SDGsってなんだろう?
「人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標」⇒SDGs。地球が抱えている課題の解決...それも営業の仕事のうちだ!と営業ハックも会社として取り組んでいきます。その活動の様子やそもそもSDGsとは何なのか解説していくコラムも掲載中。
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こんにちは。営業ハックの大迫です。
今回は、「目標10:人や国の不平等をなくそう」についてお話しします。
ご存知でしょうか?
2021年のOECDの「男女間賃金格差(Gender wage gap)」ランキングによると、日本はなんと下から第3位。この数値は、男性を100とした時に女性の賃金がどのくらいか、という数値を示したものです。韓国(31.1%)、イスラエル(24.3%)に次いで、ワースト3(22.1%)に入っています。OECDの平均値12.0%と比較すると、いかに低い数値かがわかると思います。男女では異なる点もあるため、賃金格差はやむを得ないと思いがちですが、第1位のブルガリアでは2.6%でした。日本で男女間賃金格差が大きい理由が2つあります。1つ目が性別役割分業意識が強いこと。2つ目は、正規社員と非正規社員の賃金格差が大きいことです。年々改善はしているものの、もう少し時間がかかりそうです。
(OECD「男女間賃金格差 (Gender wage gap)」より
https://www.oecd.org/tokyo/statistics/gender-wage-gap-japanese-version.htm)
世界に目を向けてみると、男女間の賃金格差だけでなく、移民問題や人種差別など根深く深刻な問題がたくさんあります。
▶10.1:2030年までに、各国の所得下位40%の所得成⻑率について、国内平均を上回る数値を漸進的に達成し、持続させる。
▶10.2:2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、すべての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。
▶10.3:差別的な法律、政策及び慣行の撤廃、ならびに適切な関連法規、政策、行動の促進などを通じて、機会均等を確保し、成果の不平等を是正する。
▶10.4:税制、賃金、社会保障政策をはじめとする政策を導入し、平等の拡大を漸進的に達成する。
▶10.5:世界金融市場と金融機関に対する規制とモニタリングを改善し、こうした規制の実施を強化する。
▶10.6:地球規模の国際経済・金融制度の意思決定における開発途上国の参加や発言力を拡大させることにより、より効果的で信用力があり、説明責任のある正当な制度を実現する。
▶10.7:計画に基づき良く管理された移民政策の実施などを通じて、秩序のとれた、安全で規則的かつ責任ある移住や流動性を促進する。
▷10.a:世界貿易機関(WTO)協定に従い、開発途上国、特に後発開発途上国に対する特別かつ異なる待遇の原則を実施する。
▷10.b:各国の国家計画やプログラムに従って、後発開発途上国、アフリカ諸国、小島嶼開発途上国及び内陸開発途上国を始めとする、ニーズが最も大きい国々への、政府開発援助(ODA)及び海外直接投資を含む資金の流入を促進する。
▷10.c:2030年までに、移住労働者による送金コストを3%未満に引き下げ、コストが5%を越える送金経路を撤廃する。
神奈川県と京浜急行電鉄株式会社は、
”SDGsの10番目の目標である「人や国の不平等をなくそう」の達成に向けた「ともに生きる社会啓発プロジェクト」の一環として、障がい当事者と京急沿線で生活している誰もが安心して生活できる魅力ある沿線となるための検討を行っております。この度、本プロジェクトに参加した大学生と障がい当事者によるプロジェクトに関する成果発表を2019年12月15日(日)に神奈川県庁で開催される「共生社会実現フォーラム」にて実施いたします。(京浜急行電鉄株式会社HP https://www.keikyu.co.jp/company/news/2019/20191129HP_19184TE.htmlより)”
とあります。
個人でできることは
・フェアトレード商品を購入する
・不平等や差別に意識を向ける
フェアトレード商品を購入し、公正な取引により、立場の弱い生産者や労働者を応援しましょう。また、自分の暮らしの中で無意識に不平等や差別をしていないか、改めて見直してみましょう。年々増加している外国籍の方への関わり方や、男女に対する考え方など、見直すと気づくことがあるかもしれません。
次週は「SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを」についてお話しします。
ありがとうございました!
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