SDGsってなんだろう?
「人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標」⇒SDGs。地球が抱えている課題の解決...それも営業の仕事のうちだ!と営業ハックも会社として取り組んでいきます。その活動の様子やそもそもSDGsとは何なのか解説していくコラムも掲載中。
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こんにちは。営業ハックの大迫です。
本日は「目標5:ジェンダー平等を実践しよう」についてお話しします。
「あまり先を行ってるようには思えないなー」というのが本音ではないでしょうか。実際はその通りで、「「大学教育は女子よりも男子により大切」と答える成人の割合」という世界価値観調査(World Value Survey)のデータによると、日本は17カ国中12位と決して高い結果とは言えません。
「所得の男女平等」「管理職における男女平等」といった問題がありますが、政府は2020年までに「指導的地位に締める女性の割合30%」を目指していましたが、2021年時点で8.9%と未達に終わりました。これから更なる対策が必要です。
もちろん、ジェンダーという言葉を聞くと「男」「女」といった「性別」に囚われがちですが「LGBTQ」といった存在の方たちがいることも忘れてはいけません。
目標5のゴールには下記の6つのターゲットが設定されています。
▶5-1:すべての女性と女の子に対するあらゆる差別をなくす。
▶5-2:女性や女の子を売り買いしたり、性的に、また、その他の目的で一方的に利用することをふくめ、すべての女性や女の子へのあらゆる暴力をなくす。
▶5-3:子どもの結婚、早すぎる結婚、強制的な結婚、女性器を刃物で切りとる慣習など、女性や女の子を傷つけるならわしをなくす。
▶5-4:お金が支払われない、家庭内の子育て、介護や家事などは、お金が支払われる仕事と同じくらい大切な「仕事」であるということを、それを支える公共のサービスや制度、家庭内の役割分担などを通じて認めるようにする。
▶5-5:政治や経済や社会のなかで、何かを決めるときに、女性も男性と同じように参加したり、リーダーになったりできるようにする。
▶5-6:国際的な会議※で決まったことにしたがって、世界中だれもが同じように、性に関することや子どもを産むことに関する健康と権利が守られるようにする。
※国際人口・開発会議(ICPD)の行動計画、北京行動綱領とそれらの検証会議の成果文書
▷5-a:それぞれの国の法律にしたがって、女性も財産などについて男性と同じ権利を持てるようにし、土地やさまざまな財産を持ったり、金融サービスの利用や相続などができるようにするための改革をおこなう。
▷5-b:女性が能力を高められるように、インターネットなどの技術をさらに役立てる。
▷5-c:男女の平等をすすめ、すべての女性や女の子があらゆるレベルで能力を高められるように、適切な政策や効果のある法律を作り、強化する。
政府や企業も対応をしていくジェンダー問題ですが、ジェンダー平等に対し、私たちが日常でできることはなんでしょうか。
私が子どもの頃、伝記本は男性のみ取り上げられていたように記憶していますが、最近では伝記の学習まんがに女性の割合が増えたように思います。女性の伝記を読むのも、ジェンダーの理解を深めることが可能です。男性主導の社会の中で活躍した女性たちは少なからずジェンダーの問題と何かしらの形で向き合っていたようです。先日私が読んだ赤毛のアンの作者「モンゴメリー」も女性・妻という立場に苦悩していました。
いかがでしたでしょうか。
「ジェンダー平等」といってもそれぞれの特色もあるので一概に半々にすることが正義とは限りません。同時に「女性だからできない」「男性だからできない」といったことが、まだ存在していることも事実です。皆が自由な選択ができる社会づくりのために、一人一人ができることを少しずつしていけたら良いですね。
営業ハックはまだまだ人数の少ない会社ですが、実は正社員の男女比率は50%!年齢も10代から50代と幅広く活躍しています。
営業ハックでは「男性だから〇〇」「女性だから〇〇」「10代だから〇〇」といった考え方はしません。これからも固定観念に囚われないジェンダーフリーな社風を持ち続けていきたいと思っています。
次回は、「SDGs目標6:安全な水とトイレを世界中に」についてお話しします。
ご一読ありがとうございました!
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