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現在ディップでは第二新卒も積極的に採用をしています。そこで今回はビジネスソリューション事業本部の千葉貴央(チバ タカオ)さんにお話を伺いました。
幼い頃からの夢であったプロ野球選手を諦めビジネスマンになる道を選んだ千葉さん。就職活動の頃にディップと出会い、当時は別の会社を選んだものの、2022年の春に第二新卒としてディップで再スタート。ディップの内定を辞退した時の心境から、第二新卒として選考を受けようと思った背景、そして今後の目標について赤裸々にお話いただきました。
- 「ビジネスで通用する普遍的なスキルが欲しい」野球少年からビジネスパーソンへの転身
- One to One Satisfactionが体現されていた面接
- エンジニアとして0からのスタート
- ディップとの再会。営業の仕事は想像以上にクリエイティブだった。
「ビジネスで通用する普遍的なスキルが欲しい」野球少年からビジネスパーソンへの転身
中村:本日はよろしくお願いします。簡単に自己紹介をお願いします。
千葉:千葉県出身の千葉です。男3人兄弟の末っ子で、全員野球をやっています。兄たちの影響で小学校1年生から野球を始めてから17年間ずっとピッチャーでした。甲子園には2回出場することができ、大学でも野球を続けました。大学4年の時にはケガであまりプレーができなかったのですが、当時180人くらいいるチームのキャプテンを務めていました。その後、野球を辞めたあとに就活を始め、プログラミングスクールに通い、卒業後はエンジニアとして1年半働いて、今年の春にディップに第二新卒として入社しました。
中村:野球に全力を注いでいたんですね!プロを目指すという道は考えなかったですか?
千葉:本気で目指していましたよ。実際アメリカまで行って、サバイバル式トライアウトも受けました。日本人が集まって試合をして、それをスカウトマンが見てピックアップをしたり、ダメなら帰れと言われたり。そこで僕は肘と肩を痛めてしまい、泣く泣く帰国しました。その後も日本でテストを受けたりしたのですが、やっぱり痛くて諦めたという経緯がありました。
中村:その時の心境はどうでしたか?
千葉:自分の中でやり切った感はあったので、意外と未練はなかったです。次の道へと割とすぐに切り替えられました。
中村:当時、就活はどのように進めていましたか?
千葉:自分が将来どういう状態でありたいかとイメージしたときに、「自由でありたい」という考えが浮かびました。金銭的に余裕がなくて何かを諦めないといけない状態にはなりたくないし、仕事ばかりではなく自由に動ける時間も欲しい。さらにビジネスパーソンとして、どこに行っても通用する人間になりたい。それら全てを叶えたいと思った時に、普遍的に活躍できるスキルが必要だと考えました。当時はまだ明確にやりたいことが決まっていなかったので、様々な業界・会社と関われるコンサル業界や人材業界がいいなと思うようになりました。
中村:なぜコンサルと人材なら幅広く携われるなと思ったのですか?
千葉:2つの業界の仕事は、クライアントの課題を見つけて解決する点が共通していますよね。課題を発見して解決する力はビジネス界において普遍的に活躍できるスキルなので、そのスキルを身につけようと思いました。
One to One Satisfactionが体現されていた面接
中村:ディップに出会った経緯を教えてください。
千葉:最初は就職情報サイトで知りました。正直ディップという社名は知らなかったのですが、バイトルというサービス名は知っていました。当時からDXに力を入れていくことを宣言していて、人材という課題に対して多方面からアプローチしていくのは面白そうだなと思いました。
中村:ディップに対しての志望度が上がった瞬間はありましたか。
千葉:初めての面接の時ですかね。事前に記入していたモチベーショングラフを使った面接だったのですが、選考というよりかは、本当に自分の人となりを理解するための質問をされているなという感覚がありました。他の企業の面接は、質問して答えて、質問して答えてという単調な感じだったのに比べて、ディップの面接は質問しながら私の良さを見出してくれて、それを今後ディップやビジネスでどう活かしていけるかといったアドバイス付きの会話形式でした。ブランドステートメントに「One to One Satisfaction」を掲げている通り、面接でも「本当に人を大事にしているんだな」と感じることができて、志望度が上がりました。
中村:それは嬉しいですね。最終面接はどうでしたか?
