元塾経営者や学生起業家、ベンチャー役員など、様々なバックグラウンドを持つ選りすぐりのメンバーが働いてるdely株式会社。そんな個性豊かなメンバーが「どうしてdelyを選んだのか?」「どういう想いで働いているのか?」など、実際にインタビューをしてお伝えしていきます!今回は、タイアップ広告事業部ディレクション・ディビジョンのマネージャーを務める、大橋直弥さんにお話を伺いました。
~プロフィール~
大橋 直弥(トニー)
大阪府立大学中退。大学入学3か月後の2013年7月に共同創業者として学習塾を創業。学習塾を2教室運営した後、2015年11月に当時社員3人のdely株式会社に入社。料理動画メディア「クラシル」の立ち上げ及びタイアップ広告事業部の立ち上げに携わり、現在はタイアップ広告事業部ディレクション・ディビジョンのマネージャーとして働く。将来は、死ぬまでに日本一の経営者になることを目標にしている。
大学を中退して、19歳で学習塾を立ち上げ
大学に入学したものの、大学が退屈すぎてこのまま4年間過ごすのは耐えきれないと思い、何か違うことを始めたいと思っていました。アルバイトをしたこともなければ、社会に出たこともない僕が、「今までの経験からできることって何だろう」と考えたところ、1年間浪人をして教材や業界の知識をマニアックに極めていたので、それを活かして学習塾ならできるのではないかと思いました。そんな時、たまたま学習塾で独立しようとしていた人に出会い、一緒に創業することになりました。
それから学習塾を2年経営して黒字化もして、これから法人化!というタイミングで2年間を冷静に振り返り気づいたことがいくつかあります。
1つ目は影響を及ぼしている人数が少ないということ。年に生徒さんを100人預けていただければ良い方で、これだと何十年やっても影響を及ぼす人数が限られてしまうと思ってしまったのです。また、2つ目は利益率が低いということ。色々差し引くと手元に残るのは月謝の5~10%ぐらいで、ビジネスモデルとしてはあまり魅力的とは言えませんでした。
もちろん、学習塾の経営は、生徒さんの人生や進路に深く影響を与えることができますし、合格した生徒さんの喜ぶ顔は何ごとにも代えがたいやりがいを感じられました。ですが、僕はどうしても、もっと早く規模が出せるビジネスをやりたいと思ってしまったのです。
そこから色々と模索していたところ、Gunosyさんやgumiさん、メタップスさんなど、当時注目を集める新規上場企業はほとんどがインターネットの企業で、それをみて「インターネットビジネスに取り組みたい」と考え始めました。それから大阪の株式会社ロックオンさんでエンジニアとしてインターンをしたり、仲が良かった同じ大学のエンジニアと一緒に出会い系サービスを作ったりしましたが・・・全然ダメで、とにかく失敗の連続でした。
インターネットビジネスの本場は東京
失敗ばかりで、インターネットビジネスでどう成功をおさめればいいのか悩んでいた時に、スカイランドベンチャーズの木下さんに大阪のイベントで出会いました。「インターネットビジネスの本場は東京。とりあえず東京に来い」と言われ、早速次の週に東京に行ったところ、20代前半の社長がいるITスタートアップを2社紹介していただきました。
そのうちの一つがdelyでした。どちらの会社の社長も夢があって素晴らしく、こういう人たちと一緒にやりたいなと素直に思いました。その中でもdelyを選んだ理由は、比較して人数も少なく、事業もまだ小さいと聞いたからです。将来自分で会社をやるつもりでいるんだし、この会社を軌道に乗せることができなければ、自分でやっても大した規模にならないと思って「会社がうまくいかなければ全部自分のせい」くらいに考えて、delyで頑張ることにしました。
ジョインしてからというもの、スタートアップの激動を体感しまくりでしたね。当時は動画事業もスタートしておらず、てんやわんやの日々でした。僕は当時のオフィスだった渋谷のマンションの一室に寝泊まりしていて、朝から晩までずっと働いていました。
入社して毎晩遅くまで働いていたのですが、ある日代表の堀江が心配して一緒にオフィスに泊まってくれたことがあります。当時は本当にお金もなく、事業もうまくいっていなかった時でしたが、堀江が「絶対にdelyを成功させような」と熱く語ってくれたことが印象に残っています。堀江とは熱く語りすぎて、深夜の渋谷と恵比寿を2人で歩くこともよくありました。そこで堀江の考え方を吸収できたと思います。明治通りは何回往復したかわかりませんが、とても良い思い出です。
取締役の大竹(CTO)と、柴田(タイアップ広告事業部統括)とも、印象深いエピソードはあります。大竹は、クラシルのiOSアプリをリリースする日、普段なら絶対に徹夜しない大竹が、珍しく翌朝4時まで開発を頑張っていて、血走った目で「リリースできたぞ!!」と叫んでいました。記念すべきファーストリリースに立ち会えたことはいい経験でした。柴田は、入社して一番最初の仕事が合宿の運転手でした。今では考えられませんが・・・。夜遅くになると、だいたい2人きりになるので「愛の化身の時間」という意味の分からない時間を設けて、毎晩励ましあいながら仕事を頑張っていました。正直、気持ち悪いですね。
