Yoshio Hidaka Profile - Wantedly
株式会社クラッソーネ 取締役CFO 新卒で入行した東海銀行(現三菱東京UFJ銀行)にて融資業務,外国為替を経験した後、年商700億、数百店舗を有する中堅流通業に27歳で平社員として入社。 シドニー駐在、海外拠点の統括責任者、経理部長を経て、35歳で常務取締役に就任。 ...
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クラッソーネ広報担当の山際(@crassone)です!
クルー紹介第三弾!財務のプロフェッショナルであるCFO日高を紹介します!
(CFO:Chief Financial Officer/最高財務責任者)
経歴としてはこちら!
【クラッソーネCFO 日高義雄(Yoshio Hidaka)】
佐賀県佐賀市出身。神戸大学 経営学部を卒業し、新卒で東海銀行(現:三菱UFJ銀行)に入行し、26歳で退職後単身シドニーへ。バイクでオーストラリアを一周するという夢を叶えるためでしたが、途中事故に遭いヘリ搬送の後、帰国。その後、オートバイの販売、買取を行うレッドバロンに入社し、経理財務経験を積み、35歳という若さで常務取締役というポストに就き、40歳で独立。縁あって、2018年45歳の時にクラッソーネにCFO (最高財務責任者)として就任しました。
▼日高義雄/CFO(by Wantedly)▼
文章だけでは分かりづらいので、図にまとめてみました!
▲新卒から今に至るまでの経歴図▲
日高は、大学時代の先輩に誘われて東海銀行へ入行し、3年ほど経ち日々の業務に慣れて今後のキャリアについて考えた時に、周囲には誰一人笑顔で仕事をしている様子がなく、ひとつのゴールとされる支店長ポジションにワクワクすることもなく、空しさを感じました。いわゆる大企業病ですね。次のステップとして日高が選んだ先は、若くして活躍できそうな大きすぎない企業、かといって活躍のステージがありそうな小さすぎない企業をと考え、レッドバロンを転職先に選びました。転職後は、銀行出身という経歴を買われ経理財務の部署で様々な経験を積み、35歳という若さで常務取締役のポストに就きました。
転職してからの13年という月日の中で週一休みという忙しい中でも、必要な学びとして、簿記や宅建を独学で学び資格を取得したり、海外に赴任する経験もあり、TOEICにチャレンジするなどしてキャリアを積み上げてきました。順調に積み上げたキャリアに見えますが、常務ポジションの上は社長しかなく、キャリアに行き詰まりを感じていた時に、転機となるグロービスと出会います。
40歳手前の当時、とあるワークショップに参加したことがキッカケでグロービス経営大学院のプログラムに出会います。日高は、以前から気になっていた英語で学べるMBAのコースに申込み、3か月間東京へ通って学びましたが、まったく発言できず恥をかいたことがありました。業務に対して自分の能力に限界や行き詰まりを感じたことで、本格的に腰を据えて日本語で学ぶことにしました。単科生から始めて、本科生となりMBAを取得しました。
日高にとって、MBAでの体験が「自分の世界を広げること、できなかったことができるようになること、知らなかったことを知ることができること」となり成長する機会となりました。週一の休日を学びに費やしても惜しくないと思えるほど刺激的な日々だったそうです。この時、MBAで学んだことが独立のキッカケになりました。
また、クラッソーネ参画の前に、人材開発や組織開発について研究している中原淳先生の著書【働く大人のための「学び」の教科書】の制作を、キャリアカウンセラーである奥様が手伝っていたことから取材を受け、日高のキャリアが紹介されています。一部抜粋してご紹介します!
MBA(グロービス)を通じては、仲間・知識・一歩踏み出す気持ちの3つが得られました。
以前の僕は、肩書きもあってか腹をわって話せる仲間がいなかった。
けれども、大学院ではフランクかつ対等に話せてリスペクトできる仲間がたくさんできた。
勤務先や背景も様々なので、困ったときに相談できるネットワークとして今も助かっています。仕事の縁をいただくことも少なくありません。
(出典:働く大人のための「学び」の教科書 著者:中原淳)
日高は、MBAで出会った仲間はみんなそれぞれ新しいチャレンジをに通う方々の中には経営者も多く、その方々から自らチャレンジすることで世界が広がることを学びました。そんな中、経営者の仲間から財務の面で相談を受けることも多くありました。当時、常務ポジションだった日高がキャリアに行き詰っていたこと、一歩踏み出す勇気をもらったことが独立するキッカケとなりました。その後、フリーの財務コンサルタントとして活動していました。
大手銀行、大手企業の常務取締役を経て、なぜベンチャー企業であるクラッソーネへの参画を決めたのか?
CEO川口と日高の出会いは2012年ごろ。共通の友人を通じて出会いました。
日高は、フリーの財務コンサルタントとして、ある企業の再生業務にガッツリ取り組んでいました。一方、川口は創業して間もない時期でした。日高が川口に抱いた印象は壮大なビジネスを想い描く青年で、どんな事業をイメージしているのか話を進める中でこんなやり取りがあったそうです。
ー川口:僕は10兆円企業を作りたいんです!!!!!!(熱)
ー日高:お~凄い壮大なビジネスですね!具体的なビジョンはどんな感じで考えているんですか?
