岩井 萌子(いわい もえこ)
フロントエンドエンジニア。新卒入社した会社で人事として働くかたわら、独学でWebデザイン・コーディングの経験を積み、第二新卒として2020年1月に会社へ入社。現在は看板メディアのリニューアルやモダンフロントエンド技術を使った社内サービス開発を担う。
こんにちは。キュービックのフロントエンドエンジニア、岩井です。
2020年1月にキュービックへ入社した私ですが、以来キュービックが働く場所としてとても良い環境だなと感じています。そこで今回は、そんなキュービックと私たちエンジニアチームについてお伝えいたします!
きっかけは“家づくり”。ものづくりへの憧れからエンジニアへ
その前に少しだけ私の話をさせてください。
私は就活時期に自身のやりたいことが明確ではなかったのですが、ご縁あって就活でとてもよくしてくれた会社へ就職することができました。そこではお仕事を通じて、町の工務店さんとよくお会いしました。
工務店さんの家づくりはクリエイティブです。
図面を引き、家を建て(ここでもたくさんの工程があります!)、インテリアを揃える。
そんな姿を見て、「私もいつかものづくりがしてみたい!」と、漠然とした憧れを抱いてました。
こうした中、偶然見つけたプログラミング学習サイトをきっかけに、パソコンと向き合ってみることに。エンジニアリングと家づくりはとっても似ていて、ゲームにも似たその楽しさにどんどんのめり込んでいきました。
そんな私がキャリアチェンジを決めたとき、立ちはだかったのは「実務経験なし」という壁でした。しかし、キュービックは未経験のフロントエンドエンジニアである私を快く迎え入れてくれました。
実務経験がほぼない状態での入社。これまで独学でエンジニアリングをしてきた自分にとって会社は情報の宝庫でした。入社から3ヶ月は、社内に転がっているソースコードをひたすら読み込んでいた記憶があります。
前のめりは“応援”に。失敗や反省も“次のチャンス”に
入社して1年半、実際に私は下記のお仕事をしてました。
❶ 保守運用・リニューアル対象メディアのディレクション・開発業務を担当 ※1
❷ グループ会社さんとの共同メディア開発PJ にてWordPress開発を担当 ※2
❸ 社内サービス開発にて設計・フロントエンド(状況に応じてバックエンド)担当 ※3
※1 制作事例
お金の情報メディア 『moneyFOCUS』 (https://www.fx-cube.jp/moneyfocus/)
不動産売却のお悩みに 『イエトク』 (https://aucfan.com/ietoku/)
英会話比較メディア 『ハナシング』 (https://ejje.weblio.jp/hanashing/)
※2 制作事例
クレジットカード選びで毎日をお得でハッピーに 『旅とクレカの情報室』 (https://www.ark-gr.co.jp/creditcard/)
※3 利用技術
フロントエンド:音声技術全般 + React + TypeScript
バックエンド:Laravel + MariaDB
チームは少数精鋭の組織であることに加え、組織編成上、私の立ち位置は“エンジニアとクリエイティブの間”のような形であり、大変恵まれていることに双方から新しい挑戦が舞い込んできました。
1年半という期間を振り返ってみると、FTP通信やGit管理すらままならなかった入社時と比べれば、技術の幅が増えてきたと感じます(まだ半人前ではありますが)。
また、1人のカバー領域が広い少数精鋭だからこそ、純粋なプログラミング技術だけでなく、要件定義やテスト観点・ケースといった設計や、バックエンド・インフラ付近の基礎レベルの教養もインプットせざるを得ませんでした。だからこそ、アプリケーション全体の立体的な理解が進みました。
キュービックは前のめりな人を応援してくれますし、攻めた結果万が一失敗したとしても後ろ指を差す人はいません。こうした文化が私の成長を後押ししてくれたと感じています。
未完成だからこそ本当の意味での“つくりがい”がある
1年半を通して未熟ながら自分が感じたこと、それは“エンジニアチームは文化・組織・技術ともに、まだ未完成である”ということです。
「これ」というルールや規則はまだ少なく、豊かな発想力で繰り出される新しい試みは自分たちで調べて頑張るほかありません。だから、本当の意味でのゼロスタートなものづくりが可能なんです。
現在は、新しいメディアリニューアルやアジャイル開発を起点としたチームの業務改善にも挑戦中です。今期もたくさんの学びが手に入る予感です!