うまくいかないことも味わって、レシピ動画がスタートして波に乗ることができて、一番思ったことは戦うべき市場はちゃんと選ぶことですね。同じ努力であっても、展開していくスピードや、応援のされ方がまったく違うと感じました。
入社してから約2年半経ちますが、当時と比べると、従業員が5,6名ほどだったのが、今では150人近くになっています。最近は大企業からも転職してくる人が多いですね。入社した方の話を聞くと「大企業に入っていれば経験できないような、裁量が大きな仕事を、若手でもガンガンできるチャンスがたくさんある」と聞きます。そういう声を聞くたびに、ずいぶん魅力的な会社になったなと嬉しく思います(笑)
ちなみに「トニー」という愛称は、オフィスで僕が落ち込んで顔が死んでいるときがあって、堀江に「とにかく明るい安村さんを見習って、とにかく明るい大橋と名乗れ!」と言われて、略されてトニーになって今に至ります。 ※ちなみに、明るくあることは、delyの3つのバリューである「Light」に表されるくらい、delyにとって大事な要素です。
タイアップ広告事業部のマネージャーとして、どんな仕事も全力投球
タイアップ広告事業部は現在2つのチーム(セールスとディレクション)に分かれています。今は、ディレクションチームでマネージャーを任せていただいています。ディレクションチームは、主に売上管理や各企業様の広告案件の進行及び管理や満足度の向上がミッションです。
僕が一番こだわっていることが「どんな仕事も全力投球!」ですね。将来自分で会社を作りたいと思っていて、会社を作るとなると最初は全部自分でやらなきゃいけないので、やるべき仕事や与えられた仕事は全て自分の糧になると考えています。
ですから、ちょっと面倒くさいなと思ったことも何の為にやっているのかをその都度すごく考えるようにしていて、仕事に目的を持つようにしています。仮に自分が人に仕事を頼んで成果物を見た時に「一生懸命やったか」「きちんと考えて取り組んだか」はすぐに分かると思います。その逆も然りだと思っていて、自分が仕事を頼まれた時にどういう成果物を出すかは仕事の大小に関わらず、こだわっていきたいポイントです。
いまはタイアップ広告のディレクション業務を行っていますが、会社が成長するために何をすべきかを考えて、会社が成長するために必要なことを何でもやっていきたいと思っています。全部が自分の糧になるので、仕事の全てがやりがいです。だからどんな仕事も全力でやりたいと思っています。
いまのdelyの収益源は「タイアップ広告」「kurashiru ads」「有料課金」などがありますが、それら収益を最大限に伸ばし、その他も複数収益の柱を作ることに貢献したいですね。
夢は「大きく人の役に立つ」こと
個人の人生のビジョンとしては「大きく人の役に立ちたい」というのがあります。わざわざ「大きく」とつけているのは理由があります。ただ人の役に立つといっても、1人でゴミ拾いする程度の小さい規模で役に立っていても、僕にとっては物足りないからです。(もちろん、ゴミ拾いも尊いことだと思います)どうせやるなら、多くの人数に対して影響力を持つようなことを規模が出しやすい「インターネット」を使ってやりたいと思っています。
死ぬまでに日本で一番の経営者だと言われるようになりたいと思っているので、孫正義さんは常に目標にしています。「孫さんが自分と同じ年齢の時にどうだったか」という基準で、いつも自分を見るように意識しています。他にも色々な経営者の方を尊敬していますし、常に意識するようにしています。
また、dely代表の堀江の存在も僕にとって刺激になっていますし、一緒にいて常に勉強になっています。堀江と比べるといつも自分は全然ダメだと思うで、そこから奮起するようにしています。大竹や柴田もそうですが、周りに刺激を与えてくれる人が多いので非常にいい環境で働けているなと感じています。
会社に必要なのは「自燃力」がある人間
一緒に働きたいのは、夢があり、情熱的な方ですね。今後成長していくことを考えると、delyはまだまだ創業期です。その創業期のdelyを「もっと大きくしたい、その経験を今後の自分の人生に活かしたい」と思っている人と一緒に働きたいです。
以下は、尊敬している経営者の1人の日本電産の永守重信さんが本で書いていたことです。
人材には3種類のタイプがいる。
1つ目は、「自燃力」があるタイプ(自分から燃えることができる人間)
2つ目は、「他燃力」があるタイプ(誰かに火をつけられると燃える人間)
3つ目は、全く燃えないタイプ
会社に必要なのは「自燃力」がある人材ということですね。そして、delyには「自燃力」がある人間が物凄く多いと感じます。それが一番のアピールポイントだと思いますね。そして今後も「自然力」がある人たちに囲まれて働きたいと思っています。
あと、個人的には頭がいい人と働きたいです。なぜなら、僕自身が決して頭がよく切れるタイプではないので(笑)そういう方と働けると自分もレベルアップできる機会になると思っています。
delyに少しでも興味を持っていただいているなら、まずはお話だけでもいいのでお気軽にご連絡ください。実際にお会いしてお話できる機会を楽しみにしています。