「最初の環境が、その後のキャリアを決める」
これは、代表の藤澤さんがインターン生向けの講義の中で話していた言葉です。
講義を聞きながら、「確かにそうかもしれない」と感じる場面が何度もありました。
社会人として最初に経験する仕事の進め方や基準は、その後のキャリアの中でも“当たり前”として残り続けるからです。
今回はその講義内容をもとに、藤澤さんのキャリアの歩みと、どのようにして「1社目のカルチャー」という考え方が生まれたのかをまとめてみました。
■大手志向で始まり、サマーで燃え尽きた
就職活動を始めた当初、藤澤さんは大手志向だったそうです。
所属していた大学のテニスサークルでは就活への意識が高く、
大手企業のサマーインターンを複数受けるのが当たり前のような雰囲気がありました。
実際、藤澤さん自身も夏のインターンを全力で走り切り、一定の手応えを感じていたと言います。
ただ、その時点では
・自分は何をしたいのか
・どんな環境で伸びるのか
といった軸はまだ固まっていませんでした。
結果として、サマーインターンが終わったタイミングで燃え尽きてしまい、秋冬の就職活動はほとんど動けなかったそうです。
これは能力や努力の問題ではなく、
「周囲の空気」に合わせて動いていたことが原因だったと藤澤さんは振り返っていました。
そしてこの経験が、その後の藤澤さんの院進や休学、環境選びにつながっていきました。
■院進を選び、休学で軸を問い直す
その後、藤澤さんは一度就活から離れ、大学院進学を選びました。
背景には
・学生期間を延ばせる
・初任給が少し上がる
といった現実的な理由もあったそうです。
ただ、藤澤さんは研究者志望ではなかったため、
「この2年間で何を得るのか」
という問いを改めて考えることになりました。
その結果、2年間の時間を使ってまで得たいものが明確ではない
という結論に至ります。
そこで藤澤さんは院進ではなく、休学という選択をしました。
時間を確保し、
・自分は何をしたいのか
・どんな環境で伸びるのか
をゼロから考え直すためでした。
■自分の性質を認めたとき、軸ができた
休学中、藤澤さんが最初に取り組んだのは、
「自分はどんな環境だと成果が出るのか」
を整理することでした。
その話の中で出てきた自己認知は次の3つです。
・自分で考えて動くことが好き
・不確実でも意思決定の回数を増やす方が伸びる
・成功のリターンが大きければリスクも受け入れられる
この整理が、藤澤さんにとっての「カルチャー適合」の定義になりました。
会社の理念よりも、日々の仕事の進め方が自分の性質に合っているか
を重視する。
この考え方を軸に、藤澤さんの就職活動のスタンスも変わっていきます。
それまでの「周囲の勝ち筋を追う競争」から「自分に合う環境を選ぶ設計」
へと変わったそうです。
■「迷ったら険しい方」──小さな環境に挑む決断
休学後に就職活動を再開したとき、藤澤さんの中ではベンチャーで力を付ける
という方向性が見え始めていました。
ただ当時は、スタートアップの多くが名前も知らない会社ばかりで、不安もあったと言います。
周囲の友人は、いわゆる超大手企業に次々と内定していく。
その中でベンチャー志望を口にすることには、少し気恥ずかしさもあったそうです。
それでも最終的に選んだのは、ベンチャー企業でした。
意思決定の軸はとてもシンプルでした。
最短最速で成長できるかどうか。
藤澤さんは環境を選ぶ際、次のようなポイントで考えていたそうです。
経験密度
組織が小さいほど、一人が担当する仕事の範囲は広くなる。
その結果、意思決定に関わる回数も増え、短期間で多くの経験を積むことができる。
ドメイン
事業開発など、売上や事業成長に直接関わる仕事はビジネスの仕組みそのものを理解する機会になる。
リスクの取り方
成長を最優先にするのであれば、安定よりも挑戦の機会が多い環境の方が合理的。
こうした考えをまとめたとき、藤澤さんの中で一つの基準が生まれました。
それが「迷ったら険しい方を選ぶ」という考え方です。
■1社目のカルチャーは“基準”として染み付く
藤澤さんが1社目の職場で得たのは、スキルだけではありません。
一番大きかったのは仕事の基準だったそうです。
例えば
・問題の解像度を上げる考え方
・数字や事実で判断する意思決定
・チームとしての基準づくり
こうした仕事の進め方を、実務の中で体感できたことが大きかったと話していました。
社会人として最初に触れた仕事の基準は、
その後のキャリアでも「当たり前」として残り続ける。
だからこそ、最初の環境が重要だと言います。
■新規事業は市場から学ぶ
藤澤さんが1社目で関わった仕事の一つが、大手企業の新規事業プロジェクトでした。
この経験の中で強く学んだのが新規事業には最初から正解がないということです。
そのため重要なのは、
仮説を立てる
→ 市場に出す
→ 顧客の反応を見る
→ 学習して改善する
というサイクルを回すこと。
藤澤さんにとって、この「市場へのアプローチ → 検証 → 学習」の考え方が、
社会人として最初に身についた仕事の基準になったそうです。
■若い時の環境は“基準”になる
藤澤さんは学生時代、個人事業主として収益化もしていました。
それでも最終的に選んだのは、組織に入るという選択でした。
理由は学びの密度を高めるため。
組織の中で働くことで
・上司や先輩から直接学べる
・フィードバックを受けながら改善できる
・信頼を積み重ねて裁量を広げられる
といった成長機会が増えると考えたそうです。
もちろん、お金を稼ぐことが目的なら、業務委託という働き方にも合理性があります。
ただ、もし目的が学びや成長の機会を増やすことなのであれば、
組織に入る選択にも意味がある。
藤澤さんはそう話していました。
■向いている人/向いていない人(自己選別)
藤澤さんの考えでは、人が大きく成長する過程では、
・上司や先輩から厳しいフィードバックをもらう
・失敗を経験し、そこから学ぶ
・お客さんとのやり取りを通して仕事のレベルが引き上げられる
といった場面が、ある程度必要になることが多いといいます。
こうした経験を成長の機会として受け止められるかどうかによって、
その環境との相性が分かれてくるそうです。
向いている人
・厳しいフィードバックも成長するための機会として受け止められる
・失敗を避けることよりも、経験と学びの回数を増やすことを大切にできる
・任される範囲を広げるために、信頼を積み重ねていこうとする姿勢がある
(最初の行動、時間の使い方、約束を守ることなど)
・「居心地の良さ」よりも、学びの多さや成長のスピードを重視できる
向いていない人
・丁寧にサポートされながら、段階的に成長する環境の方が力を発揮できる
・まずは安定した環境の中で経験を積みたいと考えている
・自分のペースで仕事の幅を広げていく働き方を大切にしたい
今回の講義を聞いて、「最初の環境がキャリアの基準になる」
という言葉の意味が少し理解できた気がしました。
どの会社に入るかだけでなく、どんな環境で自分は成長するのか。
それを考えて選択することが、キャリアを考える上でとても大切なのだと思います。
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