こんにちは。クランチタイマーの小林です。
4月から会社に新しいメンバーも増えて、社員の教育方法でお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は、今年からクランチタイマーで新たに作成・導入した『エンジニア向けの学習ロードマップ』についてご紹介したいと思います!
エンジニアを目指している方や、新入社員に向けたロードマップをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも、ロードマップって?
ロードマップとは、何かの目標を達成する際に、行うべきことや達成しなければいけない課題を順番にまとめた設計図のようなものです。
主にプロジェクトの工程表としての役割があるロードマップですが、
今回のように学習におけるロードマップの場合は、到達したい目標とそのためのゴール(具体的な製作物)を決めることから始まります。
具体的な製作物を作る際には、それに必要なエンジニアの技術の洗い出しや手順をまとめることも大切です。
次に、その目標を達成するまでの期間を設定します。
後ほどご紹介しますが、クランチタイマーでは2種類の目標をたてて、それぞれ取り組み期間も設定しています。
ロードマップを作成することのメリットとしては、膨大にある情報や技術の中から、優先して何を学べば良いかが非常に分かりやすくなることです。
プログラミング初心者の方でもロードマップを使えば、何の技術をどのように学習して作業を進めていけば、どういったことが出来るようになるのかが非常に明確になります。
インプットだけでなく、アウトプットを。
また、ロードマップのもう一つのメリットとして挙げられるのが、新規メンバーのアウトプットの機会が増えるということです。
そもそも、今回クランチタイマーでロードマップを作成した目的は、新規メンバーの成長スピードを爆速にし、少しでも早く実際の開発に参加していただくためでした。
これまでも学習自体はしっかり時間をとって行っていましたが、学習内容はそれぞれのメンバーが興味のある技術や気になることを好きに学ぶスタイルで、特に初心者のうちはインプット中心の学習になりがちです。
しかし、吸収した知識を理解し「使える技術」にするためにはアウトプットとして実際に何かを作成するのが1番の近道です。
エンジニアの成長スピードを上げるロードマップ大公開!
現在クランチタイマーでは、難易度の異なる2種類の目標をたてて、運用しています。
まず初めに取り組んでいただく『ロードマップ初級編』の内容はこのようになっています。
ロードマップ初級編 内容
到達目標:1人でWordPressを使ってWebサイトを作成出来る状態
必要な知識:HTML/CSS/PHP/JavaScript/WordPress/Docker
取り組み期間(目安):1ヶ月
完成サイトイメージ
初級編の内容を達成したら、次は『ロードマップ中級編』に挑戦していただきます。
ロードマップ中級編 内容
到達目標:1人でwebアプリケーションを作成できる状態
必要な知識:HTML/CSS/PHP/Laravel/Mysql/Docker/AWS
取り組み期間(目安):2ヶ月
以上2つのロードマップをクリアすることで、一通りエンジニアとして必要なフロントエンド・バックエンド・インフラの知識と、課題を調べて解決する力が身につくような内容になっています。
実際に取り組んでみた感想
ロードマップ作成後、社員や入社して日の浅いスタッフで実際に取り組んでみたところ、学習の方向性ややるべきことが明確になり、勉強の効率が格段に良くなったと感じました。
また課題の進捗状況を把握できることで、学習に詰まった際の手助けや学習の進捗ペースの管理を行いやすくなったという点でも、非常に効果があったのではないかと思います。
今後はさらにレベルの高い『ロードマップ上級編』の作成も予定しておりますので、プログラミングがほとんど初心者の方はもちろん、ある程度理解しているという経験者の方でも一緒により成長していけると思います!