はじめに
こんにちは。取締役管理本部長の井上です。Digeonに参加する前は税理士事務所で勤務をしておりました。私はエンジニアではありませんので、エンジニア目線の話は難しいです。こんな奴が取締役をしている会社ということをお伝えできればと思います。どんな経歴を送ってきたか、Digeonで何をしているか、Digeonで何をしていくかをお伝えします。
後ろ向きに不動産ベンチャーに新卒入社
愛知県の高校を卒業後、神戸大学経営学部へ進学しました。大学在学中に自分のやりたいことが明確にならず、就活は大変苦労をしました。漠然と「大きな企業でずっと働き続けるのは何か違う」と思いながら就活をダラダラと行っていました。面接を受けにいくこともありましたが、「今はやりたいことが決まっていないが、やりたいことが決まったら多分会社辞める」というスタンスでいたので、もちろん大きな企業がそんな奴を雇いません。内定は全然もらえませんでした。このスタンスで唯一内定を出してくれたのが、収益物件の建築を行う不動産関係のベンチャーで、新卒としてその会社へ就職をしました。
税理士を志す
不動産会社では、収益物件を建てられそうな土地を所有している地主への営業をしていました。土地の登記を調べ、所有者の住所を見て、インターホンを鳴らして、アパートを建てませんかと営業する。上司は厳しいノルマに追われて部下の育成どころではない。全く営業の方法を掴めず、どんどんと心を擦り減らしていました。サブリース問題や某収益物件建築会社の施工不良のニュースが出てきたこともあり、恥ずかしながら、入社4か月で退職を決意しました。
営業をしている中で、地主の断りの常套句として「税理士に任せてるから」「税理士に聞かないとわからない」と良く言われました。それまで税理士について意識したことはありませんでしたが、事業というものに税理士が深く関与していると気付き、税理士に興味を持ちました。「もしかしたら、これが本当にやりたいことなのかもしれない」と思い、一度決めたら直ぐに動きたい性分であるため、不動産を退職後、愛知県の実家へ戻り、飲食バイトをしながら2年間税理士の資格勉強へ専念をしました。また、その間に、不動産業を一瞬で辞めてしまったことへのけじめとして、宅地建物取引士の試験を受験し合格しました。これはただの意地です。
税理士事務所へ就職し、Digeonとつながる
2年間の勉強専念で、実務に耐えられるだけの知識を得れたと感じたため、大阪府内の税理士事務所へ就職をしました。丁度、自分の事務所への就職と、大学の同期である山﨑のDigeonの創業の時期が重なりました。これは縁だと感じ、自分の修行も兼ねて、勤務先とDigeonで顧問契約を結ばせてもらい、担当者の立場でDigeonと関わっていくことになります。
税理事務所では、事業規模の大小はありますが、法人・個人事業主あわせて60件ほど担当していました。税務はもちろん、融資交渉、各種経営分析など様々な業務を行いました。様々な業務、大勢の経営者と会える経験を積ませていただいた事務所にはとても感謝しています。事務所での仕事はかなり楽しかったのですが、アドバイスをする立場ではなく、自分で会社組織を作り上げていくことへの興味が強くなりました。事務所に約4年勤め、おおよその税務を身に着けることができたタイミングで、組織の成長に対する管理業務の課題を感じていた山﨑から、「税理士事務所の担当者の立場でなく、本格的にDigeonに参加をしないか」と、声をかけられました。会社組織の構築に自身の興味が傾いていたこともあり、Digeonで取締役として参加をさせてもらうことを快諾しました。
Digeon管理本部長の仕事
ざっくりとまとめると開発・営業以外の全ての仕事を担当しています。総務・税務・労務・法務など会社が法律上行わなければならないことへの対応、従業員が働きやすいオフィス環境作り、社内規定の整備、経営分析のための資料作成などです。
これから目指していくこと、従業員に信頼される組織作り
Digeonは現在5期目にはいりました。業績は順調に向上し、年々倍の規模に成長しています。この成長を継続させるためには、強靭な組織体系を作り上げ、従業員の増加に耐えることができる体制を準備する必要があります。今までは、リファラルで採用を進めてきていたこともあり、正直、なあなあな体制で進んでいた部分もありました。私はこれまでの経験で、組織作りにおいては、従業員に信頼をされるものを築かなければならないと感じています。そのために、下記の事項を進めていきます。
- 判断に迷わないために、社内ルールのドキュメント化
- 教育コンテンツの拡充・昇級のためのロードマップの作成
- 明確な人事評価制度・給与テーブルの作成
- やりたいことができるポストの設定
私の目指すキャリア
私は現在、税理士の資格を取り切れていません。税法の論文を執筆することで、税理士資格を取得できるため、夜間制の大学院へ通学しています。大学院では、各種法律のインプットができ、ビジネスにも資するため、一石二鳥だと感じています。
税理士資格を取得しても税理士としてのキャリアを築くつもりはありません。Digeonの成長が一番の望むところです。Digeon拡大の一手段として税理士という立場を取得できればと考えています。
中途採用の方へ伝えたいこと
Digeonでは、教育コンテンツを拡充し、未経験でも問題なくスキルアップをできる環境を整えています。向上心がある方は全力で支援します。しかし、やはりエンジニアが専門職である以上、一定水準までは自力で知識をインプットする能力は必要です。また、それができなければ、Digeonでは苦しい思いをしてしまうと思います。
エンジニアとして力を付けて頂ければ、今のDigeonはまだまだ小さな会社ですので、大きな裁量を任せることになります。自身の裁量を大きく持ち、仕事を進めていきたいという向上心がある方に是非入社して欲しいと思っています。