SDGsってなんだろう?
「人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標」⇒SDGs。地球が抱えている課題の解決...それも営業の仕事のうちだ!と営業ハックも会社として取り組んでいきます。その活動の様子やそもそもSDGsとは何なのか解説していくコラムも掲載中。
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こんにちは。営業ハックの大迫です。
今回は、「目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」についてお話しします。
先日、我が家で「防災の日」を実施しました。具体的に何をしたかというと、停電・停ガス・断水したと仮定して家族で1日を家で過ごす、というものです。
食事はカセットコンロで湯を沸かし、非常食をいただく。暗くなったらソーラーランタンを灯しながら、月を眺める。夜お風呂に入った時には、温かいお湯に入れる有難みをしみじみと感じました。お風呂に入るためにどれだけのエネルギーを消費しているのかを身をもって実感しました。
日本では当たり前に使える電力ですが、地球上には電気なしで生活している人が約8億人*1います。
ロシアに対する経済制裁措置に伴う液化天然ガスの供給不足などから今年の冬は日本でも、電力不足が見込まれています。
「数年前に太陽光発電ってすごい普及したからエネルギー不足にはならないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、下の国際連合広報センターの資料によると、世界の再エネ普及率は17.7%です。
再生エネルギーは年々増加しているものの、十分に進んでいない今。限りあるエネルギーを大切に使う必要があります。
目標7のターゲットを見てみましょう。
▶7.1:2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。 ▶7.2:2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。
▶7.3:2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
▷7.a:2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率及び先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。
▷7.b:2030年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、内陸開発途上国の全ての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。
株式会社リコーでは、2021年に事業に使う再生可能エネルギー使用率の2030年度目標を従来の30%から50%に引き上げると発表しました。*2 アスクル株式会社では、2021年にグループ全体の再エネ電力使用量が57%に達し、2025年までに本社および物流センターでの再生可能エネルギー利用率を100%に、そして2030年までに子会社を含めたグループ全体での再生可能エネルギー利用率を100%にすると宣言しています。*3 東急世田谷線は、2019年より再生可能エネルギー100%で運行しています。*4
それでは、私たち個人ができることはどんなことでしょうか。
・再生エネルギーに切り替える
・節電を意識する(ぜひ「防災の日」をお試しください!)
・取り組みを行っている団体や企業を応援する
100%再生エネルギーを利用している電力プランに切り替えるのが一番手っ取り早く、生活に変化が少ないため、取り入れやすい方法です。日々当たり前に利用しているエネルギーの恩恵を感じるを意識するためご自宅で「防災の日」を実践していただくのも効果的です。そのほか、消費者としてエネルギー問題に積極的に取り組んでいる会社の商品を優先的に購入して応援する、ということもできます。
営業ハックでもエネルギー問題に対し、微力ながらできることに取り組んでいます。
全従業員フルリモートワークを導入することで移動におけるエネルギーを削減しています。また、ペーパーレスを導入することで温室効果ガスの削減に努めています。
何かできそうなことはありましたか?
次週は「SDGs目標8:働きがいも経済成長も」についてお話しします。
ありがとうございました!
*1:秋山宏次郎/バウンド,こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本,株式会社カンゼン(2020年8月)p112
*2:ニュースリリース「リコー、再生可能エネルギー使用率の2030年度目標を50%に引き上げ」
*3:プレスリリース「アスクル、再生可能エネルギーを追加導入 12月1日、グループ全体の電力使用率57%を達成」
*4:東急パワーサプライ
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