千葉:最終面接は片沼さんにしていただきました。とても緊張したのですが、面接が終わってすぐに合格と言っていただき嬉しかったです。他の企業の選考もまだ途中でしたが、営業職で受けていた会社の中ではディップが一番志望度が高かったです。ただ、「本当に営業でいいのか」と考え始めていました。
エンジニアとして0からのスタート
中村:普遍的に活躍できるスキルを身につけるために人材やコンサルの営業職を見ていたと話されていましたよね。どうしてこの考えに疑問を抱き始めたのですか?
千葉:当時、ディップと同時並行で、コンサル企業も何社か受けていたのですが、あまりいい結果が出ず、学歴のことも少し気にするようになっていました。就活を通して、世の中には優秀な人が多くいるんだなと感じました。この先何十年間ビジネスの世界で働いて上を目指すとなった時に、何か突出したスキルが必要なのではないかと急に怖くなったんです。学歴に関係なく、今後市場価値の高いスキルを調べたところ、エンジニアという仕事があることを知りました。ちょうど自分の求めている自由な生き方にもリンクしていたので、勉強して色々いじってみたら楽しいなって。
中村:どのような学習方法をされていたのですか?
千葉:最初は無料のプログラミング学習サイトから始めて、プロエンジニア養成スクールにも通いました。ディップから内定をもらった時期はちょうどプログラミングの勉強が楽しくなってきたタイミングだったんです。知れば知るほどエンジニアの道に進もうという気持ちが強くなっていき、最終的にディップにも、他に内定をもらっていた企業もすべて内定辞退の連絡をしました。
中村:大胆な方向転換ですね。先ほど「突出したスキルが必要なのではないかと怖くなった」と仰っていたことのリアリティを感じます。その後の進路はどのような感じですか?
千葉:内定を辞退してから、3ヶ月間プログラミングスクールで学び、年明けくらいに自分でアプリを作りました。そのスクールからの紹介で、エンジニア職として選考してくれる企業と出会い、内定が出たので、その企業で働くことにしました。
中村:その企業を選んだ理由はなんだったのですか?
千葉:エンジニアが働く場所は大きく3つあって、自社で開発しているディップみたいなところと、開発を委託されるところ、あとSESといわれる、システム開発における委託契約ですね。自社開発がいろいろな意味で良いとされていて、自分が入った会社も自社開発をしている企業でした。企業のフェーズもここからという新進気鋭のベンチャーで、エンジニアチームが本格的に始動する1期生として入社しました。プロダクトもまだローンチしておらず、少数精鋭でスキルが磨ける環境だと思いました。あとは体育会系な雰囲気だったので、自分に合っていていいかなと。
中村:実際に入社してみていかがでしたか?
千葉:エンジニアっぽくないエンジニアになれた気がして良かったです。営業職だと数字を追うじゃないですか。エンジニアってなかなか実績や成果を定量的に判断しにくいのですが、例えばタスクをポイント制にして、あらかじめ自分で決めたポイント数を達成するためにタスクを組み立てたりと、評価制度の改革もすべて自分たちで行いました。他の開発組織とは少し違うやり方だったので、楽しかったですね。
中村:具体的にはどのような仕事をしていたのですか?
千葉:リスティング広告を運用している会社だったので、Web広告のデータをトラッキングするシステムを作っていました。あとはLPやペライチのホームページみたいなものを、プログラミングがわからないお客様でも作れるサービスを運営していました。
ディップとの再会。営業の仕事は想像以上にクリエイティブだった。
中村:話を聞いているととても充実しているように感じたのですが、なぜ転職を考え始めたのですか?
