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家族にとって「幸せな消費」ってなんだろう、データ活用で実現する家族の購買の未来ー エルデシュ 岩永二郎×コネヒト 高橋恭文対談

出産祝いの贈り物って悩むよねという会話からスタートした、株式会社エルデシュの代表取締役岩永二郎さんとコネヒトの代表高橋恭文が想像する家族の消費の未来像をお届けします。「お金を使って楽をしてはいけない」という親の縛りをどう解放するか、そしてそれをコネヒトのデータでどう実現するかについて語ってもらいました。

まずは2人の経歴をご紹介。

岩永二郎(写真右):株式会社エルデシュの代表取締役データサイエンティスト。数理最適化や機械学習、自然言語処理などの数理科学全般に関するコンサルティングからシステム開発まで手掛ける。気軽に相談できるデータサイエンティストとして、多くの企業の支援をする傍ら、筑波大学や上智大学などで非常勤講師を務めるなど、教育活動にも注力。

高橋恭文(写真左):株式会社アルバイトタイムスに新卒入社し、求人広告営業を経て、外食起業支援・定着支援事業を立ち上げ。2010年に株式会社カカクコムに入社し、『食べログ』のマネタイズ草創期から、チャネル責任者、ビジネスプロダクトマネージャーとして食べログの課金店舗を拡大。その後、2014年にRetty株式会社に入社し、執行役員、営業責任者として『Retty』のマネタイズに従事。2018年にコネヒトに入社し、営業部責任者、社会発信を担当し、2019年より執行役員として企画戦略室で社会性事業を立ち上げ、2022年4月より代表取締役に就任。

悩むのは出産祝い、本当に喜ばれるものを理解したい

ー日々の生活の中で、こんな風にコネヒトのデータが活用できたらなって思う瞬間ってありますか。

高橋:最初に思い浮かんだのは出産祝い。お祝いする側としては、喜んでほしいし、使って欲しいし、僕からの贈り物を通じて少しでも家族が楽しめたり、楽になったり、笑顔が増えたりしてほしい。でも、僕は出産を体験していないから、それが何なのかがわからないっていうのはありますね。

立場上出産直後の家族のニーズをすべて把握しているように思われるのですが、ある程度理解しているからこそ第1子なのか、双子なのか、男の子なのか、3世帯住宅に住んでいるのかなど、状況によってニーズが異なるのもよく分かるんですよ。だから悩むんです…。

出産祝いの正解も知りたいけど、不正解も知りたい。そんな時ってうちのデータ使えそうだなって思います。

岩永氏:それは面白いですね。目線がお祝いを受け取る側じゃなくて、贈る側っていうのがいいですね。だって、贈る側は絶対に喜んでほしいじゃないですか。この考え方って、贈る側も贈られる側も幸せになりますよね。

データっていう話になると、コネヒトのデータを使うとお祝いされる側(出産直後の家族)が気づいていないニーズに手が差し伸べられそうですよね。「何がほしいですか?」って聞いちゃうと顕在化されたニーズしか出てこないけど、本当に何が必要かなんて想像できないことが多いと思いますしね。そういう部分のサポートはデータが活用できるところだと思います。

高橋:そうそう。本人たちが想像していなかったちょっと先のニーズを見据えている贈り物ができたらかっこいいですよね。それって僕らのデータで実現できると思うんです。

子どもの月齢・年齢に合わせたサブスク商材の面白さ

ー贈り物の話でいうと、受け取る側本人が拘りたいものもありますよね。贈り物として受け取ると使い勝手に困りそうなもの。

高橋:そう。出産祝いの話を続けると、例えばA社さんのおむつに拘っている家庭にB社さんのおむつを贈っても喜ばれないですよね。A社さん以外使わないっていう意思決定を家族でしているから。

でも同時にお金が使いにくい領域ってあると思うんです。家事や育児は楽をしてはいけないという考え方はまだ根強いですし、もうちょっと広げると育児家庭がお金を使うべき領域が社会的に制限されている気もするんです。

離乳食は母親が作るべきだから通販NGとか、家事はお金を払ってやってもらうものではないという雰囲気がまだありますよね。何をよしとするかは家族それぞれの意思決定ですが、お金が使いにくい領域はあると思うんです。

岩永氏:それはすごくわかります。子どもを預けて夫婦が息抜き旅行に行くのは考えられないこともありますよね。家族のお金を使っていい部分と、使いにくい部分がありますよね。

今何か具体的に考えていることはあるのですか。

高橋:今考えているのは、子どもの成長に合わせたサブスクリプションサービスのようなものです。出産祝いとしてプレゼントできるサブスクサービスなのですが、その中身は子どもの成長に合わせた多数の商材。

我々は、子どもの月齢に紐づいたデータを活用することで、子どもの成長に合わせて適切なタイミングで適切な商品やサービスを利用しないか家庭に提案し続けることができます。

出産祝いを贈る側は、自分では想像できない、子育て世帯に特化した、継続的に喜んでもらえるプレゼントを贈ることができて満足。受け取る側は、家庭の事情や子どもの成長に合わせてサブスクサービスの恩恵を受けることができるので満足できますよね。

岩永氏:ということは、子どもの成長を追えることが大前提になりますね。コネヒトの場合はユーザごとの子どもの出産日をデータとして持っているので、成長に合わせた商品やサービスの提供ができますね。

例えば、子どもがあと1か月成長すればこの商品を受け取れる、あのサービスが使えるようになるみたいな世界観ですよね。その商品やサービスが使えれば、私の生活が少し豊かになる。少し余裕を持って子どもと接することができる。そういった環境が家庭内で実現できる商材ができると最高ですね。

ー先ほどの贈り物として受け取りたいもの、受け取りたくないものの話もデータで解消できるかもしれませんね。

岩永氏:そうですね。生活必需品と、必需品ではないけどもらうと生活が豊かになるものってありますよね。それはユーザの投稿データを通じて分析できそうです。

高橋:そう。喜ばれるものだけでなく、喜ばれないもののデータもよいと思います。サブスクサービスの中の商材として入れるべきではないものはそこで拾えそうですよね。

岩永氏:それは面白いですね。例えば好きな食べ物や行きたい場所など、ポジティブな内容については調査が行われていたりするのですが、嫌いなものというネガティブ側のデータってなかなかないんですよね。

高橋:もうちょっというと、誰からのお祝いかなのかという部分も大切だと考えているんです。

例えば、サブスクサービスの中に離乳食の宅配サービスを入れるとしたときに、友人からもらった場合と、義母からもらった場合では使いやすさが異なると思うんです。友達からもらった離乳食を子どもに与えることを反対する夫はいるかもしれませんが、さすがに義母からもらった離乳食に反対する夫は少ないのではないでしょうか。

岩永氏:贈り手によって受け取り手の反応が異なるというのは興味深いです。そこも投稿データを分析するとパターンが見つかるのかもしれません。

ー出産祝い以外の贈り物にも広げられる可能性もありませんか

高橋:子どもの誕生日やクリスマスなどの季節のイベントにも活用できそうですね。子どもの成長のデータが活用できる領域であれば、広げることはできると思います。

岩永氏:子どもの誕生日にプレゼントしたものや反応は投稿データとしてあるでしょうね。出産祝いや誕生日などは、贈る側の喜んで欲しいという気持ちが強いので、贈り物の質が高まるサブスクサービスのニーズは高そうですよね。

ーありがとうございました。


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