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「デジタル」「マーケティング」をビジネスのど真ん中に置いた会社でマネジメントをしていきたい

20数年にわたってデジタル、IT業界でキャリアを積み上げてきた田米健太郎さん。プレイヤーからマネジャーへのキャリアチェンジを経て、2020年10月からキュービックでマネジメントに取り組んでいます。6社目となるキュービックでの業務について、伺いました。

田米健太郎(ため・けんたろう)

新卒で銀行系シンクタンクに入社。ベンチャー企業でデジタルコンテンツ流通事業の立ち上げに参画後、Webコンサルティング会社で大手企業のWebサイト戦略立案に多数従事。その後、大手デジタルエージェンシーで営業部長・プランニング部門本部長に従事した後、大手市場調査会社にてマーケティング責任者を担う。2020年10月よりキュービックに入社し、金融領域の事業部長を務める。

「IT」「デジタル」を軸に積み上げた20数年のキャリア

——田米さんのこれまでの略歴を伺っていますが、さまざまな経験をされていますね。

田米:会社数が多いんですよね(笑)。今年で48歳になるので、キャリアは20数年で、キュービックが6社目です。

——そもそも田米さんがデジタルマーケティング業界に興味を抱いたきっかけは何だったのでしょうか。

田米:新卒で最初に入社した銀行系シンクタンクから5社目の大手市場調査会社まで、基本的には「IT」や「デジタル」を軸にキャリアを積み上げてきました。特に2002年、3社目のWebコンサルティング会社に入った頃から、デジタルマーケティングに強く関わるようになってきましたね。

狭義で言うとキュービックのデジタルマーケティングとは少し異なりますが、広義で言うところの「Webやデジタルをビジネスの中でどのように活用していくか」を考えることは、2002年から20年近く取り組み続けているテーマです。



理想とする環境を求めて6社目のキュービックへ

——そうなのですね。では、キュービックに移る時のお話をお聞かせください。5回目の転職となるわけですが、この時はどういった思いがあったのでしょうか。

田米:そうですね、転職の理由としては3つあります。

1つは、自分がこれまで培ってきた「デジタル」や「マーケティング」をど真ん中に置いたビジネスがしたいという気持ちが高まってきたんです。

——どういうことでしょう。

田米:前職の会社は長い歴史があって業界内で確固たる地位を築いており、営業体制もしっかりと構築されていました。そのため、マーケティングによる顧客開拓・ナーチャリングの重要性は認識されていつつも、営業計画の補足をマーケティングが支援するという関係性。自分の力不足もありましたが、自分の積み上げてきたキャリアがビジネスの中核に関わる環境で働きたい、という想いが強くなりました。

——もどかしさを感じていらっしゃったということですね。2つ目の理由についても教えてください。

田米:はい、2つ目は「オープンカルチャーであること」です。これまでのキャリアを通じて、風通しの良い社風で、同僚がお互いにリスペクトしあえて、顧客やユーザーに向き合えるような環境が自分に合うな、と感じています。

3つ目は、「自分のスタイルのマネジメントが求められていること」です。自身の今後のキャリアを考えた時に、プレイヤーとしてよりは、マネジャーでありたいと思ったんですよね。

メンバーが育つ、メンバーが活躍する機会を作ることで、結果としてチームの成果が出る。こういうエンパワーメントを意識したマネジメントが私のスタイルで、そのスタイルが求められている会社で働きたいと考えていました。

チームとしての成果を上げることのおもしろさに気づいた

——そのマネジメントのスタイルはどういった経緯で作られていったのでしょうか。田米さんの関心がマネジメントに移ったきっかけを教えてください。

田米:4社目、大手デジタルエージェンシーでの経験がきっかけですね。

最初は営業部門のマネジメントを行っていたのですが、事業成長ためには限られたエースに依存するのではなくメンバー全体の底上げが必要と考え、提案・企画にフォーカスした部署を新規に立ち上げました。

そんな時に、既存の組織でうまく成果を上げられていなかったメンバーを部下として預かることになりました。彼らは仕事ができないというわけではなく、仕事ぶりを見ていると「こういう強みがあるんだな」ということがわかってくるんです。そして、彼らが「やりたい」と提案してくれた事について、一緒にゴールを設定して、そのゴールに向かってやっていく。すると、彼らが新しい事例・成果を生み出していくんです。そうやってメンバーが日の目を見る様子を目の当たりにしていくうちに、トップダウンで落とし込んでひたすら仕事をさせるのではない、その人の強みを活かしたマネジメントの面白さに気づきました。結果的にそのほうがチームのアウトプットの総和が大きくなるんですよね。

——そうした経験からマネジメントのスタイルを確立していったのですね。さきほど田米さんの3つの転職理由を伺いましたが、転職活動を進めていく過程でキュービックという会社を知って、どのような印象を抱きましたか?

田米:そうですね、1つ目の理由「デジタル」「マーケティング」に関しては、コンバージョンメディアを運営して実際に結果を出している。文句なしにマッチしていると感じました。

2つ目の「オープンカルチャー」については、面接で川俣さん(川俣理晶/経営企画)木村さん(木村圭介/執行役員 CHO)と石井さん(石井束査/執行役員 メディア事業本部本部長)、そして世一さん(世一英仁/代表取締役社長)とお話をして。どんな質問に対してもオープンに答えていただけたのがよかったですね。コーポレートサイトで掲げているコアバリューの「ヒト・ファースト」まさにその通りだなと感じました。

3つ目の「自分のスタイルのマネジメントが求められていること」についても、私がどういうマネジメントをしたいか伝えたところ、理解していただけました。キュービックは事業成長スピードに対してミドルマネジメント層が薄いという課題感があって、ニーズと合っていることが確認できました。



若く優秀なメンバーが力をつけステージアップしていくことがやり甲斐

——キュービックに入社されて1年半ほどが経ちました。これまでマネジメントをやってこられて、いかがですか?

田米:社員、インターンともに、若いけれど優秀なメンバーが揃っていますよね。私がああしろこうしろと指示を出すのではなく、メンバーそれぞれが目的、ゴールをセットして、そこに至るまでの課題、悩みを一緒に解決して結果につなげていく。そのサイクルによってメンバーがどんどんステージアップしていくんです。私はそれをバックから支援していく。この点に非常にやり甲斐、おもしろさを感じています。

大変だなと感じているのが、私が担当している金融領域がコンバージョンメディア業界でも最も競争が激しいレッドオーシャンであること。金額的にも大きなジャンルですので、経営陣の方々からの良い意味でプレッシャーをいただきながら仕事をしています(笑)。

現在のキュービックは、成長するメンバーの力を活用しながら新たな事業を立ち上げ、拡張していこうとしています。そうした成長フェーズでマネジメントとして参画できるという機会に対して、楽しんでチャレンジしてくれる方にキュービックに来ていただけるとうれしいですね。

——田米さんご自身としては、今後についてどのようにお考えですか?

田米:先程も申し上げましたが、新たな事業を立ち上げ、拡張していくことですね。キュービックという会社は、コンバージョンメディア以外の経験はさほどないので、自分が前面に立ってリードしていきたいと考えています。

また、既存事業においても、クライアントとのコミュニケーションを増やすことで、ビジネスを拡張させる余地はあると考えているんです。クライアントのマーケティング課題を共に解決していくことで、クライアントにとってのキュービックの存在意義を高めていく。そうしたクライアントワークにもより一層取り組んでいきたいと考えています。

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