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エッグフォワードは「人」を信じ抜く。 その先に生れる価値とは


プロフィール

田村 学(たむら まなぶ):ディレクター 企業変革支援事業統括執行役員

東京大学工学部卒業後、都市銀行勤務を経て、アクセンチュアに入社。戦略コンサルティング本部において企業の事業戦略立案、ミッション・ビジョンの策定、組織変革支援等の多様な経営テーマのコンサルティングに携わる。マネージングディレクターとしてコンサルティング組織の運営自体にも関与。その後、エッグフォワードに参画。人と組織の変革によりフォーカスをした各種プロジェクト支援を実施。都合20年に渡り、企業のトランスフォーメーションの伴走支援に従事。

「いまだない価値で、人と、組織と、世界の可能性を最大化する」
国内トップ企業を中心に、人材戦略から組織戦略、事業戦略までトータルで企業変革を支援するコンサルティングと、培った知見を落とし込んだソリューションを提供しているエッグフォワード。
一般的にイメージするコンサルティングファームとは異なり、“人が持つ可能性を最大化する”というミッションに紐づくことなら、あらゆる挑戦に取り組むという。
エッグフォワードはどんな会社で、どんなキャリアを描けるのか。元アクセンチュアの戦略部門でパートナーまで登り詰めた後、今春エッグフォワードにジョインした田村学氏に話を伺った。

社会が抱える根本課題を解決し、
多くの人に貢献したい

ーアクセンチュアでパートナーとして長年活躍されてきた田村さんは、エッグフォワードのどこに惹かれて転職したのでしょうか。

一言で言えば”ミッション”です。エッグフォワードの掲げるミッションが、コロナ以降の日本社会が直面する課題に対して、重要な役割を果たすことになると感じたからです。

「いまだない価値(Egg)を創り出し、人が本来持つ可能性(Egg)を実現し合う世界を創る」というミッションと、「人と世界のいまだないターニングポイントを創る」というビジョンの実現が、コロナ後の社会において大きなうねりになると直感しています。



以前から、年功序列や終身雇用などを前提とした日本型雇用、つまりメンバーシップ型の働き方から、仕事内容やスキルが明確なジョブ型へのシフトが進み、個人と企業の関係性が変わると言われていました。

しかし、その変化がコロナによって劇的に加速しました。多くの人が働き方や企業・組織との関わり方に疑問を持つようになっています。



コロナ後の世界は、企業と個人の関係性はますます書き換えられ、自分の人生を企業に委ねる時代から、個人が自分の人生を選択する時代に変わっていきます。

ただ、自分で働き方や生き方を選択できる人は必ずしもマジョリティではありません。意識と意欲が高く、常にアンテナを高く張っている人はまだ一部に過ぎない。



そこで、より多くの人にとって人生のターニングポイントとなる、ポジティブな機会提供を志しているエッグフォワードの事業に、社会的意義の高さを感じました。

ーコンサル業界の若手からすれば、アクセンチュアでパートナーになるのは憧れのキャリアだと思いますが、社会課題に貢献したい気持ちが上回った。

そうですね。若い頃は自分のスキルやキャリアの最大化に興味がありましたが、人生の後半はそれを優先したくないと思っていたんです。本当は、10年後くらいに描いていた道なのですが、コロナが私のプライオリティを変えて決断を早めました。

ミッションの実現につながるなら、
あらゆる可能性に挑戦する

ー田村さんから見た、エッグフォワードのユニークな点は何でしょうか。

ミッション・ビジョンに資することなら何でもやる」という会社であること。実現形態や支援の仕方に規定はなく、あらゆる可能性を探りながら、熱量高く企業・個人に貢献しているのがユニークな点だと思います。



たとえば、企業で働く個人の可能性を最大化する支援もしますし、企業の枠にとらわれず個人の長期的なキャリア形成も支援しています。

経営の意思決定支援や転職支援、マネジメント変革、キャリアコミュニティなど、ミッションを実現することならば何にでもトライしているのは特徴だと思います。

ーどれも共通しているのは「人」ですね。

人の可能性が解き放たれていないという課題認識があって、それが解き放たれたら日本はもっと元気になるはずなんです。

ただ、各世代で課題は違うし、必要なソリューションも違いますが、我々はまだその一部にしか手をつけられていません。今後は、大学生やもっと若い世代にもキャリアの可能性を伝え、支援する必要があると思っています。



ーそうなると、エッグフォワードの事業領域はこれからも拡大していく。

その通りで、我々は一部の人たちだけでなく、より多くの働く人に貢献したいと思っています。特定の人に対して深く入り込んだコンサルティングをすると同時に、より広い面で影響を及ぼせるようなサービスも志向しています。

完全オーダーメイドで
組織と人を変える、企業変革支援

ー一方で、企業向けに提供している「人・組織の変革支援」はどんな事業なのかを教えてください。

一般的に、組織人事コンサルで想起されるのは人事制度改革だと思います。

しかし、我々は人事制度の専門家ではありません。より上流の経営戦略や、個別の事業戦略から企業の課題に入り込み、ミッション・ビジョンを実現させるための組織構造や、組織のあり方を考えます。

