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1ヶ月で6人がカンファレンスに登壇!コネヒトエンジニアが語る登壇までの舞台裏

こんにちは、コネヒト採用担当の芦刈です!

コネヒトでは「Beyond a Tech Company」というテックビジョンを掲げているのですが、テックカンパニーの条件の一つとして「技術コミュニティの発展に貢献している」ということを重要視しており、以前から外部へのアウトプットを積極的に行っています。

とりわけ、この1ヶ月は特にアウトプットが盛んで、6名のエンジニアが5つのカンファレンスで登壇を行いました。

登壇したカンファレンスの紹介

そこで、今回は「登壇までの舞台裏」をテーマに実際に登壇したエンジニア6名と座談会を行い、登壇するモチベーションやプロポーザルを書く上で意識していること、登壇までの準備など華やかにみえる登壇の裏側を取材してきました!

今日はよろしくお願いします!早速ですが、なぜ登壇しようと思ったのですか?

野澤:そうですね、僕の場合はコネヒトへ転職する時にKaggleやデータサイエンスのコミュニティにとてもお世話になったので、還元したいという気持ちが大きいですね。登壇するということは、自分の中で知識を整理し咀嚼する必要があり、このような過程を踏むことは自分自身のスキルアップや成長にも繋がりますし、登壇して知見を共有することが結果的に誰かのためになれば最高だなと思っています。


山田:僕はイベントを運営するのではなくて、登壇することで盛り上げられたらという思いがありますね。なぜ登壇する立場なのか?というと、僕がエンジニアになったばかりの頃に周りにいたエンジニアの方で本を書いている方、登壇している方が多かったので、自然とそういう思考になっていったというのがあります。


永井:僕の場合はコネヒトに入社してから登壇が増えていったのですが、なぜかというと当時インフラエンジニアが僕しかいなかったので、アウトプットを通して外のエンジニアの反応を見たいという気持ちと外部での反響が大きければ必然的に社内にもやっていることが広まっていくと考えたことがきっかけでした。僕が登壇して、コネヒトのインフラについて発信していくことで、少しでもコネヒトを聞いたことがある人を増やして社外への認知を作っていきたいということを意識してやっていました。


登壇 / プロポーザルのモチベーションはどうしていますか?

高野:そうですね。登壇しようとしたきっかけにも関連してくるのですが、前職でiOSDCをエンジニアメンバーと見にいった時に、「次のプロポーザルは皆で出そう」という約束をしたのが一番最初の動機でした。(結局出したのは僕だけだったのですが。笑)

そこから毎年プロポーザルだけは必ず書こうとなり、Twitterなどで情報が流れてくると「今年も書かなきゃ」というモチベーションで提出していました。

また僕の場合はプロポーザルを提出するときは、真面目なものとラフなものの2つを出していて、自分の気持ちのバランスをとっています。ちなみに今回は真面目な方が採択されました。


伊藤:おお、高野さんは複数出すタイプの方なんですね!僕も昔は複数出していました。

僕もみんなと近しいモチベーションなのですが、エンジニアとして自分が成長するためにアウトプットを続けています。アウトプットするためにはきちんと技術検証を行ったり、曖昧だった知識を調べる必要があり、資料をつくる過程でたくさんの学習機会があります。また、実際に発表を聞いてくれた方からのフィードバックを通して学ぶことも多く、登壇する度にエンジニアとしての階段を登っていっている感覚があります。

ちなみに僕はゴールを決めた方が動きやすい「登壇駆動」タイプで、プロポーザルを出すときは「もっと詳しく知りたい」というものをテーマにして提出しています。正直、提出したタイミングでは詳しくないことが多いのですが、採択されたらめっちゃ勉強して登壇に挑みます。


野澤:確かに、ゴールがないとやらないというのはわかります(笑)。

あと僕もフィードバックをもらうことがモチベーションに繋がっていることもあります。

今回のPyConでいうと、登壇後に行われたask the speakerで「発表内容、とても興味深かったです」や「このような方法を試してみても面白そうですね!」といったコメントをいただけたので、とてもありがたいなと思うと同時に、登壇してよかったなと思っています。

小原さんはどうですか?


小原:僕は完全に深夜のノリですね。

伊藤:わかる!僕もよく深夜に出す!

小原:そうですよね(笑)ちなみになぜ深夜のノリがいいのかというと、最近ようやくアウトプットの癖をつけ始めたのですが、僕の場合は少しづつ積み上げて書いていくよりも、一気に集中して勢いで書き上げる方がいいものができるなと気づけたことが大きいです。今回プロポーザルを出して採択されたことでやってみようという気持ちになったり、個人でブログ書き続けてきたものの知見が溜まってきたので周囲に発信していきたいなという気持ちがモチベーションにも繋がっているなと思っています。


なるほど、みなさん自分にあったモチベーションでやっているんですね!ちなみにプロポーザルを書く時に意識していることはありますか?

