尾上 慎のプロフィール - Wantedly
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2022年にITSへ中途入社しました。尾上 慎と言います。年齢は25歳です。趣味はほぼ「仕事」と言っても過言ではないんですけど、それ以外には週3回ほどジムに通って、リフレッシュがてら筋トレをしたり、週末には友達と飲みに行ったり、たまにゴルフをやりに行ったりもします。
学生時代は比較的まじめな学生でした。大学に交換留学の制度があったので、大学1年は講義やサークルをやりつつ、留学を目指して英語の勉強に時間を費やしました。
そんな感じで1年間を終えて、大学2年の夏に交換留学生としてフロリダの大学に行きました。交換留学になるので、向こうの講義を現地の人と受けたり、単位も取る必要があったんですけど、バイトも特にやっていなかったので時間的な余裕は結構ありました。
むしろ隣に友達が住んでいるような状況だったので頻繁に遊びに行ったり、旅行に行ったりと、時間とお金を気にせず存分に遊んだ1年間という感じでしたね。その後、大学3年の夏に日本へ帰国し、そこからはインターンと就職活動を始めることになります。
結論から言うと「コンサルティング」と「金融」の会社を中心に受けていました。就活当時は自分のやりたいことがハッキリ決まっていなかったこともあって、とりあえず「選択肢を幅広く持てるようなファーストキャリアを選びたいな」と思っていました。
要するに、その後のキャリアにも活かせるような「汎用性」を軸とした就活ですね。コンサルティングを選んだのも「市場価値が高い」と言われる職種ですし、金融を選んだのも会計やファイナンスはどの企業にも付きものなので、汎用性の高いスキルが身に付くと思ったからですね。
実際に選考を受けたのは「コンサルBIG4」をはじめとするコンサルティング会社、そして「外資系の金融」ですね。他にも有名どころは全部受けました。結果的にコンサルBIG4から複数の内定を頂いたんですけど、その中から「デロイトトーマツ」に入社を決めました。
改めて自分の就活を振り返ってみると「選択肢を幅広く持てるようなファーストキャリアを選ぶ」というのは間違っていなかったと思います。
僕もそうでしたが「やりたいことが分からない」という就活生は多いと思うんですけど、現時点で答えをすべて出そうとする必要は無いんですよね。僕が「汎用性」を就活の軸にしたように、フワッとしたビジョンだったとしても、自分のビジョンに少しでも近づけそうな会社を選べば良いと思います。
逆に「やりたいこと」「入社したい企業」が明確だったとしても、実際に入社してから1〜2年目に何をやるのかは知っておいた方が良いと思います。というのも、やっぱり「理想と現実」があるから。
例えば、商社なんかはキラキラしたイメージがありますけど、実際は事務作業ばっかりだったとか。人材関連の大手に入社できたのは良いけど、テレアポしかしていないみたいな人もいる。
もちろん自分に合ったそれぞれの仕事があるとは思うんですけど、ミスマッチを避けるという意味でも入社後のイメージは持っておいた方が良いのかなと思いますね。
デロイトトーマツでは、M&Aのアドバイザリー事業を担当する部署に所属していまして、通称FAと呼ばれる「ファイナンシャル・アドバイザリー」の業務をやっていました。
FAの仕事を簡単に説明すると、M&Aの全体プロセスをクライアントと一緒に並走して、交渉をはじめとする各種サポートを行うのがFAの役割です。
例えば、M&Aは結構長いスパンでプロジェクトが進行するんですけど、その中では会計士、弁護士、コンサルの人など色々な専門家が介入します。そういった各方面の専門家たちの意見をまとめてクライアントに報告・調整したり、またM&Aには必ず相手がいるものなので、相手側のFAと売買価格の調整、諸条件の折り合いを付けたりなどが仕事です。
特に大変だったのは「デューデリジェンス」と呼ばれるフロー。いわゆる買い手側が購入を検討している企業についての質問を投げるフローのことですね。この際、買い手が複数社いたりすると凄まじい量の質問が来るんですよ。
