エイトノット 木村です。

早いもので、今年の3月にエイトノットを創業して以来約半年が経ちました。早いと言ってもだいぶ凝縮された時間を過ごしているので、一週間前の出来事が数ヶ月前のように感じていたりします笑

さて、今回はこの半年を振り返りながら「これまでに達成出来た」ことと、「これからの課題」について書き残しておきたいと思います。また半年後に振り返りをしたときに一体どのように感じるのか、今から楽しみです！

目次

1. 創業から半年で達成したこと
2. 自律航行技術の開発
3. 広島の離島大崎上島での実証実験
4. プレシードラウンド資金調達
5. 実証フィールドの確保

創業から半年で達成したこと

1. 自律航行技術の開発
2. 広島の離島大崎上島での実証実験
3. プレシードラウンド資金調達
4. 新たな実証実験フィールドの確保

自律航行技術の開発

離岸 -> 目的地まで航行 -> 着岸 までの全行程を自律化することに成功しました！シミュレーターや模型ではなく、人が乗ることのできるサイズ、約20ft（約6m）のボートで行えたことは大きな進歩です。

CTO横山をはじめ、ロボティクスに精通したメンバーで構成されている弊社のエンジニアチームですが、ここまでのスピード感で自律航行EV船を開発出来たのはパートナーの皆様のご支援があったからに他なりません！前回のポストで横山がパートナー紹介していましたが、今後パートナーの皆様のインタビューなども掲載していく予定ですので、ご期待ください！

エイトノット YouTube：https://youtu.be/TTGTSJfzMlc

広島の離島大崎上島での実証実験

今まさに実施中なのですが、広島県の大崎上島で弊社としては初めてとなる実証実験を進めています。離島に暮らす方々の課題である「日用品買い出しやゴミの搬出」に自律航行技術が活用できないか、という検証を進めています。

大崎上島町にある広島商船高専さんは横山の母校でもあるのですが、自律航行船の共同研究契約を締結させていただき、学生さんのプロジェクトチームにサポートいただきながら安全な航行を実現しています。学生さんチームが書いているnote もありますので、よければぜひご覧ください！海に関しては弊社チームよりもエキスパートですので、いつも本当に頼りにしています！お揃いの黄色いTシャツがチャームポイントです笑

本実証実験実施は、広島県の共創事業「ひろしまサンドボックス」の「D-EGGS PROJECT」に採択していただけたこともあり、大崎上島町、広島県他たくさんの方々に本当にお世話になっております！

プレシードラウンド資金調達

4月には初めての資金調達を実施しました。プレシードラウンドということで、DRONE FUNDさんからご出資いただきました。DRONE FUNDさんが目指す「ドローン前提社会」というビジョンの中で、海を担うスタートアップとして弊社にはご期待をいただいています。

既存技術の置き換え、アップデートというところも、これから少子高齢化がますます進む日本を下支えしていく上では大切なことだと思っていますが、弊社としては新しい価値の創出も強く意識しています。

歴史的にも新しい交通手段、道路や鉄道ができるところには人が集まり新しい経済圏が出来上がっていくという流れがあると思います。船は人類初の「モビリティ」として、人類が世界中に広がっていく中で極めて重要な役割を担ってきました。

今でこそ、自動車や航空機の方が一般的には身近な存在になってきていますが、水上輸送が必要とされる場面、水上輸送の方が効率的な場面、そして水上でしか得られない素晴らしい体験を多くの方々に気軽に楽しんでいただける環境構築を目指していきたいと思います！

実証フィールドの確保

日本全国で自律航行船の社会実装に向けた実証実験が行えるフィールドが着々と増えています。弊社の本社がある堺をはじめ、実証実験を実施中の広島県大崎上島、そしてまだ公にはできないのですが、次のステップに向けて議論を重ねている場所が全国にすでに９箇所ほどあります。

また、ありがたいことに広島での実証実験の内容が報道されるにつれて、離島エリアにて同じ課題を抱えていらっしゃる方々から実際に使わせて欲しいとご連絡をいただくこともありました。

現状はPoC段階ですので、社会実装を実現するには改善点がまだまだあるのですが、お声がけをいただくことで我々の目指している未来像に共感をいただけていることが分かり、大変勇気づけられます！

2023年中の物流サービスの実現、2025年の旅客サービスの実現に向けてこれからもさらに技術・ビジネス開発両方のスピードを上げていきたいと思います！

それでは、また！