山田:そうですね。今回僕は実際に仕事で困ったことをテーマにしたのですが、なるべく聞いてくれる方がわかりやすいように、何を伝えるのか論点を絞ることと、共感を得やすい表現になるように意識して書きました。自分本位で展開されていて要点がわからないなと思うプロポーザルもたまに見かけたりするので、長くなりすぎずに自分のことを伝えられるボリュームで書き上げていきましたね。

あとはプロポーザルを書くときに毎回読み返しているブログがあるのですが、カンファレンス主催側の視点でどういうプロポーザルを読んでいるのか?がまとめられているので参考にしたり、同業者の知人に見てもらって提出しています。


永井:なるほどな〜。僕の場合はプロポーザル書くときにはペルソナを決めて、ターゲットに刺さる内容を書いています。今回の登壇ではデータ基盤とAWSのStep Functionsというキーワードがあったので、そこからどういう人が聞きにくるか、どんなテーマに興味を持ちそうか予測して、ターゲットを絞っていきました。

今回のプロポーザルは特にニッチな部分を書いたので、知りたい人が聞いたら嬉しい情報を持ち帰れるようにまとめていきました。


野澤:僕の場合は「他の人ではなく、なぜ自分がこの話をした方が良いのか?」ということを意識して書いています。直近では2つのイベントに登壇しましたが、どちらも業務での取り組みや体験をベースに「自分だから話せること」を意識してプロポーザルを書きました。AWSDevDayのときは機械学習基盤の話をメインにし、PyConのときはレコメンデーションの話をメインにしました。


伊藤:僕が最近プロポーザルを書くときに意識していることは旬なテーマかどうかですね。今回CakeFestに登壇したときは、CakePHPに新しくDIコンテナがリリースされたことにより、既存機能(具体的にはComponentというCakePHPの仕組み)との棲み分けが難しくなったと個人的に感じていたので、新しいトピックを入れつつ、既存機能の使い方の問題提起をしたら面白いのではと思ったので、そのテーマにしました。


みなさん、どのように登壇の準備をしているのですか?

小原:これも正直夜中のノリではあるんだよな(笑)。今回ISUCONで話したテーマを題材にLTを行ったのですが、LTは4分間での発表になるので、限られた時間の中で何を伝えるかはっきりさせるのと、ジェットコースターに乗った時のような勢いを感じられるストーリーを意識しています。一旦書き上げた後に、伝わる内容になっているか?印象に残るものになっているか?の観点を大事に読み返して準備しました。


高野:今回の登壇ではコネヒトで実際にやっている課金について発表しました。結合テストの事例がたくさんあったので、課金形態の状況に基づいて、無料ユーザーだったらどういう課金状態になるのか?すでに課金している人がオファーを受けたらどうなるのか?というテスト結果を元にまとめていきました。

資料作成で大事にしていることは、まとめをみたときに要点がきちんと絞られてわかりやすいと思ってもらえるようにしています。誰かが知りたいと思った時に資料が見返しやすいように心がけています。


最後に登壇してみての感想をお一人ずつ教えてください!

野澤:今回、短いスパンで2つのイベントに登壇したのですが、正直疲れました(笑)。印象に残っているのはPyConの登壇体験が良かったことです。Discordで各トークセッション毎にチャンネルが用意されていて、登壇中はそのチャンネルでコメントや質問などをリアルアイムに投稿してくれるなど、オンラインだけどオーディエンスの反応が見える状態だったので、孤独感を感じずに登壇できました。また、繰り返しにはなってしまいますが、登壇後にフィードバックをもらえたのも嬉しかったです。


永井:オンライン登壇だと話している最中は反応が見えづらいのですが、Twitterやアンケートの反応はよかったので安心しました。あとは登壇を聞いてくれた方がコネヒトで働くことに興味をもってくれた人がいてくれたのが、何よりも嬉しかったですね。


山田:PHPカンファレンスもDiscordで参加者同士がコミュニケーションを取れるのですが、昨年よりも盛り上がっていた印象を受けました。僕自身が2年連続でイベント登壇して、昨年より難易度をあげたテーマで登壇することができたので、自分自身成長を感じることもできました。


高野:今回僕はニッチな内容を発表したのですが、僕の登壇テーマを見にきてくれたという方もいらっしゃったり、Twitterでも反応が見られたのでよかったなと思いました。またDiscordで聞いてくれた方と対話しながら登壇できたのもよかったなと思います。


小原:今回の登壇で得た経験は多かったなと思いました。今回4分間でどれだけの内容を詰め込んで、聞いてくれている方を楽しませることができるか?を意識していたので、Discordを通じて反応があったのは嬉しかったです。


伊藤:CakePHPのコアコミッターの方から自分も概ね同じような考えだよという言葉をいただき、それは自信になりました。ちなみに、発表が終わってすぐの段階では、英語で登壇したこともありポジティブなフィードバックをいただけて満足していたんですが、登壇から少し経って、今はポジティブなフィードバックを越えた、良い意味で聴いてくれている人たちを驚かせられる登壇をしたいという気持ちになっているので、機会があればまた挑戦したいと思っています。


みなさん、ありがとうございました!

先ほどインタビューを受けてくれた各エンジニアのプロポーザルも記載しているのでよろしければご覧ください!

▼伊藤(CakeFest登壇)

https://cakefest.org/archive/virtual-2021

▼小原(PHPカンファレンス2021登壇)

https://fortee.jp/phpcon-2021/proposal/5862d3f2-5e0d-4cd0-8a27-dde18d54a880

▼山田(PHPカンファレンス2021登壇)

https://fortee.jp/phpcon-2021/proposal/ed5fa3e1-2bd4-41a1-b3a7-a183c3b3a12c

▼高野(iOS DC Japan 2021登壇)

https://fortee.jp/iosdc-japan-2021/proposal/4bd7b1bc-eeea-4edc-9c02-c36fb7f97d6e

▼永井(AWS Dev Day 登壇)

https://github.com/aws-events/aws-dev-day-online-japan-2021-cfp/issues/41

▼野澤(AWS Dev Day・PyCon JP 2021 登壇)

PyCon: https://2021.pycon.jp/time-table/?id=273538

AWS Dev Day: https://github.com/aws-events/aws-dev-day-online-japan-2021-cfp/issues/56

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