物量的な大変さはもちろん、財務・労務・法務に関する高度な質問が来るので、一旦自分の中で噛み砕いて「こういう質問が来ていますので、この回答方針で行きます」みたいな素案をクライアントに出さないといけない。ただ、素案を出すにも様々な知識が必要になるので、そこのキャッチアップは特に大変でした。
結論から言うと「将来的に独立したい」という夢の実現により近づける職場を求めたからです。
デロイトトーマツでは学びも多かったし、仕事自体もすごく楽しかったんですけど、やっぱりデロイトトーマツという会社の「一作業者」でしかなかったんですよね。
結局、クライアントと直接対峙できるのは35〜40歳くらいのマネージャークラスの人。つまり、そのクラスになるまでに5〜10年の下積みが必要になると。でも、将来的に独立することを考えるとちょっと時間的に長いと思ったんですね。
であれば、クライアントとの距離がもっと近く、直接インパクトを与えられるような仕事をした方が、僕にとっては「やりがい」という意味でも、「スキル・経験」という意味でも得だと思ったんですよ。それがデロイトトーマツからの転職を決意するキッカケになりました。
デロイトトーマツを退職した後なんですけど、転職活動を経てITSに入社したわけではなく、代表の塩津さんに直談判して入社させてもらいました。
実は塩津さんとはインターン時代にもともと面識がありまして、ITSのやっている事業も何となくは分かっていました。そんな感じだったので「久しぶりです」みたいなところから始まり、何度か喋る機会をもらって、最終的に入社を承諾して頂いたという感じです。
ちなみに、そもそも「なぜITSを選んだのか」というところに触れておくと「塩津さんに憧れて入った」という側面が結構あります。塩津さんのキャリアは僕にとってもかなり魅力的で、CFOをはじめ、M&A、融資、資金調達など出来ることの幅が物凄く広い。要は業界では稀に見る超優秀な人なんですよね。
自分の思い描いている将来像に近い存在でもありますし、学べることも多いと思って、他の会社を検討することもなくITSを選びました。
現在はクライアントのバックオフィス業務を一手に引き受ける仕事、いわゆるBPOと呼ばれる仕事を担当しています。具体的な業務内容で言うと「経理」と「労務」が仕事の大部分を占めますが、場合によっては「法務」を弁護士と連携しながらやったり、「財務」も必要に応じてやったりします。ちなみに僕は現在6社ほど担当させてもらっています。
実際にITSで働いて思うのは、やっぱりクライアントとの距離が圧倒的に近いことが良いですね。実際に相手の顔も見えますし、直接インパクトを与えることもできる。その反面、責任の重たさも今まで以上に伝わってくるんですけど、僕の場合はむしろやりがいに繋がっています。
あとはやり取りの相手が「経営者」になるので、そこは前職と全然違うところですね。やっぱり経営者というのは、事業を起こすような人だけあって凄い人が多いんですよ。そういう人たちとコミュニケーションを取れる環境があること自体がまず稀ですし、学びという意味でもひとつの楽しみになっています。
これは前職でもそうだったんですけど、知識のキャッチアップですね。
僕がこれまで経験してきた仕事は、財務諸表を見てどうこうする仕事で、財務諸表を作るみたいな部分はやったことがなかったんですよ。なので経理に関する知識のキャッチアップは最優先で求められるし、今後は法務・労務・総務などの知識も網羅していく必要がある。
現状だと調べながらの作業に時間を奪われていて、本来やるべきことが出来ていない。要は数字を見て「こうなので、こうしましょう」みたいな付加価値のある仕事にたどり着けていないんですよね。作業時間が減れば、そこに時間を回せることが分かっているだけに、知識のキャッチアップには力を入れていますが、やはりバックオフィスは幅が広くて知識習得もかなり大変に感じています。
