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高い採用費をかけたのに‥‥止まらない20代の 離職の原因 とは

「最近、 優秀な若手社員が相次いで会社を辞めてしまう」
「高い費用をかけて新卒を採用したのに、 20代の離職率が高い」というお悩みを抱えている企業様も多いのではないでしょうか。

日本人材紹介事業協会が半期ごとに取りまとめている人材紹介大手 3社(ジェイ エイ シー リクルートメント、パーソルキャリア、リクルートキャリア)の転職紹介人数によると 2018年度下期 の転職紹介人数は 3万8316人で、 前年同期比23.3%の増加でした。
また、求職者転職時年齢別のデータを見ると、ボリュームゾーンとして最も大きいのは 26~30歳 で 1万3401人 でした。
次いで 31~35歳 の 8112人、 25歳以下の7245人、 41歳以上5028人、 36~40歳4530人となっています。

やはりどの業界でも20代の離職に頭を抱えていることがこのデータからも容易に想像出来ます。

では、何故20代が会社を辞めるのでしょうか。

退職の理由には、建前と本音の2つの理由があり、もちろん人それぞれですが、
可能性が高い理由としては下記の3つが考えられます。

【退職理由】

■ 労働環境・条件
「2020年卒マイナビ大学生就職意識調査」によると新卒の企業を選ぶ軸として「給料の良い会社」(前年比3.6pt増)や「休日、休暇の多い会社」(前年比2.1pt増)を選ぶ学生が増えています。
最近の特徴としては、仕事内容の充実さ以上に、希望の勤務地や自分のペースで働ける企業を好む傾向があります。
また、20代の転職者からは、飲み会などに付き合わされたり休日の付き合いもあるなど、プライベートの時間が確保できないという不満もよく聞かれます。

■ 仕事のモチベーション
会社に入ってから自分が本当にやりたい仕事ではなかったことがわかった、せっかく取った資格や自身の強みが生かせないという理由が挙げられます。
上記の様な状況が続くと、仕事に対するモチベーションが下がり、離職に繋がる可能性が高くなります。

■ 人間関係
20代に限らず転職者の本音の理由で一番多い項目でもあり、
20代の場合は、人間関係がうまくいかない職場で長く勤めてる自信をなくして辞める道を選ぶ、という場合が多いようです。

【改善策】

◆ 労働環境・条件
経団連の経営労働政策特別委員会も提言した様に
従来の「メンバーシップ型雇用(人に仕事を割り当てる雇用の形)」から「ジョブ型雇(「仕事に人を割り当てる雇用の形)」に転換することが改善への一歩となります。
ジョブ型にし、自分の能力を活かし、スキルや経験で給料が決まる仕組みを実現させることで、個人側が労働環境や条件の決定権を持ちやすくなります。

◆ 仕事のモチベーション
最近はワークライフインテグレーションという概念が注目が集まっており、
仕事とプライベートのバランスを取るのだけではなく、両方を充実させたいという志向性を持つ若い世代が増えてきています。
その為、マネジメント側もこの概念を理解した上で、上手くモチベーションを向上させるスキルが求められています。

◆ 人間関係
人間関係の問題は、職場のコミュニケーションを良好にすることで解消出来るケースが多くあります。
社員一人ひとりがコミュニケーションスキルを向上し、相手の立場に立ったコミュニケーション方法を身に付けることが非常に大切です。
また、パワハラ・セクハラ予防セミナーを定期的に実施して意識づけを行うことで、人間関係に関するトラブルを未然に防ぐことが可能です。

この様に、時代がワークライフバランスからワークライフインテグレーション、
メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用に代わっていく中、企業に必要な人材を引き留める為には企業側の努力が必要となります。

弊社ではそういった課題解決に役立つ人事コンサルティングや研修を実施しています。

お困りのことがありましたらお気軽にご連絡下さい。

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