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curioswitchが企画制作した「祖先祭初世野村万蔵生誕三〇〇年」での九世野村万蔵さんとご一門のドキュメンタリー動画が、米国時間2024年1月30日に発表された「第3回 Anthem Awards」(主催:米国・国際デジタル芸術科学アカデミー、以下IADAS)において、Education, Art & Culture Special Projects 部門のブロンズを受賞しました。
「Anthem Awards (※1)」は、インターネット界のアカデミー賞と称される「Webby Awards」(主催:IADAS)の一部門「Inaugural Anthem Award」を、音楽プロデューサーでラッパーのファレル・ウィリアムスが受賞したことを契機に、スピンオフして2022年に誕生した新しいアワードで、IADAS(※2)へ所属する各界の専門家、ビジョナリー、エバンジェリストなど約2千名が審査員を務めています。
(※1)Anthem Awards公式サイト:https://www.anthemawards.com/
(※2)ウェビー賞やアンセム賞を主催するIADASは、インターネットの創造的・技術的・専門的な進歩と、インタラクティブで新しいメディアの進化をサポートする目的で1998年にNYで設立された国際機関です。
本年開催された「第3回 Anthem Awards」では、世界44か国から2,000件近くの応募が集まり、Vote.orgがテイラー・スウィフトの影響力を活用して4万人の有権者登録を促した「Vote.org + Taylor Swift on National Voter Registration Day」(ゴールド)や、ジョンズ・ホプキンズ・ブルームバーグ公衆衛生大学院がアメリカにおける黒人の母子健康危機に焦点を当てたドキュメンタリー「How Can We Solve the Black Maternal Health Crisis?」(シルバー)、アメリカ最大規模のオーディオ企業・iHeart Mediaによる、地球環境保護活動について認知させるための「National Environmental Education Foundation」 (ブロンズ)など、社会変革に資する世界各地のプロジェクトが表彰されました。
今回、curioswitchがブロンズを受賞した「Kyogen the Nomura Family, 300 years of history」(原題:狂言 野村万蔵家300年の歴史 )は、江戸時代から現代に至るまで、およそ300年もの間狂言を受け継いできた野村万蔵家の技と心に密着した作品です。実際の狂言の演目を始め、演目を演じる野村家の人々の思い、受け継がれてきた技と心から伝えたいもの、古くからの伝統と文化をどのように継承し、そして現代を生きる私たち、言語、文化が異なる海外の方々がどのように受け取るのか。九世野村万蔵さんとそのご一門、そして狂言を見る人全ての思いが詰め込まれた作品となりました。
映像は、演目の一場面から始まり、野村家の稽古風景、狂言の歴史と順々に狂言の魅力が明かされていきます。実際の演目の紹介では、演目内容の簡単な説明はあるものの、演者の方々の語りに字幕や訳を加えず、狂言の特徴の一つである日本語の独特の抑揚や演者の動きを事細かに映し出しました。奥深き狂言の秘密と継承の最前線を世界各地の審査員に伝えることができたのではないでしょうか。
この機会にぜひ、アンセム・ブロンズを受賞した「狂言 野村万蔵家300年の歴史」をご高覧いただけたら幸いです。
■受賞アワード(※3)
- タイトル :The 3nd Annual Anthem Awards Bronze
- 部 門:Education, Art & Culture
- カテゴリー:Special Projects Awareness & Media Categories (For Profit)
(※3)Anthem Awards 受賞作品ページ
■受賞作品名
英題:Kyogen the Nomura Family, 300 years of history
仏題:Kyogen La famille Nomura, 300 ans d’histoire
邦題:祖先祭初世野村万蔵生誕三〇〇年
■動画資料リンク:https://youtu.be/9G-O9Rpnep4(萬狂言チャンネル)
■動画の長さ:23分32秒
■企画制作:株式会社curioswitch
■URL:
Facebook: facebook.com/anthemawards
Instagram:@anthemawards
末筆ではございますが、映像の制作にあたり、貴重な機会をいただきました野村万蔵様ご一家はじめとする萬狂言の皆様、笹川日仏財団様、そして制作にご尽力頂いた全ての関係者の皆様に、改めてcurioswitch一同、心より感謝申し上げます。
そして、石川県立能楽堂での公演を収録させていただきました立場としまして、この度の石川県能登地方で発生した、令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。