ー川口:・・・・・。
ー日高:・・・・・。
川口の語る壮大なビジョンを聞き、日高は、若くしてこれだけの熱意をもって事業を考えられるのは凄いと感心した反面、財務コンサルタントとしては、10兆円企業を目指すまでの道のりについては当時、まだ明確ではないなと感じたそうです。
月日は流れ、2017年の春先に、偶然ピッチイベントで川口と日高は再会しました。
川口は創業から6期目を迎え、事業に加速度をつけて成長させたいと考えていたことから、日高に直接相談を持ち掛けました。
この相談を受け、日高はクラッソーネから初めて仕事を請け負います。内容は<川口のあふれ出る想いを案件ごとに定量的に整理して、限られたリソースの中で最大限の効果が発揮できるように優先順位を付ける>という業務でした。そのテーマに対して提案を行い、実際に実現していくために引き続き財務コンサルタントとして関わることになりました。
日高が、サポートを開始してから半年ほど経った夏の終わり頃、川口とCOO堀口から飲みに誘われ、二次会で訪れたバーでクラッソーネのCFOになって欲しいと二人から口説かれる場面があったそうです。その時、日高はベンチャー企業の資本政策に携わってみたいという気持ちもあったことから、即答でokしたと話してくれました。
余談ですが、夜景の見えるバーだったそうで、プロポーズをされる女性の気持ちが少しだけ分かった気がする(笑)と語ってくれました。
日高は、CFOとして内部での業務を開始した矢先に、過去の経験で身に着けてきた力が通じないことを痛感したそうです。日々、勉強しながらの取り組みで、毎日がとても苦しい反面、その環境がとても面白く、新しい世界を知れることが楽しくて仕方ないと話してくれました。大手銀行や大手企業での長い財務経験が活かせない環境であっても「面白い」と思える精神的な強さに興味が湧いたので、掘り下げて聞いてみました!
ー山際:新しい挑戦って経験が多ければ多いほど委縮するイメージがあるんですが「面白い」と思える秘訣は何かあるんですか?
ー日高:ある程度積み上げてきた経験があるからこそ「面白い」感覚なのかも。どんどん変化する世の中で、経験が陳腐化していくと思っていて、今までの積み重ねにすがることなく先入観を捨てるように意識しています。
ただ、それが難しいんです!
時代の流れに乗るだけでなく、時代を創っていくベンチャーで常に自分自身が試され自己変革が問われるような環境で働けるのが、私にとっては楽しくて仕方がないという感じです。
未知へのチャレンジが楽しいと思える感覚は、ウィッシュボード(入社後に必ず書くもの)に記入していた言葉が土台にあるように感じました!
▲「変化」「挑戦」「自己決定」を指さす日高▲
日高の頭の中は日々、こんな感じで考えているそうです。
川口が掲げる「豊かな暮らしで人々を笑顔に」というミッションを夢物語ではなく、きちんと地に足のついた状態で実現していくための資金繰りについて、過去の実績を元に財務諸表を作成し、市場予測などの情報をふまえ、どこからどうやって資金調達をすることがベストなのかを考える業務がメインになっています。
直近では、新サービス「くらそうね」のリリース発表と同時に1.5億の資金調達を発表しました。
▼リリース内容はこちら▼
~LINEで解体工事の一括見積もり~ 最大10社の工事会社とマッチングを行う 新サービス「くらそうね」β版を提供開始
さて、冒頭の経歴紹介で、26歳で銀行を退職して単身オーストラリアに行ったことにサラッと触れましたが、大学時代にハマったバイクでオーストラリアの旅はどんな旅だったのか聞いてみました!
ー山際:ところで、26歳で単身オーストラリアって凄くないですか?しかもバイクで!
ー日高:実は、大学時代に1,400kmの無給油で「ナラボー平原」を走破する目標で行ったんだけど、900km地点で相次ぐパンクのために途中で諦めてしまったんだよね。
その時に残った500kmを走破することをリベンジ目標に、26歳でまたオーストラリアに行く計画をしたんだよね。
ー山際:学生時代のリベンジだったんですね!
ー日高:そう。2回目は学生時代のリベンジは無事に果たすことができたんだけど、旅の終わりに豪州最北端のケープヨークへ行こうとしてたんだよね。
ケアンズからケープヨークまでは約1000kmあるんだけど、目的地まであと30kmという場所で、アボリジニーが運転する車に激突して、ヘリ搬送で木曜島に運ばれ、そのまま止む無く帰国になってしまったから、ケアンズからケープヨークまで行くことが次の目標だね!
ー山際:波乱万丈な旅ですね!
その当時に計画で使った旅マップを見せてくれました!
▲26歳の時に書いたマップ!▲
このエピソードから未知の世界へ自ら飛び込んでいくアドベンチャー精神がとってもよくわかりました!次のリベンジもいつか計画して叶えたいと話してくれました!
もうひとつ別の顔を紹介します!日高が役員として参画する前に、社内で開催したハロウィンパーティーに参加してくれて、かぼちゃの被り物を付けてくれていたのがとても印象的で、おちゃめな一面がある人です(笑)
▲2017年のハロウィンパーティーでのひだかぼちゃ(笑)▲
今年の社内ハロウィンパーティーは11/7に開催予定ですが、日高は予定が合わず参加できないので、ひだかぼちゃの登場がないのが寂しいです(笑)
今回のインタビューを通して、日高は今の環境をとても楽しんでいるように感じました!CFOというかなり重要なポジションで、必要な時に必要な資金がきちんと準備できるように動かなければなりません。バイク旅の地図を見せてくれた時に、かなり入念な計画のもと挑戦する姿勢が、CFOの仕事面にも通じていると感じました。
弊社の掲げる「豊かな暮らしで人々を笑顔に」というミッションの中には、クルー自身が豊かでなければ周囲に豊かさを提供することは出来ないという考え方があります。日高がウィッシュボードに書いた「自己決定」という言葉からもミッションに強く共感していることを表わしているように感じます。
川口、堀口、日高のMVVに対する想いは一つになっていて、日高は財務の視点からMVVを実現するために日々、奮闘しています!
▲屋久島で行った役員合宿での写真▲
▼創業者 CEO川口哲平の紹介▼
▼COO堀口晃司の紹介▼