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育休を2回取得したパパメンバーに聞く、dscの組織カルチャーとは

こんにちは!dsc採用担当です。
今回は2度目の育児休暇を取得した役員の山内さんに、育児休暇中のお話しやdscの育児休暇に対する組織作りなどを伺いました。ぜひ最後までお楽しみください!

【目次】

  1. 育児休業中の気づきが、仕事の視野を広げる
  2. 育休取得の前例を作り、組織の意識改革を促す
  3. 仕事とプライベートの両立


1. 育児休業中の気づきが、仕事の視野を広げる

ーー育児休業を取得して、率直にどうでしたか?

正直なところ、子育ては想像以上に大変でした。赤ちゃんが何を伝えたいのか・・・と泣く姿と向き合う時間は、仕事よりもはるかに難しかったですね。私も妻も睡眠不足と体力勝負の毎日で、ひたすら休みなく頑張るしかありません。

それでも、育児休業の経験は私に多くの気づきをもたらしてくれました。第一子の時は、育児にのみ没頭するあまり、自分の時間を全く持てずにいました。毎日赤ちゃんのお世話に追われる日々。心身共に疲れを感じる時期もありました。

しかし、第二子の時は心構えが違っていました。第一子の経験を活かし、夫婦それぞれで自分なりの工夫を凝らしたのです。私が特に意識したのは、「自分の時間を確保すること」。子供を寝かしつけた後の数時間を、自分のリフレッシュタイムに充てました。美味しいお酒を飲んだり、好きなおつまみを用意したり。育児だけの生活だと心も体も疲れてしまいますが、適度な息抜きの時間があれば、また子供と向き合うエネルギーが湧いてくるんです。

育児休業中は、家族との時間の尊さを改めて実感しました。仕事から離れることで、日々追われる生活から一歩引いた視点を持てるようになりました。すると不思議なことに、仕事への意欲が高まったり、新しいアイデアがどんどん浮かんだりするようになったのです。

ーー育児休業から復帰後、仕事への向き合い方に変化はありましたか?

正直、以前の私は仕事が面白すぎて、ついつい夢中になりすぎてしまうことがありました。スポーツ業界という魅力的なフィールドで働く喜びを感じる一方で、プライベートとのバランスが取れていない部分もあったと思います。

しかし、育休を経験し、家族と過ごす時間の大切さを改めて実感しました。仕事もプライベートも、どちらも手を抜かずに全力で向き合うことの尊さを学んだのです。

今では、子供のお風呂は殆ど欠かさず自分が担当するようにしています。そのため、遅くとも19時半までには必ず帰宅できるよう、仕事のスケジュール管理を徹底するようになりました。

大好きな仕事に打ち込みながらも、家族との時間を大切にする。その両立ができる環境が、dscにはあります。会社がメンバーのプライベートを尊重し、応援してくれるからこそ、仕事でも自分の力を存分に発揮できるのだと実感しています。


2. 育休取得の前例を作り、組織の意識改革を促す

ーー男性の育休取得について、周囲の反応はいかがでしたか?

第一子の時は、育休を取得するのは前例のないことでした。「周りに迷惑をかけてしまうのでは」「どう思われるだろう」と正直不安もありました。しかし杞憂に終わりました。皆、私の育休取得を快く応援してくれ、安心して育休に入ることができました。

また、私の育休取得をきっかけに、制度整備に着手できました。他のメンバーでも取得ができるよう、制度や組織作りをしていくことの大切さを感じましたね。

第二子の時は、社内の雰囲気が変わっていました。「育休取得」が当たり前のこととなり、私以外にも取得するメンバーが増えたのです。私が前例を作ったことで、組織の意識が変わり始めているのを肌で感じました。メンバーたちの背中を押せたことを、とても嬉しく思います。

ーー具体的に、社内の意識はどのように変化したのでしょうか?

何より、「育休取得が当たり前」という空気が根付いたことが大きな変化ですね。以前は育休は取るものか取っても良いものかすらも分からないという認識でしたが、今や「当然取るべきもの」という意識に変わりました。メンバーから「自分も取得したい」という声が上がるようになり、声をあげやすい風土を作ってくれているメンバーに感謝ですね。

一方で現実的な課題もあります。誰かが育休に入れば、その間、周りのメンバーの負担が増えるのは事実です。しかしdscには、「お互い様」と思えるメンバーが多く「今は私が支えるから、次はあなたが育休を取る番」という助け合いの文化があるから、育休取得が可能になっているのだと思います。

育休取得を経験したことで、暗黙知になっていた業務内容を言語化したり、マニュアルを整備したり... 属人化していた仕事が、チーム全体で共有できる形に少しずつ変わってきたのです。結果として、私が持っていた業務をマネージャーにお願いできるようになったり、メンバーのスキルがあがったり、組織全体の生産性も上がったように感じます。育休を通して、メンバーと組織の成長の両方を実感できましたね。

ーー今後、育児をしながら働くメンバーをどのようにサポートしていきたいですか?

育児は喜びもありますが、大変なこともたくさんあります。それでも、経験者として、ネガティブな話に終始するのは避けたいと思っています。人は言葉の影響を強く受ける生き物です。私が日頃から「育児は大変だ」と口にしていれば、周りのメンバーもそれを鵜呑みにしてしまうでしょう。

だからこそ私は、飲み会などでは、ポジティブな話題を意識的に話すようにしています。自分が育児を心から楽しんでいる姿を見せることで、少しでもポジティブな意識が社内に広がればと願っています。


3. 仕事とプライベートの両立

ーー 育児休暇を経て、dscの組織作りやメンバーに対して、改めて感じることはありますか?

dscでは、本当にありがたいことに、とても面白い仕事をさせていただいています。普段ではなかなか経験できないような場所に行ったり、一流の選手とお話しできたりと、まさに夢のような毎日です。

でも、仕事がいくら面白くても、それだけに没頭してしまうのは良くないと思うんです。家族との時間や自分の趣味に費やす時間があってこそ、仕事では得られない気づきや学びがあるはずです。

例えば、家族でスポーツ観戦を楽しむ中で、「こんなファミリー向けの企画があったら面いのでは?」なんてアイデアが浮かぶこともあります。

仕事に直結しないような時間でも、そこで感じたことが新たな提案につながることは多いんです。
もちろん、すべてを仕事に結びつける必要はありません。でも、視野を広げ、より良いアウトプットにつなげるためにも、仕事とは違う領域にも思いっきり時間を使う。そこで心を動かされるような経験を積む。そういうマインドセットは、これからも大切にしていきたいですね。

クリエイターという仕事は、日々のインプットや感性から発想を得たりすることも大いにあると思っています。それがきっと、最高のコンテンツを生み出すための一助になるはずです。

そういった意味でも、dscでは、仕事とプライベート、両方の充実を叶えられる、環境を引き続き作っていきたいと考えています。この文化をしっかりと根付かせ、みんなで切磋琢磨しながら、これからも面白いことにチャレンジし続けていきたいですね。

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