロオドル瞬間を迎えたいなと願っています。

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