千葉:もともとある程度作り方がわかってきたタイミングで営業職にチャレンジしてみたいというのはあって。同じ会社の営業部署も打診いただいたのですが、エンジニアの力を付けるために入った会社であって、営業の力を付けるために入った会社ではなかったので、もう少し視野を広げて選び直そうと決めました。前職で働いている時から転職活動は始めていて、本格的に始めたのは退職してからです。
中村:そこでなぜまたディップが頭に浮かんだのですか?
千葉:やはり就活の時の人を大切にしてくれた印象が大きいですね。当時の面接の際に片沼さんからいただいていた名刺を引っ張り出してきて、緊張しながらもお電話しました。そしたら「覚えてるよ」と言ってくださってとても嬉しかったです。
中村:それから面接、面談を経て無事に再度内定に至ったと。それが2021年ですか。
千葉:そうです。2021年の10月中旬頃でした。内定が決まってから入社までの半年間はバイトルPROの事業部でインターンをしていました。11月から中途で入社するという選択肢もあったのですが、新卒だと一から丁寧に研修を受けられるところと、あとはやはり同期と呼べる存在ができることが大きかったなと思います。
中村:半年間のインターンはどうでしたか?
千葉:めちゃくちゃ楽しかったです。インターン生みんなで頑張って本気で数字を追っていて、それが楽しかったです。その時のメンバーとは今でも連絡を取り合ったり、直接会ったりしています。
中村:入社してからはいかがでしたか?前職との違いはありましたか?
千葉:前職はベンチャーだったので研修もない状態で、初日から業務に入っていました。なのでしっかりと丁寧に教えてくれる研修は有難いなと感じました。配属先が決まってからは一瞬でした。日々の業務は大変ですが、楽しいです。
中村:どういうところに楽しさを感じますか?
千葉:大げさに聞こえるかもしれないですが、私たちの仕事は、求職者と企業との出会いをつくる仕事です。自分の作った原稿から「入社が決まりました」とお客様から聞くと、頑張って良かったなと思いますね。
中村:入社してからギャップはありましたか?
千葉:部署にもよると思いますが、思っていたよりすごくクリエイティブです。営業って泥臭いイメージがあると思っていて、ディップの営業ももちろん泥臭いことも必要なんですけど、データの分析とか、提案できる幅が広い分、本当に頭を使ってやらないといけない。そこら辺はいいギャップだと思います。
中村:提案できる幅の広さというのは?
千葉:ディップの営業って、バイトルも、バイトルPROも、はたらこねっとも、何でも提案できるんです。さらには、業務効率化ならDXのサービスの提案もできて。お客様の状態や課題などに対して提案できる幅が広いので、100社100通りの仕事ができるところが面白いですね。
中村:ディップに入って率直にどうでしたか?
千葉:いい人しかいないなと思います。いい人というのは、成長を一番に考えてくれる人という意味で、研修とか上司や先輩とのコミュニケーションを通していつも感じています。月に1度、上司と1on1で仕事のこともプライベートのことも相談ができるツキイチという仕組みがあったり、全く関わりがない課の先輩が毎週質問会を開いてくれたり。その質問会は先輩が自分たちを見て、助けになりたいと自発的に開いてくれているんです。すごく忙しい中で時間を取ってやってもらえてありがたいです。
中村:今後ディップでやっていきたいことや目標はありますか?
千葉:難しいですね。でもいつかはチームを率いてみたいですね。一人でできることはたかが知れているので。そのためにも早く一人前にならなければと思います。
中村:最後に読者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
千葉:今の現状からなかなか動き出せなくて悩んでいる人も多いかと思いますが、今後40年ぐらいビジネス人生はあるわけなので、目先の何年とかよりも今後のビジネス人生を考えてほしいです。今の自分の「動きたい」という動機が、「逃げたい」というネガティブな方向なのか、「今後こうしたい、これをやりたい」というプラスの方向なのかの判断はしっかりすべきです。もしマイナスなのであれば考え方次第でプラスの動機にも持っていけることもあると思います。プラスの方向ならぜひ動いてみてください!一歩踏み出すことで世界は変わります。恐れずチャレンジし続けましょう。