「正しい思いを持ちながら、人のために本気で力を発揮できる存在でありたい」。 大学在学中の休学を経て、20代で株式会社KANNONを共同創業した取締役COO・菅原和真。
本記事では、彼が学生起業という道を選んだ理由と、その原動力となる「正義感」のルーツに迫ります。 事業が急拡大する中、彼は、最も幸せを感じるのは「メンバーが自分以上の力を発揮してくれた瞬間」と語ります。
注力事業「オペレス」等のビジネス領域と組織マネジメントを牽引し、「今の仲間を一生大切にする」と誓う若きリーダーの熱い想いをお届けします!
株式会社KANNON 取締役COO / 菅原 和真(Kazuma Sugawara)
大学在学中の2023年11月、山下(CEO)・難波(CTO)とともに株式会社KANNONを共同創業。学生時代は名古屋のコワーキングスペースの代表を務め、学生エコシステムの形成やコミュニティ運営に従事。大学2〜3年時の休学期間を経てKANNONへフルコミットし、2026年3月に大学を卒業。現在はCOOとして、研修事業や自律型AIロボット「オペレス」などビジネス(Biz)領域全般および組織マネジメントを統括する。
── 菅原さんは、大学在学中にKANNONを共同創業し、この春(2026年3月)に大学を卒業されたばかりなんですよね。学生時代はどのような活動をされていたのですか?
学生時代は、名古屋にあるコワーキングスペースの代表を務めていました。イベントの企画から集客、コミュニティ運営まで泥臭く取り組み、名古屋における「学生起業家や挑戦する学生のエコシステム(生態系)づくり」に熱中していました。
ただ、私の価値観の原点をもっと深掘りすると、実は「中学校での生徒会長」と「高校3年生でのクラス崩壊」の経験に行き着くんです。
── 穏やかではないワードが……詳しく教えてください。
中学生のとき、生徒会長として「学校をより良く変えよう」と本気で動いた時期がありました。学校の制度や慣習に明らかな改善の余地があったんです。
例えば、その学校では「掃除の時間は絶対に私語禁止」というしきたりがあったんです。教師に理由を尋ねても「ルールはルール」という返答で、特に理由はなかったそうなのですが。その時間を有効活用できると考えて、例えば部活動や生徒会からのお知らせなど、普段埋もれがちで、でも生徒にも学校側にも有益な情報を流すのはどうか、と提案しました。教師たちの検討の結果……掃除の時間、オルゴールの「アンダー・ザ・シー」が流れることになってしまった(笑)。
こういうことの連続で、結局何も実現できずに終わってしまったんです。さらに高校3年生のときには、私が標的になったわけではないのですが、クラスでいじめがあって。何とかしようとあれこれやってみても、色々なしがらみでうまくいかない。そこでも激しい「無力感」を味わいました。正しい思いや清い心を持っていても、それだけでは何も変えられない。「人のために力を発揮するには、正義を実行するための『実力』が必要だ」と痛感しました。この無力感への反骨心が、今の私の力の源泉になっています。
── KANNONの代表である山下さんとは、どのような経緯で一緒に起業することになったのですか?
実は山下とはもともと知り合いだったんですが……最初の大きな接点は「車の事故」なんです(笑)。
ある日、私が運転する車の助手席に山下を乗せていたときに、私が事故を起こしてしまって。幸い軽いものだったのですが、その時、山下が「保険料を払うよ」と言ってくれたんですが、当然私の責任なので丁重にお断りしました。するとその後、山下が情けをかけてくれたというか、仕事を振ってくれるようになり(笑)。
その仕事がうまくいきましたし、互いにとても心地よく進めることができたんです。
── お二人ともご無事で何よりです。そこからなぜ、共同創業へのフルコミットを決断したのですか?
大学2年から3年に上がるタイミングで、「将来、起業するか、就職するか」を本気で考えるために大学を休学しました。その休学中の秋に、KANNONへの参画を決意したんです。
ファーストキャリアについては、周囲の方々から「まずは大企業に入って経験を積んだ方がいい」など、本当に様々な意見をいただきました。でも、自分の心と向き合ったとき、一つの明確な答えが出たんです。
「これだけ優秀な仲間と本気で事業に取り組めば、万が一KANNONがうまくいかなかったとしても、自分自身が『とんでもなく強い人材』になっているはずだ。だから、将来絶対に困ることはない」と。そう確信できたことで、迷いなくフルコミットの決断ができました。
── 現在はCOOとして、どのような役割を担っていますか?
事業のビジネス(Biz)周り全般と、組織のマネジメントを担当しています。具体的には、AI研修事業の授業登壇から始まり、最近では自律型AIロボット「オペレス」のビジネス側の統括など、会社の成長に合わせて役割を広げています。
創業初期は、まだ「事業」と呼べるような段階になく、とにかく試行錯誤の連続でした。でもありがたいことに今では規模も拡大し、組織づくりやマネジメントにも深く関わるようになっています。
── 仕事の中で、一番「やりがい」や「幸せ」を感じるのはどんな瞬間ですか?
創業初期は、私自身が研修に登壇するなど、直接お客様に価値提供をして喜んでいただけることに大きなやりがいを感じていました。
しかし組織が大きくなってきた今、一番の幸せは「自分以外のメンバーが、私がやっていた役割を担い、時には自分以上のパフォーマンスを発揮してくれた瞬間」に変わりました。優秀なメンバーがイキイキと活躍し、組織として出せる価値がスケールしていくのを見るのが本当に嬉しいんです。
もちろん、このフェーズのベンチャーならではの大きな意思決定の連続で、大変さやストレスはあります。でも、もはや「そのヒリヒリ感がないと面白いと感じられない体」になってしまいましたね(笑)。
── KANNONをこれからどんな組織にしていきたいですか?
目先の利益や個人的な感情よりも、「正義感」を何より大切にできる会社にしていきたいです。
中学生の時に感じた無力感を二度と味わいたくない。「正しい思いを持ちながら、人のために本気で力を発揮できる存在」でありたい。それが私の軸です。社会をより良くするための正義を貫ける組織。それを私たちは「This is KANNON」と呼べるようなカルチャーにしていきたいと思っています。
また、今のKANNONは、組織内のどの2人を組み合わせても、くだらない話ができたり、いじり合えるような素晴らしい心理的安全性が築けています。これから組織が何十人、何百人と拡大しても、この温かい関係性だけは絶対に守り抜いていきます。
── 最後に、これから入社してくる未来の仲間に向けてメッセージをお願いします!
私自身、自分たちで立ち上げた会社しか知らないため、「他社と比べてここが良い!」と相対的な評価はできません。ただ、中にいる人間として確信を持って言えるのは、「KANNONは本当に面白く、心の底からワクワクできる環境だ」ということです。それは、他の組織から移ってきてくれたメンバーたちの楽しそうな表情を見れば、すぐに分かってもらえると思います。
すでに実績や数字が出てきているとはいえ、決まりきったレールを外れてベンチャーに飛び込むのは、間違いなく勇気がいる選択だと思います。でも、一歩を踏み出したからこそ得られる圧倒的な成長と面白さが、ここにはあります。
この最高のタイミングで、勇気を持って参画してくれる仲間たちのことを、私は「一生大切にする」と自信を持って宣言します。正義感を胸に、私たちと一緒に世界を変える挑戦をしませんか? ぜひ一度、お話ししましょう!
KANNONは一緒に働く仲間を募集しています。詳しくは以下の募集をご覧ください。
まず話だけ聞いてみたい、という方も大歓迎です!