そして、ミッションに対して理想的な組織を実現するためにはどんなスキルやマインドを持つ人材が必要で、どんなリーダーシップが求められるかを導き出す。

つまり経営戦略→事業戦略→組織戦略→人材戦略を一気通貫で支援し、行動変容まで伴走することで、経営の意思を組織の末端にまで落とし込んでいきます。



ーいわゆる組織コンサルとは守備範囲が大いに異なりますね。

多くの組織コンサルは、汎用的なフレームワークと評価基準を元に、組織作りや研修、エンゲージメント施策などを実施します。これはボトムアップ思考です。

それに対して、我々はトップダウン思考とボトムアップ思考を組み合わせていることが大きな違いです。

企業としてどんな方向に進みたいのか、何を大切にした経営をしていくのか(ミッション・ビジョン)を理解して、そのために各組織や個人にどんな機会を提供すべきか、どんな目標を持つべきかを考えていく。

そして、経営の意思や企業が持つ文化をすべての従業員にきちんと腹落ちしてもらって、自立して組織に貢献する状態を作ることを目指していきます。



すると、我々のような外部の力がなくても、内部で自立した成長サイクルが回るようになり、自然と“求める人”が集まる組織に変わっていくんです。

これを総じて「企業変革支援」と呼んでいますが、汎用的なフレームワークや仕組みを当てはめるのではなく、企業の変革が自立的に進んでいくよう、完全にオーダーメイドでの人・組織改革を支援しています。

これが戦略コンサルでも、組織コンサルでもない、エッグフォワードの唯一無二の特徴といえます。

人の可能性を信じるからこそ、
単一的アプローチはしない

ー田村さんがオーナーシップを持つ領域を教えてください。

企業変革支援事業で、経営や事業の意思を組織や人に落とし込むためのコンサルティングと、人材変革のためのトレーニングやコーチングを統括しています。

トレーニングは新人向けやミドルマネジメント向け、さらには次世代リーダー育成や経営サクセッションプログラム等、企業のあらゆるレイヤーに向けたプログラムを提供しています。

経営の意思をメンバーに落とし込むトップダウンと、現場が基礎体力をつけるボトムアップの両方を支援しています。

ただ、我々は“人”の可能性を信じているので、単一的なアプローチや、企業に属している人の文脈を無視した形での価値提供はしません。

押しつけになりかねない、型にはまったコンサルティングやトレーニングではなく、企業の各レイヤーに所属する一人一人が適切に伸びていく、環境や文脈の理解に時間をかけることにこだわっています。


ーかなり深く入り込んだ支援ですね。どこに面白さを感じていますか?

一般的なコンサルティングファームの場合、オペレーションの実装など「How」のテーマが多いのですが、エッグフォワードはほとんどのテーマが「Why」なんですね。

自分たちはなぜこの会社にいるのか、何を実現させたいのかという、経営のど真ん中、存在意義のど真ん中に触れられるのは面白いところです。

大切なのは、人の心を動かす
コミュニケーション能力

ー新入社員や若手に提供できる環境や、キャリアパスの可能性を教えてください。

「経験の多様性」はひとつのポイントになると思います。

ミッションに紐づいてさまざまな事業を展開している会社なので、入口はコンサルタントでも、そこから広がって多様なことにチャレンジできる環境があります。



アントレプレナーになれるような経験も積めますし、プロダクト開発に関わることも、自分で新しいポジションを作ることも可能。

もちろん、コンサルタントとしても、一般的なファームに比べると新卒1年目からクライアントのプロジェクトに関われる機会が圧倒的に多いので、挑戦の機会はとても多いと思います。

もうひとつのポイントは、「人を信じるカルチャー」です。

私自身も入社してから驚いたことですが、エッグフォワードのメンバーは全員が本当に前向きで、仲間を助け合うカルチャーが浸透しています。コミュニケーションのなかでネガティブな感情のやりとりがありません。



困ったときはもちろん、何か提案したいとき、新しいプロジェクトに手を挙げたいときなど、すごく声を上げやすいと思います。

その背景にあるのは、“多様性を認め、可能性を信じる”という会社のカルチャー。バックグランドもジェンダーも多様な人が、ミッション・ビジョンに共感して集まっているからこそ、コラボレーションによる化学反応が生まれやすいのだと実感しています。


ーどんな人がエッグフォワードに向いていると思いますか?

自分がやりたいことに対してオーナーシップを持ち、コミットできる人ですね。

エッグフォワードの中核を担う人は新卒であるべきだと考えているので、ミッション・ビジョンに共感し、貢献したいと思う人の成長をバックアップしながら、可能性を最大化したいと考えています。

とはいえ、具体的なスキルも必要で、コミュニケーション能力は必須です。我々のビジネスは、人の可能性を引き出して最大化すること。そのためには、知性やロジックが優れているだけでは足りません。

しっかりと人に向き合い、会話を通じて相手に信頼してもらうことで、エンゲージメントを高めていくことが大切になります。

人と対話し、心を動かすことが重要だからこそ、人の心に火をつけられるコミュニケーション能力は大事な要素だと思っています。



執筆:田村朋美
撮影:岡村大輔

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