ちなみにITSには色んなバックグラウンドの人がいて、誰かしらその知識に精通している人がいます。ナレッジシェアみたいな仕組みも社内にはあるので、そこは僕自身も有効活用させてもらっています。
日々の業務から技術面の成長はもちろんなんですけど、経営者とのコミュニケーションを繰り返したことで「経営的な視点」で物事を捉えられるようになりました。
経営的な視点というのは、簡単に言えば自分にいくら人件費が掛けられていて、一成約ごとにどれくらいの利益に繋がるのかみたいな話です。
まず一般社員の場合、どうしても「営業件数」や「売上」など、"単純な数字"でしか見れないことが多い。そして成果云々よりも「自分の頑張り」をアピールしがちな部分があったりする。
一方で上の人たちが見ているのは基本的に「投資対効果」なんですよね。つまり自分が頑張ったかどうかではなく、自分の貰っている給料以上に成果を出せているのかという視点です。
現時点では、こういった小さい部分の気付きでしかないんですけど、さらに視座を上げて最終的には事業部をまたいで会社全体が見えるようになれれば良いなと思いますね。
現状、ITS社員の大半がBPO事業を担当しているんですけど、塩津さんが担当されているようなCFO事業を皆がもっと出来るようになるべきかなとは思います。
これはどの企業にも言えることですけど、より付加価値の高いサービスを追い求めることこそ、企業のあるべき姿だと思っています。そういった姿勢を貫くことで会社の事業成長はもちろんですし、自ずと社員ひとりひとりの成長にも繋がっていくと思うんですよね。
僕自身としては、まずCFOが出来るようなスキルセットの構築を目標としていて、加えて今までやってきたM&Aの専門性もさらに磨いていきたいと思っています。この両軸で自分のスキル・経験をどんどん付けていって、最終的には独立して自分で事業を回したいですね。それこそ塩津さんのように、CFOとして色んな会社に関われたら良いなと思っています。
仕事は几帳面なんですけど、まじめ過ぎない人が合うのかなと思います。やっぱりバックオフィス業務を取り扱う以上、ミスが許されない部分はあるので適当だったり、乱雑な性格の人は合わないと思います。
一方でまじめ過ぎるのも良くなくて、特に経営者との信頼関係を築く上で好ましくないんですよね。相手から「一緒に働きたい」と思われるようなパートナー関係、いわゆる右腕みたいな存在として認められるようにならなくてはならないので、ある程度フランクな対応だったり、コミュニケーション能力は求められると思います。
応募者の中にはバックオフィス業務経験の有無を気にされる方もいますけど、スキル面はちゃんと勉強すれば後から付いてくるものなので、あまり重要視されていないですね。むしろコミュニケーション能力に長けている人の方が、ITS的には重宝されているんじゃないかなと思います。
ちなみに仕事に対する価値観はそれぞれあると思うんですけど、ITSは組織の設計上「定時帰宅できるようなホワイトな職場環境で働きたい」という安定志向のキャリアも歩めるし、「ガッツリ働いてどんどん昇進したい」という上昇志向のキャリアも実現できます。
ITSは「自分がどういうキャリアを積みたいのか」「自分がどういうことをやりたいのか」など、社員ひとりひとりの希望をしっかり聞いてくれる会社なので、それぞれのキャリアビジョンを持った人が共存している会社だと思っています。
僕のように「やりたいことが決まっていないから、汎用性の高いスキルを学びたい」という人には、ITSは合うと思います。会計スキルはどこの会社でも使えますし、学んでおいて損はないと思います。
そしてITSならではの魅力は、やっぱり経営者と直接やり取りできる環境があることですね。経営者繋がりで色んな人と知り合えますし、人脈形成という意味でもかなり有利だと思います。それこそ僕のように将来的に独立したい人なんかにもすごい良いんじゃないかなと思いますね。
本日はお時間をありがとうございました!
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